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誰も語らなかった美少女漫画の黎明期―シベールと無気力プロの思い出(70年代末~80年代初頭)

計奈恵=吾妻ひでおの元アシスタント/元『シベール』同人/元『くりいむレモン』スタッフ。※印は用語解説。
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シベールと無気力プロの思い出―誰も語らなかった美少女漫画の黎明期(70年代末~80年代初頭)

はじめに…70年代末のマイナー漫画をめぐる状況(三流劇画ブームとロリコンブーム)

稀見理都@「エロマンガ表現史」12刷、発売中! @kimirito
『エロマンガノゲンバ』の中に何度も「伝説の同人誌シベール」という話が出てくる。読んだ人が、どの辺が伝説なのか知りたいという意見があったんだけど、これを今の人に何が伝説なのか、という事を資料だけで伝えるのは非常に難しい。だって、今見たらどこがエロいの?って思われるレベル。 pic.twitter.com/Y9bEulQNXd
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稀見理都@「エロマンガ表現史」12刷、発売中! @kimirito
なので、なるべく文字でもその凄さを伝えるべく、前後の時代性の変化なども書いたつもりだけど、やっぱりその当時にその場にいた人の衝撃を正確に伝えるのは難しいな〜と思った次第。僕自身、実は直接その場いにいたわけじゃないけど、ふしぎとその凄さはわかるんですよね。まだ余熱があった。
如月浪人RIN @gunbird_rin
@kimirito 伝説の始まりと言うか、最近見られるような美少女エロの出発点のようなものではないでしょうか(それ以前は劇画中心でしたし)。少年漫画のような絵でもいいんだということが認識されたというか…
major7th @major7thNOW
@gozonzzi 「それまで、エロと言えば劇画。そして手塚治虫がエロを描いてもこどもっぽくてエロにならなかった。そこに吾妻ひでおが、」とネットゲリラさん・竹熊さん(お二人とも1970-80年代にエロ本編集者)の評でした。エロ描いてるんですけど、と。
小杉あや★2/10~イラストほか展「小杉あやのおもちゃ箱」 @ayadayWreath
@kimirito 私もリアルタイムからは少し外れるんですが「すごい」と正直、格付けが好きなタイプの編集人に踊らされていたようなきらいも。当時マンガのムーブメントに名前を付けていく最後の流行時期だったようにも思います。ニューウエイブの次には三流劇画の時代。その次はロリコンが来る
arton @arton
ふと気づいて手元の別冊新評三流劇画の世界(1979年)を紐解いて愕然とするのは、劇画アリスと吾妻ひでお、みのり書房とOUTに対する言及はあっても、ロリのロの字も無いことだった(というか美少女という括りが中島史雄だし)。本当に1980年代文化なんだな!
鬱黒聖丸 @Ukkoku_Hijiri
70年代エロ劇画を資料化した、正気を疑う一冊「別冊新評 三流劇画の世界」(新評社/昭和54年)というのがある。 当時でしか揃わないであろう面子での対談や清水おさむ氏の「魔血子」まで遡る経歴紹介など、全体的に見所満載。 当時流行った「コピー技」についても言及しており、爆笑は禁じ得ない。 pic.twitter.com/h4deEcdT0r
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pugyurata @fuguhugu
別冊新評『三流劇画の世界』特集(昭和54年発行)に掲載されたマンガ家相関図。 わかりやすいんだかわかりにくいんだか… pic.twitter.com/OEgGUgHJZo
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うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
@dokurohigh @kan_ei_sen @sanryugekiga 「三流劇画の世界」は、当時、「エロ劇画界(そんなものあったのかな)」の全体像をなんとなくでも知ることができた〜貴重な資料でした。あまりにも雑誌の数が多くて、描き手も多いし、途方に暮れそうだったんですが、かなりの「道しるべ」になりました。とにかく、この本しか資料なかった。
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi
で。石井隆が出て、三流劇画ブームとか。こっち方面の「汗臭く泥臭く汚らしくて陰惨な感じ」は「時代遅れの最後のあだ花」みたいな感じで、80年代入ると終わっちゃうんだが。SFとアニメと少女漫画方面の「ライトでポップ」なやつが天下取ったのが80年代で。そっち方面から「ロリコン」「美少女」
LACOPEN(Kazuhisa Hiramatsu) @lacopen
ここからは私見だけどマンガのニューウェーブ現象は、従来の劇画を古くさいものとして追いやる副作用を果たしたと思われる。エロでは三流劇画の流れから吾妻ひでお以降のロリコン美少女路線へと舵を切るきっかけになったし、70年代の終わりにはヤングジャンプを皮切りに次々と青年誌が整備された。
あすぜむ・ザ・例大祭W05a @Us_Them_Ojisan
エロ漫画史の三流劇画がメインストリームだった所からロリコン漫画がメインになってその流れが現在まで続いてる感じはロック史の現在はオルタナ・パンクがメイン史観な感じと似てる
qomo9999 @qomo9999
「当時の読者たちが、三流劇画を拒否し、可愛いデザインのロリコン漫画を歓迎したのは、リアルであからさまな性表現とエロティシズムに対する忌避が大きく働いていたからでもある。」 過激化が加速しているように見えて、実はオタク達は「可愛い」(エロへの忌避)に向かっているという指摘は面白い。

