3.11メディア再考
次のNCに参ります。3.11と新聞凋落の証左か復活の兆しか。新聞、テレビ、ラジオの可能性を3.11をきっかけに客観的に見直して行くことがこのNCの目的である。
2011-05-20 11:21:06新聞の仕組み。コンテンツ・コンテナとコンベアの3要素がある。今回、新聞に寄せられた不満は被災地域では物流が寸断=分散型ネットワークの優位性?速報性はネットの方がある。これらはコンテナとコンベアの問題である。
2011-05-20 11:23:42コンテンツにおける新聞の優位性。①情報の信頼性=デマバスター②圧倒的情報量=普段30面換算で30万字=新書約2冊分③一覧性=問題の多面的認識④記録性=上書きされないデータ、現代史⑤総括的批判=例として検証大震災(毎日新聞)
2011-05-20 11:26:06コンテナ批判の検討=被災翌日から地元記者による手書きの新聞発行(例:石巻日日新聞)。非被災地では、全国各地に印刷工場を保持しているためアナログの分散型のネットワークになっている。停電時にも読める。充電も必要ないので紙だからこその特徴。
2011-05-20 11:28:45コンベア批判=速報性の欠如。新聞の補完としてインターネットが存在するのではないか? これから新聞というものは必要になってくる。震災や戦争等があるとより新聞が必要とされる。日本に乱世が到来すれば、ニュースも注目される。もちろんインターネットも絡め、双方の必要性があるのでは。
2011-05-20 11:31:11震災報道とテレビ。テレビの役割①情報収集。 ほとんどが非被災地への情報が主だった。また、強引な取材が行われてもいた。親の遺体を発見した子供にマイクを向けたり、人の心をえぐる様な質問。取材が被災地の邪魔にも?阪神大震災の際は、ヘリの音により被災地での声かけが困難だったり。
2011-05-20 11:33:57小規模な被災地情報の欠如。茨城県や千葉県も被災していたのだが、ほぼ東北に集中していた。 ②意味付け 各局が情報をそのまま流しているだけ、考察がほとんど皆無。 数字に重きを置き過ぎで、その効果に触れない(放水が◯回ありました。)事実報道に終始していた。
2011-05-20 11:36:39ラジオ復権。 ラジオの利点・魅力とは?停電時であっても電波さえ届けばいつでも何処でも誰でもラジオは聞くことができる。地震等で放送局が被災しても、肩に担げる様な小型送信機があれば臨時のラジオ局を開設することが簡単。
2011-05-20 11:43:36ラジオは速報性を語る上でテレビとも変わらない。しかし、ラジオは音だけで配信するものでもある。テレビは音+映像で圧倒的迫力で情報を伝える。テレビを中心としたメディアの時代に戦後、突入していたが、果たしてラジオはどうなっていったのか。
2011-05-20 11:45:49ラジオ、1週間平均累積視聴時間14.8時間。さらに最近若年層がラジオを聞く時間が増えてきている。なぜか、PCや携帯電話の普及により、ブラウザを見ながらでもながら視聴ができる部分がラジオの強みでもあり、視聴時間が増えているのではないか。
2011-05-20 11:47:54東日本大震災発生時のラジオの役割。 情報の速報性、正しい情報を即座に伝える。阪神大震災の教訓を元に、コミュニティラジオを全国的に開局。災害時は全国放送よりも、より細かい情報を発信し続ける。地域密着型の情報提供を行いやすいメディアでもある(物資の配給、避難所の情報、天気、安否情報)
2011-05-20 11:50:28インターネットラジオ「radiko」。普段はエリア制限をして首都圏では首都圏の局しか聞くことができなかったが、震災時はエリア情報を解除し、必要な情報を必要な地域の人々が聞くことができるような状態にした例もある。
2011-05-20 11:52:12日本のラジオのこれからの課題。インターネットラジオはiTunesに登録されているだけでも1000局以上。インターネットラジオは日本では放送ではなく通信として見なされており、JASRACが定めるところによると事前に著作権量を払わなければいけない。
2011-05-20 11:55:15東日本大震災を通して、県域ラジオや、コミュニティラジオの利便性が見直された出来事でもある。これからもまだまだラジオにも可能性があるのではないか。
2011-05-20 11:56:19メディアに対する家庭の予算の枠はある。昔は新聞をとればそこで情報を得ることができたが、今はインターネットや新聞を買ったり、音楽も買ったりと予算が分散し部数も増えない?新聞が生き残るには信頼性が高いものを提供し続け、そして情報をストーリングテリングとして伝える力といった本質が重要。
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