(メモ)日本書紀にみる地震の初出など

2011年3月13日につぶやいていた地震の古記録についてのつぶやきです。不安で調べていただけでとくに資する物はないかと思いますが、当時ツリー機能がなかったのでまとめておきます。
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日本書紀に見る地震の記述:初見 [允恭五年(西暦416)]秋七月丙子朔己丑、地震。 五年の秋七月(ふみづき)の丙子の朔、己丑に、地震(なゐふ)る。

2011-03-13 12:10:20
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地震の古語は、ナ(土地)ヰ(居)フる(振る、震る)地動るとも。大地震は、おほなゐ。

2011-03-13 12:10:27
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日本書紀に見る地震の記述:家屋倒壊 [推古七年(西暦599)]夏四月乙未朔辛酉、地動舍屋悉破。則令四方、俾祭地震神。

2011-03-13 12:11:02
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夏四月(うづき)の乙未も朔辛酉に、地動(なゐふ)りて舍屋(やかず)悉くに破(こほ)たれぬ。則ち四方(よも)に令(のりごと)して、地震神(なゐのかみ)を祭(いの)らしむ。

2011-03-13 12:11:22
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日本書紀に見る地震の記述:大地震と津波 [天武、白鳳十三年(西暦684)」壬辰、逮于人定、大地震。擧國男女叫唱、不知東西。則山崩河涌。諸國郡官舍、及百姓倉屋、寺塔神社、破壞之類、不可勝數。由是、人民及六畜、多死傷之。時伊豫湯泉、沒而不出。土左國田五十餘萬頃沒爲海。

2011-03-13 12:12:49
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古老曰、若是地動、未曾有也。是夕、有鳴聲如鼓、聞于東方。有人曰、伊豆嶋西北二面、自然益、三百餘丈。更爲一嶋。則如鼓音者、神造是嶋響也。

2011-03-13 12:13:00
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日本書紀に見る地震の記述:大地震と津波 [天武、白鳳十三年(西暦684)」壬辰に、人定(ゐのとき)に逮(いた)りて、大きに地震(なゐふ)る。國擧りて男女(おのこめのこ)叫び唱(よば)ひて、不知東西(まど)ひぬ。則ち山崩れ河涌く。

2011-03-13 12:15:07
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諸國(くにぐに)の郡の官舍(つかさやかず)、及び百姓(おほみたから)の倉屋(くら)、寺塔神社(てらやしろ)、破壞(やぶ)れし類、勝(あげ)て數ふべからず。是に由りて、人民(おほみたから)及び六畜(もくさのけもの)、多(さは)に死傷(そこな)はる。

2011-03-13 12:15:14
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時に伊豫湯泉(いよのゆ)、沒(うも)れて出でず。土左國の田畠五十餘萬頃(いそよろづしろあまり)沒れて海と爲る。古老の曰はく、「是(かく)の如く地動ること、未だ曾(むかし)より有らず」といふ。

2011-03-13 12:15:25
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是の夕(ゆふべ)に、鳴る聲(おと)有りて鼓の如くありて、東方に聞ゆ。人有りて曰はく、「伊豆嶋の西北、二面(ふたつのおもて)、自然(おのづから)に益せること、三百餘丈(みももつゑあまり)。更(また)一つの嶋と爲れり。則ち鼓の音の如くあるは、神の是の嶋を造る響なり。」といふ。

2011-03-13 12:15:30
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この後流星や隕石もあったりして天の相もぐっちゃぐちゃだったとか

2011-03-13 12:17:39
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今回の地震は『貞観三陸沖地震』型 ということで『三代実録』を見ると、清和天皇貞観十一年(西暦869)七月の記載に『七日癸亥。地震。』 九月、陸奥国へ地震使を遣わす。

2011-03-13 16:47:53
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十月、詔あって、甚だしい地震で海水が溢れ、城宇は破壊され、無辜の百姓が苦しんでいる。使者を陸奥へ遣わして、民夷を問わず慰撫させる。死者を弔い、生存者には見舞金を出す。被害の甚だしい者は、租調税を減免する。寡婦や孤児、自立できないものに手厚い支援をする。 …などとある。

2011-03-13 17:02:34