※永山薫『増補エロマンガ・スタディーズ「快楽装置」としての漫画入門』所載

みぐぞう🔞@「スーパーリアル麻雀毒本・完全愛蔵版」再販開始! @migzou
この伝説の同人誌「シベール」については拙同人誌「くりいむレモン毒本・完全愛蔵版」でも、シベールによって当時の男性向け同人誌に大き過ぎるムーブメントを巻き起こした事を伝えております。今の若い人にはピンと来ないだろうけど、この本が出た時は物凄い衝撃が広がったんだよ。 twitter.com/kimirito/statu…
みぐぞう🔞@「スーパーリアル麻雀毒本・完全愛蔵版」再販開始! @migzou
つまり「シベール」が誕生するまでは、エロ漫画と言えばエロ劇画しか無かった。当時の「可愛らしい美少女絵」に目覚めてハマり出した男性オタクにとって、「ロリロリした可愛らしい美少女絵で、エロを描く」のは当時、禁忌に近かったんだよ。物凄いエポックメイキング。
みぐぞう🔞@「スーパーリアル麻雀毒本・完全愛蔵版」再販開始! @migzou
その「シベール」の衝撃を、昔のアイドルで例えるなら、人気絶頂の頃の宮沢りえさんが「サンタフェ」というヘアヌード写真集を出したのを超えるくらいのレベル。メジャー少年誌で「可愛い女の子を描く」のに定評があった吾妻ひでお先生が、突然ロリータポルノ漫画を描いた。本当に大事件だったよ。
〄虫塚"KERA"虫蔵〠 @pareorogas
『シベール』を見て革命的だと思う部分は、やはり児童漫画や少女漫画のようにデフォルメが効いたゆるい絵柄で確信犯的なエロ漫画を堂々とやったところで、ロボ姦とかロリレズとかアニパロとか近親姦とかネタも豊富。劇画と耽美しかない世界にコレぶち込めば、そりゃ「宇宙創造」という評価も頷ける。
〄虫塚"KERA"虫蔵〠 @pareorogas
80年冬『シベール』6号掲載エッセイ「マイナースペース ササミストリート」。文体から吾妻ひでおが書いてる。注目すべきは1ページ目3段落目の「コミケはやがてエロ本即売会となることを私は予言する」という一文で、この予感は見事的中するが、これは彼らなりの自負でもあったのだろう。 pic.twitter.com/kgQzaV4nTV
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シベール=吾妻ひでおと沖由佳雄がプロデュースした日本初のロリコン漫画同人誌男性向けエロ同人誌の実質的な第1号)。無気力プロダクション発行。1979年創刊。1981年終刊。主力メンバーは、かつて江古田にあった伝説の漫画喫茶「まんが画廊」の常連客で構成され、無名時代の蛭児神建、仁科蒼一、孤ノ間和歩、計奈恵、豊島U作、三鷹公一、早坂未紀、森野うさぎ、川猫めぐみ等が同人として参加した。

リンク Wikipedia シベール (同人誌) 『シベール』は、吾妻ひでお、沖由佳雄、蛭児神建らがコミックマーケットで販売していた日本初のロリコン漫画同人誌。1979年4月に創刊され、1980年4月頃までに廃刊した。 同誌はコミックマーケットにおける「ロリコンブーム」の起点となり、日本初の商業ロリコン誌『レモンピープル』を始めとする美少女コミック誌の成立にも深く関わることになった。また同誌の潮流は『くりいむレモン』などの美少女アニメの展開および美少女ゲームの発展にもつながり、現在の二次元美少女(二次ロリ)文化すべての原点とみなされている。 『シベール
リンク azumahideosakuhin3arasuji.web.fc2.com 97 (映画『シベールの日曜日』など)
リンク sniper.jp 81 users 4 80年代初期ロリコン漫画誌の時代−SFと美少女からエロ漫画への変遷を辿って - WEBスナイパー 1979年創刊『S&Mスナイパー』が贈る、魂の暗部を狙撃するSM情報ポータル[WEBスナイパー]。
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