ぽよさん(@Poyo_F)の教科書の話をまとめてみた。

ぽよ @Poyo_F

昨日の教科書話の続きだけど、教科書が役に立たないから「やめとけ」と言ったのは、先ずはこれを無視して勉強できる人が増えるといいなと思ったからだけど、ぽよの本音は違う所にある。ぽよは、むしろ、教科書は役に立たないどころか、有害だと思うのだ。

ぽよ @Poyo_F

教科書は、その存在自体が、「何を教えて、何を教えてはいけないか」という事を決める前提となっている。特に歴史解釈などは、国や人によって異なるので、自分が間違いだと信じている事実などは「教えてはいけない事」になるから、「誰であっても、」これを含むような教科書は認められないのだろう。

ぽよ @Poyo_F

ぽよは、「教えなくてはいけない事」は、「何を信じて何を疑うかを、見抜く方法」だと思うが、学術分野においては、これ以外の「教えてなければいけない事」や、「教えてはいけない事」を決めるのは有害だと思うのだ。例え間違った事でも、それを見て何回も勘違いしながら判断する練習するのがいい。

ぽよ @Poyo_F

教える事項を詳細にリストアップする事で、機会平等を狙う頭の悪い人もいるけれど、例えば、昔から、世の子供たちは、帰ってから何時間も家庭教師に勉強を習う事ができる裕福な家の子供と、塾に行くお金が無い家の子供がいる、というような「生まれつきの機会不平等」があることぐらい知っている。

ぽよ @Poyo_F

教育内容を等しく設定する事で少しでも機会平等を実現しようというのは、学校が「ちゃんとやってます」という証拠作りでしかない。機会平等にするのなら、生徒が、どこまでも突っ走る事ができるような環境を用意する事だ。突っ走らない生徒に他の皆を合わせる事ではない。

ぽよ @Poyo_F

パブリックリレーションのトラブルを恐れている学校もあるかもしれない。不条理な「平等」を振りかざし、自分の子に他の子を合わせようと、メディア等を利用してクレームをつけてくる人々の行動パターンをリストアップして、それが如何に間違っているのかを社会に説いてゆこう。

ぽよ @Poyo_F

例えば、歴史についての教育の役目は、様々な歴史解釈を伝えて、生徒に考えてもらう事。国の役目は、教育とは独立に、自国の歴史解釈を、世界に明確に述べる事。教科書に、そんな大役を押し付けてはいけない。

ぽよ @Poyo_F

例えば、習う内容を統一する事で、大学入試のスタートラインを一致させるのだと言うが、逆に、貧富の差や、学校の差による機会不平等を生んでしまう事に気付かないのか？　

ぽよ @Poyo_F

例えば、高校の物理の問題は、今では大学で習うラグラジアンと微分方程式を知っていれば、何の困難も無い。高校生は、今の高校の教科書の内容は全て無視していいから、ちゃんと数学を使う物理を自習するといい。１年あれば十分だ。しかも、数学もできるようになるというオマケ付き。

ぽよ @Poyo_F

ついでに、問題集を英語圏のものにすれば、英語もできるようになると思う。一々、科目を分けたらその分だけ無駄が生まれる。ぽよは、英語が嫌いだったけど、アルフケンと言う人の数理物理の原書の章末問題を全部解いて、理系の英文だけは読めるようになった。

ぽよ @Poyo_F

というわけで、皆で教科書を無視しよう。今は、教科書を無くすつもりはないみたいだけど、いづれ学校が遅れてついてくる時代が来るよ。結局学校の外で学ぶ事を、誰も止められないのだから。後は生徒の心意気次第。「学ぶべき範囲」を確認している人は、どんどんバカになっていくと思った方がいい。