CGM系新サービス(特に位置情報系)を作る際の仮説

ここ最近ぼーっと考えていた事のまとめ。
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OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

ここ数日、考えていた仮説。CGM系コンテンツで、アーリーアダプターの熱狂を梃子にしようとするサービスは成功しない。成功するならば、その先のフォロワー層にとって使えるツールにする事を最初からシナリオに織り込んでおく必要があるのではないか。特に、位置情報系ではそれが顕著?

2010-04-17 08:56:11
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

何となれば、アーリーアダプタは理念等を面白がってすぐ飛びついてはくれるが、一方で技術ギャング的で飽きやすい傾向があると思う。飛びついて、面白くはあるが実用ツールとしては価値のないゴミ情報をたくさんまき散らして去って行く。

2010-04-17 08:59:11
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

そのゴミ情報の山を見て、話題になっているので参加してみたフォロワーが、使える情報がない、ツールとして役立たないと困惑する。その状況を、レイトマジョリティーが嘲笑する。うまくいかないCGM系コンテンツはそういう悪循環に陥っているのではないか。

2010-04-17 09:02:31
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

誰かがYouTubeの事を「テレビ2.0」と言っていたが、Wikipediaは「辞書2.0」のように、成功している?CGMコンテンツは皆1.0がある感じがする。1.0でそのようなツールの使い方楽しみ方、を皆イメージできるから、そのイメージできるものを自分でも作りたいと思う。

2010-04-17 09:06:08
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

新時代のネットサービスともてはやされて、旧業界を馬鹿にしていても、旧業界が存在して初めて新業界が存在できたのでは。

2010-04-17 09:08:14
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

翻って、自分のCGMサービスをイメージしてみて1.0と呼べるものが世に存在しないと思えるのならば、まず自分達が1.0として、使えるツールとしてのイメージを世に定着させて行く努力がもとめられるのではないか。使えるイメージも持たれてないのにいきなりCGMでコンテンツ集めは無理がある。

2010-04-17 09:12:35
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

朝飯食うから続きは後で書く。

2010-04-17 09:13:42
松永英明@ことのは#ゲニウス・ロキ @kotono8

Wikipediaは辞書としては失敗。原因は編集方針にある。今の編集方針なら、リファレンス集となるしか生き残りの道はない。 RT @kokogiko: Wikipediaは「辞書2.0」のように

2010-04-17 09:14:58
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

そういう視点からの成功失敗はあると思います。でも、CGMなのに「ほとんどコンテンツが集まらなくて、ツールとして一切使い物にならない」ということはなく、「CGMとしては」まあ成功寄り?かなと。QT @kotono8 Wikipediaは辞書としては失敗。

2010-04-17 09:32:12
まげぱX @Magepa

@kokogiko Wikipediaは辞書じゃないと主張してるとおもいますけどね。辞書と辞典はかなり違う物です。 http://bit.ly/8YIXVI http://bit.ly/a509Ep

2010-04-17 09:35:54
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

@Mage_Whopper ごめん用語としての辞書と辞典の区別があまりついてなかった。辞典と読み替えてください。

2010-04-17 09:45:23
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

続き。使えるツールとしてのイメージを定着させるには、まずコンテンツを最低限でも充実させて、ユーザが「使ってみよう」と思った際に、そもそもコンテンツがなくて新サービスのエクスペリエンスを与えられない、といった事を最小限にしないといけない。

2010-04-17 09:39:28
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

そのためにはCGMは二の次。大抵の場合、新サービスと言っても見せ方が変わり整備すべきデータ項目が変わるだけで、コンテンツの種は過去の社会や旧業界の蓄積の中にあるものだが、そういう所と手を結んででも、まずコンテンツを充実させねばならない。CGMは使えるツールのイメージ定着後でよい。

2010-04-17 09:43:50
まげぱX @Magepa

@kokogiko どのクラスタの人を集めるか、というのがポイントなのではないかと考えています。linuxはFOSSのハッカー、photolog/flickerは写真好き、facebook/myspaceはなれ合いしたい人、Wikipediaは文字書きetc..

2010-04-17 09:55:34
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

別の切り口から。アーリーアダプタ、フォロワー、レイトマジョリティというけれど、CGMの場合、コンテンツ提供者と利用者という軸もある。

2010-04-17 09:55:58
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

利用者としてのアーリーアダプタは数が見込めても、良質コンテンツの提供者がアーリーアダプタの中に見込めそうにないのならば、そこは運営側が梃入れしてでも、フォロワーやレイトマジョリティ層からでもコンテンツ提供者を発掘し、まず使えるツールのイメージを演出する必要があると思う。

2010-04-17 09:58:29
Tajima Itsuro @niryuu

@kokogiko ローカルSNSなどの初期に、コミュニティを育てる活動が必要なのを思い起こしました。

2010-04-17 10:00:56
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

以上が一般論として最近考えてた事だけど、続いて「特に位置情報系コンテンツでは」と書いた部分。位置情報軽くでもやった人ならすぐ気付く事だけど、位置情報は空間でセグメントされるため、「使える!」と思わせる情報の網羅が難しい。

2010-04-17 10:03:24
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

位置に中立なコンテンツであれば、例えばWikipediaに10万件のデータがあれば、それなりの範囲でどこでも使えるけど、位置情報系コンテンツの場合、東京に10万件のコンテンツがあっても、奈良では何の役にも立たない。

2010-04-17 10:05:15
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

また位置情報の場合、自分の知らない土地でのニーズが高いタイプの情報ケースがあるが、そういう情報はCGMベースだと人口が多い=誰でも知ってる地域の情報ばかり整備され、いざ人口の少ない、知らない場所に行くと途端に情報がない、本当に知りたい時に使えないという事になってしまう。

2010-04-17 10:09:02
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

なので、一般論としてユーザが思い浮かべる1.0がないような新規サービスで、コンテンツをCGMに任せるのは難しいものがありそうなところに、さらに位置情報が絡むと難易度さらに倍、となるのではないだろうか。

2010-04-17 10:16:02
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

位置情報コンテンツでも、ある程度の範囲を網羅して知見のある市井や旧業界の専門家はいたりする。でも、そういう人が新サービスの、コンテンツ提供側としてのアーリーアダプタになる可能性は極めて低い。むしろ、気付かない事の方が多い。そういう人々を掘り起こす事が運営に求められるのでは。

2010-04-17 10:18:39
Hirotoshi Maeda @orochon

旧業界の専門家は知見を外に出したがらないですよね。 RT @kokogiko 位置情報コンテンツでも、ある程度の範囲を網羅して知見のある市井や旧業界の専門家はいたりする...

2010-04-17 11:00:20
OHTSUKA Ko-hei @kokogiko

そんな事もないですよ。既存産業の不振もあって、コンテンツ流通の新ルートを模索してるところもありますし。 QT @orochon 旧業界の専門家は知見を外に出したがらないですよね。

2010-04-17 11:22:28