- kimura_ryohei
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陽光に照り映える新緑とホトトギスの声。九州で、ここのところずっと精神的にキツイ状態だったのを、とにかく一息ついて、稽古にもかなり没頭出来て、という日々を送ってこれたのだが、帰宅すると再びまた放置出来ない問題が私を待ち構えている。
2011-06-07 14:12:06原発の収束も目途が立たないのはもちろん頭痛の種だが、ここに予想していた遺伝子組み換え作物を荒廃した日本に一気に持ち込もうという動きが加速しているとの情報が入ってきた。
2011-06-07 14:13:33先日、この遺伝子組み換えの作物についての意見を農水省が募集しているという事についてツイートしたところ、さすがに私のツイッターフォロワーの方々からは大変大きな反響があり、何人もの方々が御意見を農水省に送って下さったようだ。
2011-06-07 14:14:46この遺伝子組み換えの作物に関しては、「別にそれを食べたからといって、消化されればいままでの作物と同じことで恐れる必要はまったくない」という意見もある。
2011-06-07 14:16:12果たして本当に身体に影響がないかどうかは分からないが、私が遺伝子組み換えの作物が非常に問題があると思っているのは、この遺伝子組み換えの作物の種子が一代限りで、種を常にモンサントなどの企業から買わねばならないという事である。
2011-06-07 14:17:38しかも、モンサント社は自社との契約栽培を非常に厳密に守るよう迫り、その遺伝子組み換え作物の種子の花粉が飛んで、契約外の農家の作物に紛れ込んだのを「勝手に我が社の作物を栽培した」と、その農家を訴えるという手段に出たりするからである。
2011-06-07 14:21:06これは、まるでヤクザが因縁をつけるアコギなやり口と変わらない。どう考えても人間として多少なりとも他を思いやる心があれば出来ない事だと思う。
2011-06-07 14:21:46こうした遺伝子組み換えの種子の問題については、震災の起こる前、鳥インフルエンザの問題などと共に、私のツイッターで何度も書いたことなので、御関心のある方は御覧になって頂きたい。http://p.tl/P6pC
2011-06-07 14:22:39そして、その当時散々書いたが、この遺伝子組み換えの種子問題は、アメリカの食品安全近代化法案と直につながり、遺伝子組み換えの種子以外の栽培も所有も法律で禁止する!という恐ろしい事態にまで展開しかねないようなのである。
2011-06-07 14:23:56震災の復興も原発の対応も重要だが、そうした大きな問題のドサクサに紛れて、喰いこんで来ようとするこうした事態に対して、悔いを千載に残さないよう十分に注意する必要があると思う。
2011-06-07 14:24:55より多くの方が、先日もツイートした農水省への意見提出サイトに御意見を寄せて頂きたい。締め切りは6月21日との事。なぜ新聞等に大きく告知しないのかと思うが、それはすでに農水省もその方向に舵を切りたいと思っているからかもしれない。
2011-06-07 14:25:55とにかく、その決定に少しでもブレーキをかけるべく、多くの方々に御協力頂きたい。アドレスは以下の通りです。https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html
2011-06-07 14:26:40甲野先生の農産物に関する連続ツイートは、近い将来今日本を揺るがしているどの大問題よりも尚、気の重い、沈痛な問題となる可能性がある。これには震撼する。
2011-06-07 14:44:42メールマガジンの原稿の追い込みやら、他の企画の相談やらで、今日もバタバタだが、海外から遺伝子組み換え作物の問題について、深く憂えてメールを私のサイトの管理人宛てに送って下さった方があった。
2011-10-13 16:04:01この問題は、今後大変な禍根を残す恐れのある問題なので、私も何度かツイートして、すでに御承知の方も少なくないと思うが、あらためてここに、このN女史からのメールを御紹介し、より多くの方々にこの問題について考えて頂きたいと思う。
2011-10-13 16:05:58私は今在米で、日本国内でどのように物事が決められたのかは、私にはわかりませんが、アメリカでは、食品に何の表示も無く、食品への遺伝子組み換え食品の表示をいくら訴えても、ずっと蹴られ続けていると思います。
2011-10-13 16:09:26又、それについて、著名人(オプラ・ウィンフリー)などが自分の番組内でコメントをしたことから、逆に訴訟をされたりしています。モンサント社の種はそれ自体が、たぶん除草剤なので、周りの草をどんどん殺していきます。
2011-10-13 16:11:02これまで、アメリカ国内、カナダ、インドなど、モンサント社が非道なやり方で周辺農民に訴訟を起こし、苦しませてきたこと(自殺者なども多々出ている)。
2011-10-13 16:12:20これは、種という、生き物に特許をかけ(生き物に特許をかけるということ自体、道徳上間違っている。)、隣の農場などにその種が風などで運ばれて発芽するのは自然なことなのに、それを特許の種を勝手に使っていると文句をつけ、訴訟を起こすのである。
2011-10-13 16:13:31ものすごく、倫理に欠けたあくどいやり方で多くの農民を苦しませ、又、権力のある政治家と司法が癒着して、裁判では、間違った判断がなされ、農民が負け、結局、モンサント社の遺伝子組み換え種がものすごい勢いで、市場を奪いつつある。
2011-10-13 16:14:50その結果、大豆でもとうもろこしでも、その他でも、種の多様性がどんどん無くなり、種の多様性がなくなることは、後々人類の大災害へとつながっていく。
2011-10-13 16:15:52