#グッドオーメンズ 、オーディオ(ラジオ)版・天使と悪魔の観察メモ。

グッドオーメンズ観ました最高ですよね!?の勢いでドラマ版メモをまとめたついでに、オーディオ版(BBCラジオ版)と原作小説版(邦訳・角川文庫)の自分用メモもちまちま始めました。聖書関連、英国史関連、元ネタなどあれこれ、気がついたこと。※いずれも、あくまでも個人の知識内での感想ですー。 ドラマ版:https://togetter.com/li/1378134
32
前へ 1 ・・ 4 5
toasterGO @toastomens

メタトロン様といえば音版6話、ペッパーからメ「ガ」トロンと間違えられる(「プラスティック製でレーザーキャノンを持ってるやつでしょ」)トランスフォーマーコントがありますね。3:40:05、ウェンズリーデイルがツッコみ。 "That’s the Cosmic Megatron, Pepper."(それはメガトロンだよペッパー)

2020-02-23 15:03:52
toasterGO @toastomens

#グッドオーメンズ、音版4話2:07:28。こちらのクロウリーの留守番電話メッセージには最後に「チャオ」が入ってますね。かわいい。 "This is Anthony Crowley, speak after the tone. Ciao."

2020-02-24 16:25:18
toasterGO @toastomens

2:08:05、乱入してきたシャドウェルががなり立てる「俺は『悪魔の花嫁』を15回観たんだ、おまえが何をしようとしてたか知ってるぞ魔法使いめ!(I’ve seen 'The Devil Rides Out' 15 times! I can see what you are about, witch!)」がまた強烈。 「悪魔の花嫁」は1968年の英国ホラー映画です。

2020-02-24 16:42:28
toasterGO @toastomens

シャドウェルの言う「アバウト(about)」がほとんど「アブート(aboot)」に聴こえるかと思うですけど、ちょっと前の台詞とかでところどころ彼の言うyouがye(イー)になってるのと同様、スコットランド訛りだと思います。

2020-02-24 16:44:05
toasterGO @toastomens

「悪魔の花嫁(The Devil Rides Out)」は名優クリストファー・リー(出演作は数知れずですけど「吸血鬼ドラキュラ」の元祖な方です)の、黒魔術を扱った1968年の英国ホラー映画。シャドウェルさんがいかにダメダメすぎるかが良く伝わる痛い一言。

2020-02-24 16:48:43
toasterGO @toastomens

ところでシャドウェルがアジラフェルを「Witch」と呼んでるですけど、ウィッチは主に「魔女」の意味ではあるものの、必ずしも女性限定の単語ではないです。「魔法使い」と同義。

2020-02-24 16:51:02
toasterGO @toastomens

#グッドオーメンズ、音版4話2:10:15。「いいか、ホウライショウ。これが最後のチャンスだ(Right, swiss cheese plant, this is your last chance. )」の台詞で、水スプレー片手にクロウリーが脅している植木がホウライショウ(Swiss cheese plant)であることがわかります。何してるんクロウリー。

2020-02-24 17:07:09
toasterGO @toastomens

Swiss cheese plant=スイスチーズの木、という名でお察しの通り、葉っぱに切れ目や穴が空いてるのが特徴の植物なわけですけど、スイスチーズが穴だらけなのを元ネタにした、非常にそっくりなSwiss cheese plot(スイスチーズ・プロット)=「グダグダの脚本」って言葉があるのも付記しておきます。w pic.twitter.com/hreBtF3K6T

2020-02-24 17:12:03
拡大
拡大
toasterGO @toastomens

#グッドオーメンズ、音版4話・2:14:48。ハスターを煽るクロウリーの"Live a little, be a devil!"にふふってなります。直訳「ちょっと生きろ、悪魔になれ」って全然意味不明ですよね。 Live a little(少し生きろ)=「ちょっとの間くらい人生を楽しめ」のこと。めっちゃ長命な悪魔がこれ言いますか。

2020-03-01 22:46:43
toasterGO @toastomens

そしてBe a devil(悪魔になれよ)=「思い切ってやってみろよ」のこと。これうちらは言わないので、英国特有の言い回しな気がしますたぶん。 たいしたことない煽り(ちょっとハメを外すのをそそのかしたり)ですけど、悪魔本人が仲間の悪魔に向かって「悪魔になれよ」って言うのがくすぐりどころ。

2020-03-01 22:47:18
toasterGO @toastomens

ところでここのちょい前、ハスターが言う「クロウリー、お前は嘘つきだ。じゃなきゃ頭がイカれてる(Crowley, you are lying, or you're insane.)」のinsane、インセインじゃなく「イン『サイ』ン」って言ってるのおわかりでしょうか。「エイ」が「アイ」になる、例のコクニー訛りでしゃべってる。

2020-03-01 22:50:57
toasterGO @toastomens

#グッドオーメンズ、音版5話。 2:45:25、クロウリーが聴いたラジオ宣教師の、アジさんに憑依されてパニクった"Lord help me, I’m speaking in tongues!!(神よお救い下さい。私は異語を話しています!)" tongue(タン)はもちろん「舌」のことですけど、「言葉を話す力」「言語」の意味もあるです。

2020-03-15 22:03:20
toasterGO @toastomens

宣教師の言うspeak in tongues(直訳だと「複数の言語で話す」)って何かというと、キリスト教では「(聖霊の力を得て、自分が知るはずもない)外国語を話す」奇蹟のことを指します。 以前パシリムで言った、新約聖書でのイベント「聖霊降臨(ペンテコステ)」のことですね。 twitter.com/toasttweet/sta…

2020-03-15 22:06:06
toaster @toasttweet

@PaciRimNB Pentecostという単語はあまりなじみがないですけど、新約聖書での「聖霊降臨」などと訳されるエピソードのひとつのことで、キリストの復活50日後に聖霊たちが降臨し、その力に充たされた信徒たちがそれぞれ異なる外国語を話し始める…という少し変わったエピソード。

2013-08-17 21:21:31
toasterGO @toastomens

要するに宣教師は、このペンテコステみたいに自分の中に何かが入ってきたせいで「知らないはずの言語(この場合は英国英語)」を喋っちゃった!とパニックになったわけです。アジラフェルさんが中に入ったせいなので間違いではない。w

2020-03-15 22:07:28
toasterGO @toastomens

そして同時にこのspeak in tonguesって言い回し、この聖書の元ネタを踏まえて今はいわゆる「ちょっと何言ってるかわからない」的な、「意味不明なことを口走る」「わけわかんないこと言ってる」って意味の話し言葉にもなってます。 ということで、ここのパニック台詞は両方の意味で笑える箇所。

2020-03-15 22:08:25
前へ 1 ・・ 4 5