石鹸だけで戦えますか
まとめ!
石鹸での手洗いの作用は、以下の3つ!
石鹸すごいじゃん。
@y_tambe これで手洗いの効能三つ! ・水でウイルスを物理的に洗い流す ・界面活性剤よる作用 ・泡立てることによる界面活性剤の効果の増大 こんなところかしら! 石鹸、すごいじゃない。
2020-03-23 21:08:57ところが
@Butayama3 確かに「油汚れを落とす力」は強いんだけど、ウイルスや細菌なんかの、病原体の表面ってじつは、むしろ「親水性」なんよ。
2020-03-23 21:48:40@y_tambe うん?水になじみやすいってことね。 水のあるところによってきやすい?
2020-03-23 21:51:48@Butayama3 ほら、ウイルスのエンベロープも、細胞膜と同じで「界面活性剤」みたいなリン脂質で出来てるから、表面にはその親水基(リン酸基)が外向いて並んでる。
2020-03-23 21:51:29@Butayama3 しかも、リン脂質のリン酸基も、石鹸のカルボン酸基も、どっちもマイナスの電荷を帯びてるから、電気的に反発しやすい。
2020-03-23 21:52:57@Butayama3 リン脂質と石鹸分子はよく似てるから、うまいこと近づいてさえくれれば、エンベロープ膜を溶かせるんだけど、その反発力のせいでどうしても効果が弱まる。だから「消毒薬」として使えるレベルの殺菌力が出ない。
2020-03-23 21:54:54普通石鹸での手洗い。
殺菌力は強いのに、親水性が高い(薄まってしまう)、電子的に反発しやすいなどの弱点がありました。
じゃあ、「きちんと」手を洗いたい場合、どうしたらいいか。
@Butayama3 カルボン酸基[-COO-]の代わりにアルキルアミン基[-N+R3]みたいな「水に溶けると陽イオンになる親水基」を親油基部分をくっつけたもの。 商品名:オスバン(塩化ベンザルコニウム)なんかがこいつね。これは、医学上もちゃんと「消毒薬」として使われる。
2020-03-23 22:05:27@y_tambe なるほどねえ。これなら殺菌力は弱まらず、むしろ強くなるというわけね。
2020-03-23 22:05:50@Butayama3 で、こいつは逆に「マイナスの電荷に寄っていく」性質があるから、ウイルスや細菌の周囲がむしろ高濃度になる。だから、殺菌作用が強くて消毒薬に使える。
2020-03-23 22:06:26@Butayama3 ただ、こっちはこっちで泡立ちも良くないし、洗浄力もあんまり強くない。電荷でも殺菌力でも洗浄力でも、まさに「普通石鹸とは逆」
2020-03-23 22:08:10@y_tambe あらら。じゃあどっちがいいのかしら。 今回のようなウイルスの場合は。
2020-03-23 22:09:15