- pareorogas
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日本初のOVAアダルトアニメ『雪の紅化粧』(1979年制作)の初出が判明しました。高取英の『漫画エロジェニカ』(海潮社)1978年11月号です。ご存知と思いますが当該号は刑法175条(猥褻図画)に抵触して発禁になっており、時既に「三流劇画の冬の時代」到来を予感させますね。 togetter.com/li/1161121
2020-02-18 03:59:021978年『漫画エロジェニカ』が摘発を受け、発禁になったことを受け、劇画家井上英樹が、応援として寄稿した作品「僕の大好きな赤頭巾ちゃん」。ルンペンのセリフは、誰に向けられたものだろう…。漫画の歴史は、この弾圧の歴史でもある。条例然り、団体然り… pic.twitter.com/rwPHoYpuyC
2020-02-19 00:11:22RT <「漫画エロジェニカ」摘発号と、その次の号についてはここに詳しく。 twitter.com/kimirito/statu… あと、アニメ『雪の紅化粧』の製作年度は84年では?
2020-02-18 13:37:43【エロ漫画摘発史】 エロ漫画誌史上、最初に警視庁に摘発された雑誌は、海潮社発行、故・高取英氏編集の『漫画エロジェニカ 1978年11月号』。しかし次号の12月号は発行部数最高を記録する。エロ漫画弾圧と聞くと91年の話題が大きくなりがちだが、その10年以上前からジャンルを変え繰り返されている。 pic.twitter.com/zLy68evWYZ
2019-06-26 16:55:57また、摘発の顛末については、高取さん自身が書き残しています。 摘発号に載った作品をアニメ化する、という意味は、高取さんの警察に対する当てつけだったかも… というのは考えすぎですかね?(今となってはもう聞けないのが残念) twitter.com/kimirito/statu…
2020-02-18 13:37:43「劇画アリス」亀和田さんと「エロジェニカ」の高取さんの話がとても印象深い。70年代からエロは常にエネルギーを持った新しい才能が生まれる場所であったが、叩かれ潰されてきた歴史がある(さらに評論畑からも)。でも、摘発されても、さらにパワーを上げて最後部数を叩き出したダーティ先生最高! pic.twitter.com/B9VeaaoQ2T
2019-06-19 12:01:43で、『雪の紅化粧』のオリジナル、原作は18Pの短編。大まかな流れはあってるけど、アニメはかなりオリジナル部分が多く、脚色されている感じ。劇画系では「セーラー服」はロリコンの範疇だったので、当時としてはロリコンアニメ認定だったとは思う。 pic.twitter.com/gXF1FJguAn
2020-02-18 13:37:43@ringo_chinchin 「発禁」になったエロ劇画誌に載った、官能作品。文学的な官能作品になってるね。あなたの生まれる10年以上前の作品! 今読む手段は単行本しかないかな?
2020-02-18 13:52:58@ringo_chinchin 劇画というのは、そういうところを有耶無耶にしないんですよ〜 でも、中島先生はその後、美少女系に絵をシフトさせていくんですけどね(笑) pic.twitter.com/mFBnLO6dci
2020-02-18 14:36:03中島史雄「気まぐれなシーズン」 全体的に美少女漫画時代への移行が見られるも、劇画時代の残滓が窺える過渡期の作品も。 とにかく自力の高さが凄まじく、並みの美少女漫画ごときでは太刀打ちできない。何気ないカットすら漂う説得力が半端なく、圧巻の一言である。 #中島史雄ベストライブ pic.twitter.com/8TFL2a02uf
2019-05-06 12:01:51中島史雄「パパとピンポンパン」(久保書店/昭和58年) 備考:久保書店 ワールドコミックス/「気まぐれなシーズン」収録 #エロ漫画エロ劇画扉絵地獄 pic.twitter.com/dqeW1Nnp5F
2019-02-11 19:43:04けいせい出版「オレンジポップ」…五十嵐ゆう先生の表紙絵はトラップである。目次を見た瞬間「やられた!」となるほどにゴリゴリの劇画作家の勇名が並び、目眩がするほどだ。 こういう「意図不明」の出版物が生まれるのも、エロ劇画と美少女漫画の過渡期ゆえのサムシングと言えるかもしれない。 pic.twitter.com/CPI3pceb1w
