第29回twitter読書会(金曜会)堀江敏幸『おぱらばん』発言まとめ
#dks @akemiq @mura30 文庫版では一緒に並んでいましたが、スナフキンだけ別枠でしたか。アニメ版スナフキンの新旧の違いを説明していたりして、作家のちょっと違う一面が見られるようで面白いですけどね。
2011-06-10 23:04:19#dks 床屋が嫌いって話は、うなずける。あのどうでもいい世間話と詮索は結構疲れる。髪の毛の質で日本人ってわかったぜ、って自慢気な床屋もいいな。僕はアメリカで床屋行ったとき、やっぱりあんな感じで、非常におおざっぱな切られ方をした。
2011-06-10 23:09:25#dks @mura30 最後のしんみりした感じ、私は好きでした。以前の(おぱらばんの)どこか屈折した表情の先生に戻ったことで、卓球シーンでの先生の輝きが増して。
2011-06-10 23:15:40@vira_go #dks そうか、ご本人も狙ってああいう作風にしているのですね。なかなか無い雰囲気で、密度の高い文章に導かれて、すっかり本の世界に浸ってしまいました。他の本も読んでみようと思います。
2011-06-10 23:15:42#dks 「やまのかいしゃ」は本当にあるんですね。出版社の名前「架空社」といい、創作なのかと思ってました。
2011-06-10 23:19:21#dks 「留守番電話の詩人」は河馬の絵葉書を探す話だけれど、たまたま出会ったカードの中の河馬に執着して、河馬の人生?の謎を日付つきで読み解く。。。動物園にやってきた日、結婚、離婚/死別、はたまた病気療養の可能性まで。。。すごいオタクだなと。(でもけっこう好き、こういうの笑)
2011-06-10 23:23:18#dks @vira_go @mura30 「おぱらばん」という音の響き(ポップコーンでもはじけるみたいにひとつひとつばらけた音の羅列)と、最後の弾むボールの乾いた音、がどこか重なって、不思議な余韻が残りますね。
2011-06-10 23:25:47#dks @mura30 最初この本読んでいて、知らない作品や作家名が出てくるたびに、このなかのいくつかは作家自身が考えた架空のものが混ぜられているに違いない、と思って読んでいました。笑 それはそれで面白いと思いますが。
2011-06-10 23:27:09#dks @akemiq そうみたいです。映画や小説の話のからませ方も絶妙で、読んでいるうちに引用か事実か分からなくなることもしばしば。その曖昧さが苦手な人もいますが、私はハマって何冊か読みました。『熊の敷石』『回送電車』『子午線を求めて』『ゼラニウム』などが好きです。
2011-06-10 23:32:35#dks @vira_go なるほどー。卓球する前と後では何も変わらないけれども、確かに凄い先生はあったのに、先生はいるのにもう失われたんだ、というのを確認してしまったような気になってしまったんです。たしかにより鮮烈な印象になってます
2011-06-10 23:33:30#dks @akemiq カバの謎を解くちょっとしたミステリですよね。そもそものきっかけが動物園に行ったらカバがいなくてショックをうけたという…笑。エッセイ集の『回送電車』(中公文庫)にもカバの話があったので、カバ好きなんでしょうね。
2011-06-10 23:36:07#dks これがやまのかいしゃだ! やまのかいしゃ スズキ コージ http://t.co/zSciWDG ノリのいいネットの人たちに担がれているのかもと不安になっりましたが本当にありました。これまたなんともとぼけた…(笑)やまのディスコもあるらしい。
2011-06-10 23:36:32#dks @mura30 これがやまのかいしゃ!近所の図書館で読んでみたいけれど、変な顔されちゃうだろうなあ。同じ画家による『注文の多い料理店』も読んでみたいですね。絵本に詳しいのは娘さんに読んであげるからでしょうか。
2011-06-10 23:39:01#dks @yuya76 @vira_go あ、たしかに、卓球の球の音のイメージに重なりますね。私は私の望む「先生」と今の「先生」が「おぱらばん」な気もしてきました。
2011-06-10 23:40:26@yuya76 @mura30 @vira_go #dks み、みなさま、睡魔に負けました。残念ですが今日はこれで失礼しますね。堀江敏幸がかなり気に入ったので徐々に読んでみます。まずは@vira_goさん@yuya76さん両方から挙がった「回送電車」から。カバ。。では。。
2011-06-10 23:43:38#dks @mura30 @vira_go 笑顔の裏の屈折は「おぱらばん」、「ふたつの行為の時間差」にあるのかもしれませんね。卓球がとても上手だという過去や、何らかの先生であった過去があること、それらと中国系難民(?)としての今との間に、屈折した感情が生まれるのかなと。
2011-06-10 23:48:24@yuya76 #dks 私は今まで読んできたところでは、ムーミンくらいしかはっきりわからなかったけど、実在してると信じていたので、やまのかいしゃをみて、「ひょっとして他にも架空のものがあったのでは?」と不安になりました(笑)やまのかいしゃも実在とはー(笑)
2011-06-10 23:48:25#dks @mura30 @yuya76 たしかに、そういった音の重なりも面白いですね。堀江さんの本を読んだ後はいつもフランス語を勉強したくなります(いまだに実行に移せずにいますが~)
2011-06-10 23:53:53@yuya76 @akemiq #dks 「留守番電話の詩人」はまだ読んでる途中ですが、こういう謎を追っていく話は大好きなので楽しみです。絵葉書のカバにピンク色の汗が手彩色されているとあって、フランス人にもピンクの汗はショックだったんだろうな。
2011-06-10 23:54:16#dks 「エンソくん きしゃにのる」これもシュールで面白そう。いろいろと面白そうな本が出てきて、読書ガイドとしても良いですね。「留守番電話の詩人」に出てくる「ソロモン王の苦悩」は絶版みたいですが。 http://p.tl/12PP
2011-06-10 23:58:01#dks @akemiq @yuya76 @mura30 私もそろそろ失礼します。今回は表題作しか読めてなかったので、続きを読むのも楽しみです。みなさまありがとうございました!
2011-06-11 00:05:11