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momochinosekai
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ももちの世界『ハルカのすべて』(神戸アートビレッジセンター)を見ました。作演のピンク地底人3号さんは学生時代からの友人なのですが、もはや友人の舞台を見に行くとかでなく、単にピンク地底人さんのファンになってる気がします。
2020-02-08 17:08:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
まず驚いたのが雑踏の表現。舞台の周囲を取り囲むマイクを使って、俳優たちが声でさまざまな物音を出していて、それが立体的な音風景を見事に見せてくれていて、舞台上を行き交う人々の流れと合わせ、「空間というのは、ひとと音の配置によって立ち上がるのだな」と強く感じました。街があった。
2020-02-08 17:08:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そうした立体的な風景のなかに、人々がいる。抱き合い、祝福される男性同士のカップルがいる。そんな街を生き抜いたトランス男性がいる。そうしたマイノリティを扱う作品は増えていると思うのですが、本作はひとりのトランス男性の人生を丸ごと、その傷も喜びも、そして若い世代への希望も込みで語る。
2020-02-08 17:08:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
『his』がただの悲しい話でもただの美しい話でもない、けれども爽やかで幸福な、男性カップルのひとつの生きざまの映画だったように、『ハルカのすべて』もひとつの生きざまを丸ごと舞台のうえに乗せているよう。題材にしているのでなく、きちんと一個の人間として、主人公にしている、と感じる。
2020-02-08 17:08:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
しかもそれが現実と映画が入り混じり、そこに空想も付け足され、『千年女優』を彷彿とさせるような万華鏡めいた風景が作り出される。驚くべきはそれが、幕も張られておらず、たった四つの箱が置かれているだけの舞台で、小道具もなしに成し遂げられていること。演劇の楽しみが詰まっていました。
2020-02-08 17:08:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
それにしても、主演のかたは常に舞台上にいて、ほかのひとたちも舞台からはけているあいだも客に姿を晒してずっと効果音を作り出していて、力のある俳優さんでないと糸が切れてしまいそうな、たいへんそうな舞台でした。それが少しも緩むことなく常に流れ続けていくさまは、強烈で美しかった。
2020-02-08 17:08:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
きょうのお芝居みたいなのを見ると、演劇って本当にいいなって思います。映画も好きなのですが、こちらのイマジネーションをぐいぐい吸い取って、現に見ている、聞いているものとは違う何かを知覚させるような独特の力は、優れた演劇にこそあるように思う。
2020-02-08 17:13:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あと受付に『ブリグズビーベア』のTシャツを着てる方がいらして、羨ましかったです。
2020-02-08 17:18:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ももちの世界 #5『ハルカのすべて』 (@ 神戸アートビレッジセンター in 神戸市兵庫区, 兵庫県) swarmapp.com/c/1sk32oKWYV1 pic.twitter.com/4MvZrBX1VY
2020-02-08 17:28:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
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ももちの世界「ハルカのすべて」を観ました。ピンク地底人で1番好きだった作品の一つである「明日を落としても」を彷彿とさせる所もあって、でも『音』を沢山の演者が演じるという試みがとても演劇的でおもしろく、かつ、「妊婦」「月」「宇宙飛行士」「銃」など彼がよく扱うモチーフがいたるところに
2020-02-08 17:36:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
散りばめられていて、そういう何処かファンタジックなのに繊細でリアルっぽさもあるところも会話劇ではない時の彼の脚本の魅力だなぁ、と改めて思った。今回は「パカランパカラン」と付いて回る馬(?)も素敵だった。色んな気持ちや想いが詰まりつつ、カタルシスもあって良い終わり方だった。
2020-02-08 17:39:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
色んな情景や場面を、演者が発する『音』で表現しているのは、本当に素晴らしかった。デパートの屋上の遊園地のノスタルジックさはたまらなかったなぁ。
2020-02-08 17:45:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
きょうのももちの世界のトークショーいきたかったなあ。ケラさん、くるとか、すごくないか。ケラさんとウォーリーさんと3号さんのトーク聞きたかったな。‥が、私は、子供達のごはんとかいろいろ使命があるのだ、、、。
2020-02-08 17:48:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「コトリ会議」が耳をすまして音を聞く芝居で、今回の「ももちの世界」は音がせまってくる芝居。同じように音を主にしても、まったく違うアプローチ。どちらもよいお芝居でした。
2020-02-08 17:55:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
映画を題材にもしてて、そこも私がはまりがよかった理由なのかもな。ギャスパー・ノエの「カノン」とかっぽいなー、と思う場面があって、後からリーフみて、まさにそのタイトルをみつけて、心の中でなんだかちょっとガッツポーズ。‥と感想が続くくらい、良いお芝居だったのですよ #ハルカのすべて
2020-02-08 18:01:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
演技のことはあまりよくわからないけど、のたにかな子さん、すごい俳優さんだと思う。役柄自体も難しいと思うけど、終始ただひとり舞台からまったく立ち去ることなくずっとあの空間を、流れをもたせ続けるのって、素人目ながら並大抵のことではなく感じました。のたにさんの演技をもっと見てみたい。
2020-02-08 18:12:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ツイッター観てたら同じ回にすごい知り合いいてたぽい。ももちの世界観てきました。没入して境目が分からなくなる。世界と想像の境界が消える。透明で悲しくて幸せ。終演後は映画館を出る感覚でした。帰路は街の音に耳を澄ませます。パンフも改めて読もうっと。面白かった!
2020-02-08 18:13:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#ハルカのすべて の初日 観劇しました! 初めて観る雰囲気の作品でした。 全編通して、街の音を俳優さんたちがアカペラで付けているのがすごかった‼️ pic.twitter.com/BzxC5pMIBQ
2020-02-08 18:14:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)