謎の肺炎再び (71) ★3/18★飼い主から新型コロナ感染が疑われたペット犬が帰宅直後に死亡/感染しやすいのはA型？/フィリピン空港閉鎖撤回/ダイヤモンド・プリンセス最初の感染者の国籍を公表しない日本政府/世界の感染者計199,758（中国80,881、日本880）死者7,977

「謎の肺炎再び（70）」から続く

新型コロナ世界の感染数　
2020-3-18　15:00現在　計 199,758　死亡 7,977

日本　880　死亡 29（DP 2）
ダイヤモンド・プリンセス（DP） 712　死亡 7

中国本土　80,881　死亡 3,226（日本人1含む）
イタリア　31,506　死亡 2,503
イラン　16,169　死亡 988
スペイン　11,826　死亡 533
ドイツ　9,360　死亡 26
韓国　8,413　死亡 84
フランス　7,730　死亡 175
アメリカ　6,329　死亡 107（DP 45）　
スイス　2,700　死亡 27
イギリス　1,950　死亡 71（DP 4）
オランダ　1,705　死亡 43
ノルウェー　1,444　死亡 3
オーストリア　1,332　死亡 3
ベルギー　1,243　死亡 10
スウェーデン　1,196　死亡 8
デンマーク　1,024　死亡 4
マレーシア　673　死亡 2
カナダ　592　死亡 8
オーストラリア　456　死亡 5（DP 10）
ポルトガル　448　死亡 1
カタール　442
チェコ　434
ギリシャ　387　死亡 5
ブラジル　346　死亡 1
イスラエル　337（DP 3）
フィンランド　319
アイルランド　292　死亡 2
スロベニア　275　死亡 1
シンガポール　266
アイスランド　247
バーレーン　242　死亡 1
ポーランド　238　死亡 5
エストニア　225
ルーマニア　217
パキスタン　212
タイ　212　死亡1
チリ　201
エジプト　196　死亡 6
フィリピン　193　死亡 14
インドネシア　172　死亡 7
サウジアラビア　171
香港　168　死亡 4（DP 12）
イラク　154　死亡 11
インド　147　死亡 3
ルクセンブルク　140　死亡 1
クウェート　130
サンマリノ　126　死亡 11
レバノン　120　死亡 3
ペルー　117
ロシア　114
トルコ　98
アラブ首長国連邦　98
南アフリカ　85
メキシコ　82
台湾　77　死亡 1（DP 1）
アフガニスタン　73
スロバキア　72
セルビア　72
パナマ　69 　死亡 1
ブルガリア　67　死亡 2
アルゼンチン　65　死亡 2
クロアチア　65
ベトナム　61
アルジェリア　60　死亡 4
エクアドル　58　死亡 2
コロンビア　57
ブルネイ　54
アルメニア　52
アルバニア　51　死亡 1
ハンガリー　50　　死亡 1
ラトビア　49
ヨルダン　48
キプロス　46
スリランカ　44
コスタリカ　41
パレスチナ　39
モロッコ　37　　死亡 1
ベラルーシ　36
ジョージア　35
ベネズエラ　33
カンボジア　33
モルドバ　30
マルタ　30
ウルグアイ　29
アゼルバイジャン　28　　死亡 1
セネガル　27
カザフスタン　27
ボスニア＆ヘルツェゴビナ　26
オマーン　24
チュニジア　24
北マケドニア　24
ドミニカ共和国　21
ブルキナファソ　20
19:
18: リトアニア
17:
16: コソボ
15:
14: アンドラ、マカオ
13: モルディブ
12: ジャマイカ
11: ボリビア、ニュージーランド
10: ウズベキスタン、バングラデシュ
9: モナコ、パラグアイ
8: ホンジュラス
7: 北キプロス、リヒテンシュタイン、ルワンダ、ウクライナ　死亡 1
6: ガーナ、グアテマラ　死亡 1、象牙海岸
5: キューバ、カメルーン、エチオピア
4: ケニヤ
3: セイシェル、コンゴ民主共和国、ジブラルタル、ナイジェリア
2: ナミビア、リベリア
1: ガンビア、モンテネグロ、ソマリア、タンザニア、ベニン、バハマ諸島、エスワティニ、赤道ギニア、ガボン、コンゴ共和国、スーダン、モーリタニア、中央アフリカ、ギニア、トーゴ、ネパール、ブータン、バチカン市国

参照：Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University (JHU)、BNO、日本放送協会
（注：参照元と時間によって誤差があります。合計数は一致しません）

【香港】競走馬のオーナーとして知られる周巧兒さんが先月新型コロナウィルスに感染した後、ペットのポメラニアンからも弱陽性反応が検出され、人間と犬の間で感染が疑われる世界初のケースとして研究が進められていた。

