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バーミンガムとドゴスギア

アイコンを見ての通りここはストライクウィッチーズクラスタ……なんだけど何故か盛り上がるガンダムトーク。 0083の戦艦バーミンガムとZのドゴスギアの設定に関する考察+αです。
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M-鈴木 甲28 @kapitan_black

但し、画面は同時にその限界も明確に示しており、最新の高機動艦であるアーガマ級ですら、対地効果(叉はMクラフト)無しに1Gを水平姿勢のまま得る事は出来ない。カミーユらを回収しようとした際の発言や描写からも明らかだと言える

2011-06-10 06:52:36
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

主機の指向方向と異なる方向への強引な推力の獲得は、主機のそれと比べて分子当たりの獲得熱量の差からとんでも無い量の推進剤を浪費するのは間違いあるまい。

2011-06-18 08:07:09
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

だとするならば、月面上空にて対地静止座標を維持する行為が艦船に求める負担は、噴射システムへの負荷と消費の2点からだけで見てもとても片手間に出来たものではあり得ない。

2011-06-18 08:07:12
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

そして劇中でそれを成し遂げている以上、戦闘艦艇・・・特にZ時代以降(グリプス戦役=地球連邦軍の内訌戦~第一次・第二次ネオジオン戦役)に登場した新型艦艇は驚異的な推進剤保有量と信頼できるサイドスラスタを有すると考えるべきだ。

2011-06-18 08:07:24
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

船体の各部に設けられたスラスタの能力を支えるものは、結局のところ推進剤を加速する能力にあるのだが

2011-06-18 08:07:37
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(注:ここでは艦船の推進剤=プロペラントを化学燃料では無く核融合炉の燃料とその熱で膨張して噴射される反動材を兼ねる水素(核融合炉にはヘリウム3も必要)だと仮定する)、それを支えるエネルギーである主機出力が如何に膨大であり、船体内を移設できているかを示すものが放熱板の存在だ。

2011-06-18 08:07:51
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

主機で生じた熱の余剰分を効率よく輻射排熱するのに放熱板(翼)が必要と考えられる事自体、MSに較べて熱容量が大きく、発熱:放熱比で有利であるが故に活動能力に余裕があるとされた艦船が、戦闘出力の向上とメガ粒子砲の多数搭載/出力上昇・・・

2011-06-18 08:08:20
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

時代と共にその認識を改めざるを得なくなった証左だとも言える。そして、その余剰熱を放熱板に集中させる事が出来る事実が効率的な熱交換/移送システムの存在を示している。

2011-06-18 08:08:29
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

一年戦争時に主流だった連邦系の棒状船体であってもサラミスの船体下面にビルジキールの様に放熱翼が用意されているが、アーガマ/ネイルアーガマでは長大な放熱翼を展帳しており、特にアーガマの場合は折り畳みが可能となっている。この機能は3つの意味で重要である。

2011-06-18 08:08:50
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

1つが放熱効果の向上(輻射に頼っての放熱である以上、船体の視差角が小さくなる状態で展開できればそれに越した事は無い)、次に慣性モーメントの減少(質量は重心近くに集中していた方が後述する運動性が向上する)、最後に赤外線スキャンに対する隠蔽効果である。

2011-06-18 08:09:00
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

一方のアレキサンドリア級などの場合、若干小さな放熱翼が船体側面の主機に付随して設置されており、旧ジオン系の場合は船体形状そのものが扁平に近く放熱機能を狙ったものが見受けられる。

2011-06-18 08:09:11
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

さて、話をサイドスラスターに戻したい。

2011-06-18 08:09:42
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

月面降下等の目的を除いても、サイドスラスタの存在は非常に重要だ。何故なら、宇宙空間で進行方向(運動ベクトル)を変えるには、現在の移動方向と異なる方向に噴射する他無い

2011-06-18 08:10:06
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(地球上=大気や水がある環境での「舵を切る」と言う感覚とは全く異なる)のであるが、最も効率的なのが船体の向きを変えて、主機を噴射すると言う事実に異論は無いと思う。つまるところ、柔軟な運動性は船体の大幅な転回と噴射、そして対敵姿勢の復帰だと言う事になる。

2011-06-18 08:10:19
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(対敵姿勢を質問する向きは無いと思う・・・まあ、概ね正面を敵に向けた姿勢だと理解してほしい)つまり、船体の先端と後端で逆方向に噴射して、向きをぐるりと変えて、主機を噴射、移動ベクトルを変えてから向きを戻す訳だからその時間は短いに越した事は無い。

2011-06-18 08:10:29
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

その速度はどの位のものか?結局は、その推力(加速G)によるのであるが、月面降下能力から最大で0.25G程度だろうか?勿論この数値には船体規模によって大きな差があり、加えて推進機の配置にも影響を受ける。

2011-06-18 08:10:44
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

アレキサンドリアやアーガマの様に主機が船体幅一杯に配置されている場合、各々の出力差である程度の旋回機動が可能であり、運動性は高くなる。

2011-06-18 08:10:55
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(その一方、正面投影面積が増大して対敵姿勢時の被弾確率は多少増大する)面白いのはアーガマ系とアイリッシュ級の場合で、主機の外側又は左右に幅広く配置した主機の上下の間に「高機動スラスタ」(半円状のユニット)を配置し、船体運動性を向上させている。

2011-06-18 08:11:06
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

殊にアーガマの場合は船体規模に対する配置幅が異常に広く、そのモーメント量は全宇宙艦艇中最も大きく運動性の高さは特筆すべきものがある。

2011-06-18 08:11:20
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

但しこれは被弾脆弱性の高さも齎しており、アーガマ級の武装配置(後方に1門振り分けたメガ粒子砲とシャッター内に隠匿配置した弱装甲メガ粒子砲)も含めてエウーゴによるアーガマ級に期待する役割/運用目的を明確にしている。

2011-06-18 08:11:33
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

(この事はアーガマ級が機動巡洋艦と呼称されながらも、その実Qシップやハッシュ・ハッシュ・クルーザー的性格が強い存在である証明だとも言える)

2011-06-18 08:12:02
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

さて、改めてサイドスラスターを利用した船体の転回速度について考える。勿論、船体の転回はベクトルの変更以上に戦況の変化(対敵姿勢の維持)の意味でこそ重要であり、ある程度以上敵と近接して戦闘する意志がある艦船であれば蔑にはしない要素だ。

2011-06-18 11:39:07
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

しかし、この能力はスラスターの能力と船体のサイズだけに起因しない問題も存在する為に大型艦ではある程度放棄せざるを得ない要素になる。それはGの問題だ。まずは、単純な加速能力から来る問題を検討してみよう。

2011-06-18 11:39:13
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

仮に船体の重心が構造中心にあり、両端を0.25Gで加速出来ると仮定した場合、全長100m/200m/300m/400m/500m/600m/700mで180°の方向転回(加速終了して安定するまでの理想時間)を比べる。

2011-06-18 11:39:35
M-鈴木 甲28 @kapitan_black

この数字は各々15.9秒/22.4秒/27.4秒/31.7秒/35.5秒/38.8秒/41.9秒となる。(実際には90°向きを変えるまで加速し、残りの90°回転する間に減速する)

2011-06-18 11:39:43
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