新司法試験・短答式試験の勉強法まとめ

@igaki@akagilaw@kiwi250rのそれぞれの択一勉強法をまとめました。@igakiの勉強法は時間がないから効率的にやりたい人におすすめ。@akagilaw@kiwi250rのお2人の勉強法はまさに王道の勉強法だと思います。
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赤木真也 @akagilaw

択一の辛いところは記憶の忘失が早いこと。なので、一度解けた問題も2ヶ月後は解けなかったり。なので記憶喚起のため、1~2ヶ月に一度はテキスト全体をざっと回す、ある年度の択一を全部ときなおす等して、忘失の有無の確認も怠らなかった。

2011-06-11 22:23:07
赤木真也 @akagilaw

ただし、旧司は、知識問題は実質憲・民の二科目だったからこの手法で何とかなったけど・・・7科目ある新司では、1科目にかけられる時間は少なくなる。ますます勉強初期の基礎固めの重要性が高いし、基本部分(=多くの受験生が間違えない部分)の弱点の発見克服が大事なように思う。

2011-06-11 22:29:19
DJあすか @kiwi250r

自分はなるべく早いうちに択一落ちの恐怖を克服できるように勉強計画を立てていた。結果としては,2年終了時に合格者平均のスコアはキープできるようになった。3年時に択一演習という苦行に勉強時間を割かなくていいという安心感は,効率面でも精神面でも大きなアドバンテージになった。

2011-06-11 21:34:13
タンメンしゃきしゃき @Bibendum65

同感。論文に集中できるのは精神的にだいぶ楽 RT @kiwi250r 自分はなるべく早いうちに択一落ちの恐怖を克服できるように勉強計画を立てていた。3年時に択一演習という苦行に勉強時間を割かなくていいという安心感は,効率面でも精神面でも大きなアドバンテージになった。

2011-06-11 21:37:13
DJあすか @kiwi250r

はっきり言って直前期(3年時から)に択一問題集をやりまくってスコアを底上げするような勉強計画はやめたほうがいい。大抵の人が破綻しています。

2011-06-11 21:50:01
DJあすか @kiwi250r

直前期に択一問題集をやりまくるデメリット。①勉強が作業的になってしまううえに量も膨大なためモチベーションが維持しにくい。論文対策や選択科目の勉強もしなければという思いを抱きながらの勉強なので余計に集中力が続かない。

2011-06-11 21:54:10
DJあすか @kiwi250r

②時間に余裕もないことから,基本書や判例集に立ち返って勉強しなおす時間がなかなかとれず,問題集の解答を見て覚えるだけという単純な勉強に陥りがち。これは短期記憶に頼った勉強なので,記憶の定着も悪く,数ヶ月で忘却する可能性が高い上に,違う角度からの問や論文への応用も効きにくい。

2011-06-11 21:57:37
DJあすか @kiwi250r

数カ月後に忘却していることに気が付き,記憶を強いられるため,モチベーションが更にダウン。不安感と焦りからますます勉強が荒くなる。以下エンドレス。

2011-06-11 22:00:27
DJあすか @kiwi250r

③直前期に択一の勉強をしていると知識や実力が身についてきていると錯覚しやすいので,自分の実力を見誤る危険がある。(実際は,判例や学説の字面だけを覚えるような短期記憶中心の勉強なうえに知識も断片的になりやすいので,ちゃんと意識していないと使える知識や実力には結びつきにくい。)

2011-06-11 22:04:53
DJあすか @kiwi250r

④最大の問題点。短期記憶中心の勉強は,本試験で最も求められている「思考力」をどんどん鈍らせてしまう。論文を書くときにも,ついつい中途半端な択一知識が邪魔してくるようなことが多い。

2011-06-11 22:06:39
DJあすか @kiwi250r

もちろん択一の勉強と論文の勉強を有機的に結びつけて,短期記憶にならないように意識されて勉強されている人もいるので直前期の択一勉強を全否定する趣旨ではありません。でも,周りを見ていても,特に論文と択一を別の勉強と割り切っている人ほど,デメリットが目立っている印象です。

2011-06-11 22:10:43
DJあすか @kiwi250r

自分も論文の問題集がないような範囲については,択一の問題を論文問題のように1問ずる丁寧に構成し解いてみるようにしていました。問題も偏っていて,単なる論証の練習になりがちな論文問題よりも,択一問題集をベースに勉強するほうが網羅的で隙のない勉強ができると思います。

