“バロン西”不在の意味 ～ 大河ドラマ『いだてん』感想戦

tk21＠ IN MOURNING @tk2193

映画版では榎木津を阿部寛さんがやっていたが、もしも西竹一をやるなら俳優はそれこそ阿部寛さんその人しかいなかっただろうな。たぶん。 #いだてん twitter.com/tk2193/status/…

tk21 @tk2193

わかる人にはわかっていただける例えだと思うが、「いだてん」世界に西竹一を登場させるのは、さしずめ 京極夏彦氏の小説に登場する「榎木津礼二郎」をあのドラマに転生させるようなものである。それでは強すぎて物語が撹乱されてしまう。 #いだてん #百鬼夜行シリーズ

2019-12-22 23:39:16

シバの殿下 @Mahal

しかし正直、戦前の「大学とか行ける人」って現代的な「市井」から見たら平均年収1500万とかで嫉妬の嵐を食らう一部業界みたいな世界だと思ったりもするし、ハリマヤシューズとかも戦後の段階で普通にいっぱしの企業だったろうと思うと、五りんが唐突に「庶民」として出て来るの実は不自然というお話も

シバの殿下 @Mahal

散々世話見てきた女の子がダンナ戦争で亡くして苦労してたら、普通あの文脈でハリマヤさんが手塩に掛けるんじゃないのかな #これ火垂るの墓で海軍の左官クラスの子弟がそんな放置されるわけないやろ的なツッコミと同音異曲なネタではあるな

シバの殿下 @Mahal

その辺、「ガチ市井」としてハリマヤ周りと孝ちゃん清さん周りは戦前までは分化された描写になってて、そこを戦後に五りんの弟子入りという形で合流させる部分に「らしからぬ雑さ」があった、というお話にはなると思われ

シバの殿下 @Mahal

ただ、あのドラマ実際に「占領期」の描写自体がそこそこ雑だったというか、ある意味バロン西以上に「描かれているはずのものが描かれていない」区間ではあり、そこも「描かれなかった理由」は考察されるべきとこなのかも

tk21＠ IN MOURNING @tk2193

@Mahal なるほど。たしかに。

シバの殿下 @Mahal

「戦後日本」が、それ以前と比べて上下の格差が無くなったという意味で「良い世の中になった」的なナラティブは自然に日本人に染みついてる気はするけど、そこのメカニズムを細かく追い求めることは微妙に「避けたい何か」にはなりがちなのかも

シバの殿下 @Mahal

たぶん「突き詰めると、カタストロフが何かあればそうなります」という、カタストロフの被害者に損を全部押し付けるメソッドに帰してしまうとこを無意識に恐れてたりする可能性