周さんは香港で85番目のケースで2月25日に感染が確定。翌26日には弱陽性反応が検出された犬も隔離された。先に回復した周さんは3月8日退院。犬はその後も隔離されたまま検査が実施され、12日初めて陰性に転じた。翌13日再び陰性反応だったため、14日ようやく飼い主の元に戻されたが、その二日後の16日に死亡した。

飼い主の希望で、犬の死因確認のための検死は行われない。

2月25日　飼い主の周巧兒さん感染確定
2月26日　犬から弱陽性反応、隔離開始
この間に７回にわたり検体が採取され一貫して弱陽性反応が出ており、飼い主と犬のDNA検査などが行われた
3月8日　周巧兒さん全快し退院
3月12日　犬の検査で初めて陰性反応に転じる
3月13日　再び陰性反応
3月14日　帰宅

3月14日

【香港】飼い主が新型コロナウィルスに感染した後、弱陽性反応が出ていたペットの犬が最新検査で陰性反応となり、すでに退院していた飼い主の元に14日ようやく戻ることができた。検査は５～６回繰り返されたという。

現在香港では人間と濃厚接触のあった３～４匹のペットが隔離されている。

3月12日

【香港】飼い主の感染が判明した後に弱陽性反応が検出されたペットの犬に血清検査を行ったところ結果は陰性反応だったが、血液中の抗体が不充分だったなどの理由で検査が万全ではない可能性もあり、感染を否定するには至っていない。

研究を進めている香港大学によると、犬と飼い主の遺伝子配列が非常に似ており、飼い主から犬に感染した可能性が強いという。

3月上旬

【香港】新型コロナウィルス感染者のペットからも陽性反応が出た香港では、人間と動物の間の感染の可能性についてウィルスの遺伝子調査が進められており、結果は数日以内に出る見通し。

WHOの専門家の見解では、人間ではなく別の犬から感染した可能性の方が強いといい、感染の機会はゼロではないが極めて低く、飼い主に過度の心配をしないよう呼びかけている。散歩のたびに体を洗い、動物との濃厚な接触を避けるなど、衛生上の注意が最も重要だとしている。

フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症（COVID-19)の対応について（その１７：ルソン地域全域へのコミュニティ隔離措置等）
2020-3-17
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00039.html

フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在フィリピン日本国大使館

【本文】

1 フィリピン政府は，3月17日から4月13日午前零時までの期間，ルソン地域全域において「強化されたコミュニティ隔離措置（Enhanced Community Quarantine）」を実施中であり，各家庭における厳格な自宅隔離措置や，大量輸送用の公共交通機関の運行停止，スーパーや病院，銀行等を除く商業施設・公共施設の業務停止など幅広い措置が実施されております（以下，参考を参照）。

2 これに伴い，現在，マニラ首都圏においては，外出禁止令が施行され，周辺の州との境界においては検問が強化されており，空港へのアクセスを含め利用可能な公共交通機関が運行を停止しています。宿泊施設の中にも閉鎖されるものが出てきています。

3 邦人の皆様におかれては，ご自身の安全の確保を第一に考え，各自治体等による指示に従っていただくようお願い致します。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方におかれては，新型コロナウイルスに感染した場合，重症化するリスクが高いことを踏まえ，安全確保について十分留意願います。

4 日本大使館では，フィリピン政府による追加措置等について，随時メールやホームページ掲載を通じて情報を提供してまいりますので，関連情報に十分ご注意ください。

5 また，下記（参考7）のとおり，今回の措置開始後72時間以内（3月20日午前零時まで）であれば，ルソン島の国際空港からの出国は認められます。但し，フライトの席の入手が難しくなってきていますのでご注意ください。つきましては，近くフィリピンからの出国を計画している方は，右にご留意の上，行動をお願いいたします。

6 今回のフィリピン政府の措置によりお困りの方は，以下の在フィリピン日本大使館の邦人援護ホットラインにご相談ください。
（邦人援護ホットライン）（市外局番02）8551-5786

7 なお，日本大使館の領事窓口は業務を継続していますが，フィリピン当局による措置を踏まえ，緊急のものを除き，通常のパスポート，証明書，査証の発給等について，通常とは異なる扱いとすることを検討中です。詳細は追ってご連絡します。

（参考）3月16日にフィリピン大統領府が発表した，新型コロナウイルス対策に関する官房長官発覚書（概要）
1 4月14日まで授業や学校関連行事を中止する 。

2 大規模集会を禁止する。

3 全世帯において厳格な自宅隔離措置をとる。移動は，生活必需品へのアクセスのための移動に限定される。食料供給・不可欠な医療は政府の管理下に実施される。検疫措置執行確保のため制服組公務員（uniformed personnel）が通常よりも増強された体制で現場対応に当たる。

4 行政機関は，国家警察（PNP），国軍（AFP），沿岸警備隊（PCG），医療現場，境界管理等に従事する者（これらは必要最低限の人員にて業務継続）を除いて在宅勤務を実施し，最低限の労働体制を確保する。