2011-06-11 22:13:57
DJあすか @kiwi250r

直前期に勉強すれば「なんとかなる」という勉強計画は,勉強計画というにはかなり杜撰。なぜなら,直前期になんとかなるという保証なんて何もないのだから。いついつまでに「なんとかする」という勉強に比べて破綻しやすいし,差がつきやすいのは当然といえば当然。

2011-06-11 22:21:34
DJあすか @kiwi250r

記憶を定着させるためには,とにかく短期記憶を短いスパンで何回も繰り返すか(大量高速回転記憶術とかそんな名前の方法),思考としてじっくり定着させて長期記憶として馴染ませるか。どちらがいいかは人それぞれ。自分は1年のうちは前者,2年途中から後者に切り替えたかな。

2011-06-11 22:25:42
DJあすか @kiwi250r

個人的には時間に余裕がある人は長期記憶として定着させる癖をつけてもらいたい。なぜならば長期記憶型の勉強のほうが,作業的にならず楽しいし,思考訓練の育成という論文勉強との共通化が図れるから。

2011-06-11 22:27:44
DJあすか @kiwi250r

@shionygr 個人的には,普段から条文中心の勉強ができている人であれば択一固有の勉強自体そんなに必要ないと考えています。自分が択一固有の勉強としてしたのは,1年の頃に勉強のペースメーカーとして肢本を回していた以外は超直前期の全国模試と総択くらいでした。

2011-06-11 22:31:46
DJあすか @kiwi250r

合格者平均のスコアを安定して取れるようにするために,肢本を回しまくるか,基本書を回すか,条文を丁寧におさえていくかは人それぞれだと思うので,どの方法がいいとか悪いとかはないと思います。自分も結局色々な方法を複合的に実践していったので。

2011-06-11 22:38:24
DJあすか @kiwi250r

自分が1年時に主に行っていた択一勉強法。①基本書を短期間(数日スパン)で回しまくる。わからない所があっても気にせずとにかく回しまくる。目的は個々の知識をみにつけることじゃなくて当該科目の全体像,骨格を把握すること。※条文と対照しながらじっくり考えながら読み込むのは,別途行います。

2011-06-11 22:46:46
DJあすか @kiwi250r

②肢別本を普段の勉強進度と関係なく,各科目を短期間で回しまくる。わからないところがあったらチェックだけしてとにかく後へ後へ。短期間で最後まで回しきることが重要。わからない肢だけをまた短期間で回しまくる。終わったら別の科目。全科目終わったらまたはじめから。問題形式に慣れるのが目的。

2011-06-11 22:50:20
DJあすか @kiwi250r

③①②の勉強とは別枠で,授業や自習でじっくり勉強した範囲について,勉強した翌日(少し時間を置くのがミソ)に,該当範囲の肢をじっくり解く。こちらは,よく考えて。間違えたらなぜ間違えたのかをちゃんと分析する。曖昧な肢を残さない。次解くときには自信をもって解けるようにおさえる。

2011-06-11 22:53:17
DJあすか @kiwi250r

①〜③の勉強を基本軸にしていたら,2年終了時くらいには合格者平均は安定して取れるようになっていましたね。勉強の全体像を常に把握して,個々の勉強が体系的にどの位置にあるのかを意識するようにして,勉強計画や時間配分の参考にしていましたね。

2011-06-11 22:54:57
DJあすか @kiwi250r

結果的に肢本は30回近くは回すことになった。さすがにこんなに回す必要はなかったと思いますが汗。

2011-06-11 22:56:17
DJあすか @kiwi250r

重複しますが修了生でそこまで時間がとれない人は,①結果的に正解できたとしても,即答できない曖昧な肢を残さないようにして,②間違えた肢はどうして間違えたのかの分析を徹底してみてください。条文を知らなかったのか,理解に誤りがあったのか,思い違いがあったのか。

2011-06-11 22:59:11
DJあすか @kiwi250r

その際に判例問題の場合,判例を知らなかったから解けなかったとは思わないようにしてください。判例問題は,大抵の場合条文の基本的な適用範囲や趣旨等から演繹的に正解は導けるものです。そしてそのようにおさえていかないといつまでも短期記憶から抜け出せず論文にも応用が効きません。

2011-06-11 23:02:59
DJあすか @kiwi250r

択一落ちされた人は,どうしても択一の勉強が気がかりにはなると思いますが,短期記憶中心の勉強に入って悪循環になる危険があるので,今つぶやいたようなことを意識して,なるべく論文の勉強とも有機的に結びつけて勉強するようにしてみてください。

2011-06-11 23:06:06