『若者の空気』講演備忘録

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本田由紀 @hahaguma

大震災の前から、この社会には充満しすぎているものと欠落しすぎているものがあった。前者は、抑圧的共同性、表層的関係性、選別と排除、「家族の長い手」、自己の責任など。後者は、純粋な関係性・共同性、自己の意味、至高の価値、社会からの承認、生活基盤、将来への展望、リアリティなど。

2011-05-10 23:20:22
本田由紀 @hahaguma

しかし実は、これまで充満していたものもヘドロや瓦礫のように滞り堆積している。欠落していたものが湧き出る源泉もか細い。変わったのは前者と後者の力学的な布置である。過去の充満と欠落の中ですでに「生きながらの死」の状態にあった者たちは、反転して「死にながらの生」に歩み入る。以上、妄言。

2011-05-10 23:36:34
本田由紀 @hahaguma

震災前と震災後で、日本が直面している構造的課題は 何一つ変わっていない |出口治明の提言:日本の優先順位|ダイヤモンド・オンライン http://t.co/1SvGOaa via @dol_editors 少子高齢化、財政悪化、競争力低下。

2011-05-11 08:55:36
本田由紀 @hahaguma

いやしかし、速水さんのお話は面白かった。以下備忘。老人の「コミュニケーション能力」格差、団塊世代の「住み処」探しと介護の桎梏、ギャルの土着性+ITツールの使いこなし+「しまむら」的消費コミュニティ、古い組織の機動性。都会の「イシキタカイ」系高学歴男子とは対照的な層や現象への注目。

2011-05-14 09:02:03
本田由紀 @hahaguma

ある種前近代的なメンタリティや組織を引きずっており近代の社会体制の中で周辺的な位置にあった層が、ポスト近代的なツールによって意図せざるメタモルフォーゼを遂げていることが、近代の体制があやうくなりつつあるなかで、むしろ新しい可能性を担っているのではないか、というのが速水さんの発想。

2011-05-14 09:21:22
本田由紀 @hahaguma

一見ダサくて野暮ったくて時代遅れで無力で時に依存的に見える層への愛着、みたいなものが速水さんの中にあるのだろう。それは、目立っててスマートで合理的で爽やかで強そうなものへの、ふっ(*´ー`) 的な違和感・距離感と表裏一体。

2011-05-14 09:37:48
本田由紀 @hahaguma

しかし、速水さんと翔が奇しくもおな中で、どっちもギャルに注目してるというのは、やはり学校体験の共通性によるものか。あと、「ウチ」という一人称が仙台でほとんどなくて秋田で多いのは、やはり日本海の交易ルートによる京都文化の伝播説は有力。うーどうも昨日の印象が強烈でぐるぐる反芻。

2011-05-14 10:22:57
本田由紀 @hahaguma

中西新太郎「アンダークラスでも国民でもなく」小谷他編『〈若者の現在〉労働』日本図書センターより。「政治的身体の表出とは、非政治的な身振りや生活言語の平板な日常性のなかにありながら、自らの現実にそくしているがゆえにそこから染み出してくる心性と言葉とを指す。(続く)

2011-05-15 20:15:05
本田由紀 @hahaguma

(続き)このように「声」をとらえるならば、構造改革時代における若者たちの日常には、政治的身体の発する声が満ちあふれていると言えないだろうか。たとえば、アルバイト先の笑えない現実に焦点が当てられた失敗談のなかにも、切り詰めた生活状況を暗示する都市伝説的なマヨラー説話等々にも。」

2011-05-15 20:17:28
本田由紀 @hahaguma

でやーまた書き間違えた!2コ前のツイートの書名『労働』でなくて『政治』!

2011-05-15 20:18:31