5 民間部門においては，
（1） 生活必需品や食料・医薬品生産活動に関わる施設（市場，スーパーマーケット，商店，コンビニ，病院，診療所，薬局，ケータリング・配送，給水所，食品加工・医薬品生産の工場，銀行，送金サービス，電力・エネルギー・水，通信業）のみ営業可とし，これらは最低限の労働体制及び適切な距離確保措置を講じる。
（2） アウトソーシング（BPO）及び輸出志向産業は，最低限の労働体制及び適切な距離確保措置等が講じられることを条件に稼働を維持する。
（3） 報道機関は，大統領府広報部門（PCOO）から発行された身分証明書を携行すれば，強化されたコミュニティ隔離措置発効72時間以内であれば，域内の移動を認められる。警備員も同様に72時間以内の域内の移動を認められる。

6 大量輸送用の公共交通機関の運行は停止される。

7 陸海空路の移動は制限される。
（1） 強化されたコミュニティ隔離措置発効72時間以内であれば，ルソン島の国際空港からの出国は認められる。
（2） 強化されたコミュニティ隔離措置発効時にフィリピンに向け移動中の外国人渡航者は，関係省庁会議（IATF）が指定した渡航制限対象国から入国する場合，入国と同時に，所定の検疫手続きが課される。
（3） フィリピンに入国するフィリピン人（その外国人配偶者及び子弟を含む），フィリピン永住査証所持者及び9（e）外交査証保持者は，IATFが指定した渡航制限対象国から入国する場合，入国と同時に，所定の検疫手続きが課される。
（4） 貨物の域内輸送及び域外との往来は妨げられない。
（5） 陸海空路でも，特に医療器具及び検体の輸送や人道支援に関する制服組公務員（uniformed personnel）の移動は認められる。

8 社会福祉開発省（DSWD）及び労働雇用省（DOLE）は，財務省（DOF）・予算管理省（DBM）・貿易産業省（DTI）と連携して，隔離措置の影響を受ける労働者や住民への社会改善（amelioration）措置を計画する。同措置は，賃貸の猶予，ボーナスの先払い，公共料金支払いの救済，中小零細企業への支援等が含まれ得る。

9 DSWDは，最も影響を受ける住民に対する食糧援助対策を講じる。

10 上述のガイドラインに違反した場合は，関連する刑法・行政法上の処置の対象となる。

11 IATFは，官房長官，大統領府長官，国防大臣，環境天然資源大臣，貿易産業大臣，社会福祉開発大臣，財務大臣，教育大臣，農業大臣，国軍参謀総長，陸・海・空軍長官，沿岸警備隊長官，国家警察長官，関係省庁会議が引き込む関連は，保健衛生上の事態が収束するまで，毎日新型コロナウイルス対策・指針を観察し，継続的に再検討していく。

12 IATFは，保健省（DOH）を通じ，ルソン全域に，強化されたコミュニティ隔離貴館に講じられる新型コロナウイルス関連の措置について情報を拡散する。

★「最初に感染が判明した」香港人男性インタビュー

「最初に感染した」人物ではないが、正直に診察を受けたばっかりに世界中から「感染源」呼ばわりされている。日本政府は彼の前に感染者がいたことがわかっているにも関わらず、集団感染が日本のせいではないことの弁明に追われ、最初の感染者については一切言及せず、国籍も公表していない。

「ダイヤモンド・プリンセス」主な日程（いずれも2020年）

1月20日　日本横浜出港
1月20日　乗客少なくとも2名が既に感染
1月22日　日本鹿児島寄港
1月23日　香港人男性発症
（検査と確定は香港で行われたため、厚生労働省のグラフの1月23日の感染者と同一人物かどうかは不明）
1月25日　香港寄港、香港人男性ほか多数下船
1月27日　ベトナム・ダナン寄港
1月28日　ベトナム・ハロン湾帰港
1月30日　香港男性発熱で病院へ
1月31日　台湾基龍寄港
2月01日　沖縄那覇寄港　「検疫」は簡単な検温だけ
2月01日　香港で男性の感染確定（ケース14）一斉に報道
2月03日　予定より早く横浜帰港
2月04日　最初の検査で31人中10人が陽性反応
2月05日　乗客の自室隔離始まる

Coronavirus: Hong Kong resident denies he is ‘patient zero’ of Diamond Princess cruise ship outbreak
（South China Morning Post　2020-3-12）
https://www.scmp.com/news/hong-kong/society/article/3074698/coronavirus-hong-kong-resident-denies-he-patient-zero

回應鑽石公主號播毒指控　首確診吳伯：未必關我事
（香港01　2020-2-25）
https://www.hk01.com/01偵查/439103/武漢肺炎-回應鑽石公主號播毒指控-首確診吳伯-未必關我事

「謎の肺炎再び（72）」に続く