- tjamxtpj05287
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@tjamxtpj05287
今日もいい天気ですね…きっとasksもお天気のはず。 縁側でひなたぼっこして、ぽかぽか体温のヒカヒナちゃん。うとうと船を漕いでいたらそっと抱き上げてくる腕に、おでこをすり寄せる二人がいたら幸せ。
2020-03-22 10:06:43
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@tjamxtpj05287
ぱたぱたと布団を敷いたかと思うと、🚺️のにおいのする毛布にくるまって横になる双子。 やがて、すぅすぅと寝息が聞こえてくる頃、若はそっと行灯の灯りを消して部屋を後にした。
2020-03-20 23:03:40
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@tjamxtpj05287
うつ向いて爪先を見つめる二人の側に寄って「…彼奴なら心配いらねェよ。医者のジジィも二三日すりゃあ動けるって言ったからな」と言って、優しく頭に手を置く若。 「…本当か?」 「おう」 「…餡蜜くいにいくって約束してんだ」 「…帰ってきたら好きなだけ食わせてもらえ」 「「…っ、うん」」→
2020-03-20 23:03:17
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@tjamxtpj05287
「わかぁ…?」 「なにしてんだぁ…?」 振り返ると、部屋の入り口に寝ぼけまなこのヒカゲとヒナタの姿が。 こしこしと目を擦りながら「「襖が開いてたから」」と揃いの小さな口を開いて、 「〇〇のやつが」とヒカゲが。 「帰ってきたかとおもった」とヒナタが、ぽつぽつと続けた。→
2020-03-20 23:02:36
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@tjamxtpj05287
すぐに戻って、続きを書くつもりだったのだろう。 帳面には、修繕作業に必要な資材、期限までにまとめる書類について―それから、ヒカゲとヒナタが食べたがっていたお菓子、晩御飯の献立を書き出したもの、小さな落書き―、ついさっきまで、部屋の主が書いていたように感じる文字を若が追っていると、→
2020-03-20 23:02:36
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@tjamxtpj05287
声をかければ「紅?どうしたの」と聞こえてきそうな襖の向こうは、今夜は暗く静まりかえっている。そっと部屋へ入って行灯を灯す若。 しん、と冷えた空気。 丁寧に畳まれた布団。 香の匂いが微かに残っている文机には、開いたままになっている帳面。その上に放られた鉛筆の先には書きかけの文字。→
2020-03-20 23:02:35