2017-11-06 21:10:58ここからは私見だけどマンガのニューウェーブ現象は、従来の劇画を古くさいものとして追いやる副作用を果たしたと思われる。エロでは三流劇画の流れから吾妻ひでお以降のロリコン美少女路線へと舵を切るきっかけになったし、70年代の終わりにはヤングジャンプを皮切りに次々と青年誌が整備された。
2018-06-24 06:21:43エロ漫画史の三流劇画がメインストリームだった所からロリコン漫画がメインになってその流れが現在まで続いてる感じはロック史の現在はオルタナ・パンクがメイン史観な感じと似てる
2019-12-08 18:39:02「当時の読者たちが、三流劇画を拒否し、可愛いデザインのロリコン漫画を歓迎したのは、リアルであからさまな性表現とエロティシズムに対する忌避が大きく働いていたからでもある。」 過激化が加速しているように見えて、実はオタク達は「可愛い」(エロへの忌避)に向かっているという指摘は面白い。
2019-07-17 09:24:03※永山薫『エロマンガ・スタディーズ「快楽装置」としての漫画入門』(イースト・プレス)所載
この伝説の同人誌「シベール」については拙同人誌「くりいむレモン毒本・完全愛蔵版」でも、シベールによって当時の男性向け同人誌に大き過ぎるムーブメントを巻き起こした事を伝えております。今の若い人にはピンと来ないだろうけど、この本が出た時は物凄い衝撃が広がったんだよ。 twitter.com/kimirito/statu…
2017-01-04 23:45:12『エロマンガノゲンバ』の中に何度も「伝説の同人誌シベール」という話が出てくる。読んだ人が、どの辺が伝説なのか知りたいという意見があったんだけど、これを今の人に何が伝説なのか、という事を資料だけで伝えるのは非常に難しい。だって、今見たらどこがエロいの?って思われるレベル。 pic.twitter.com/Y9bEulQNXd
2017-01-02 18:42:17つまり「シベール」が誕生するまでは、エロ漫画と言えばエロ劇画しか無かった。当時の「可愛らしい美少女絵」に目覚めてハマり出した男性オタクにとって、「ロリロリした可愛らしい美少女絵で、エロを描く」のは当時、禁忌に近かったんだよ。物凄いエポックメイキング。
2017-01-04 23:47:44その「シベール」の衝撃を、昔のアイドルで例えるなら、人気絶頂の頃の宮沢りえさんが「サンタフェ」というヘアヌード写真集を出したのを超えるくらいのレベル。メジャー少年誌で「可愛い女の子を描く」のに定評があった吾妻ひでお先生が、突然ロリータポルノ漫画を描いた。本当に大事件だったよ。
2017-01-04 23:52:11『シベール』を見て革命的だと思う部分は、やはり児童漫画や少女漫画のようにデフォルメが効いたゆるい絵柄で確信犯的なエロ漫画を堂々とやったところで、ロボ姦とかロリレズとかアニパロとか近親姦とかネタも豊富。劇画と耽美しかない世界にコレぶち込めば、そりゃ「宇宙創造」という評価も頷ける。
2020-02-12 05:54:4580年冬『シベール』6号掲載エッセイ「マイナースペース ササミストリート」。文体から吾妻ひでおが書いてる。注目すべきは1ページ目3段落目の「コミケはやがてエロ本即売会となることを私は予言する」という一文で、この予感は見事的中するが、これは彼らなりの自負でもあったのだろう。 pic.twitter.com/kgQzaV4nTV
2020-02-06 17:20:46吾妻さんがいなかったら今の萌えな文化は存在しなかっただろうが、その原型を作った吾妻さんにとってはただの冗談みたいなもんだったのになぁ。
2019-10-22 06:34:47@nimrod995 「劇画」ではない「漫画絵」のエロは 極く初期は80年から(アリスクラブ、川崎時代のコミケ) あずまひでおの黒本(シベール)等が有名 当初はオリジナルが主流 二次創作エロはうる星やつら81年以後 数が増えたのはマクロス82年以後 一般化はレモンピープル(雑誌)82年 くりいむれもん(AV)84年
2019-02-06 18:48:32【80年代】① 美少女コミック黎明期の80年代ですが、結構変化の大きな10年もありました。超簡単に分けると 80〜83:ロリコンマンガ期(発動編) 84〜87:マニアック美少女コミック期(アンソロ期) 88〜90:美少女コミック大衆化期(雑誌インフレ期) とこんな感じです。 pic.twitter.com/e2cAMJ3ZtH
2016-10-27 17:49:27