- sakasa_don
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まず、にゃんこい9話は演出がかなり分かり易い形で提示されてて、信号が赤になる=気持ちの停止を表し、信号が青になる=気持ちが動き出す、という効果を。猫の世界が外に、人間の世界が内に配置されていて、プールの外←→内、あるいは家の外←→中と、綺麗な対比関係になってる、まあ既出でしょうが
2009-12-06 01:22:16また、これは9話でなく全体面だけど、ストーリーの主眼も、ヒロイン2人+αの形式を取っていて、主人公が鈍感だったり、例の「突然現れた女の子と、幼なじみ」という構造を取ってて、非常に王道なのが面白い。(ただ各ヒロインの突然&幼なじみの属性と、付属してるキャラ属性が逆だったりする)
2009-12-06 01:26:32まあ、ここから本題なんだけど、この構造を見ててひとつ、どうしても分からなかったことがある。ラブコメの王道作品には「主人公が鈍感」という属性が付加されているのだけど、実は私、これが分からない。
2009-12-06 01:29:14お約束としては「主人公が鈍感」という属性という約束事はあるにも関わらず、これがちゃんと分析された例というのはあまり存在しない。いうならば、暗黙の了解と化している。しっかりと勉強されている方なら「今更何を…」と言い出しそうな話題だけど、私は元々勉強しない人だから分からない…
2009-12-06 01:31:17この「主人公が鈍感」に関して更に加えるなら、主人公が鈍感でなくなる場合=物語の終焉に近い場合が多い、つまりヒロインの気持ちに気づく事自体が、物語の終焉が近づいている事を意味している
2009-12-06 01:34:20明日のために寝るなう。取り合えずラブコメにおける「鈍感なモテ主人公」設定は、察しを良くしてしまうと読者に嫌味な印象を与えてしまうのもあるなとだけつぶやきます。スポーツものでも何でも本当は天才なのに自分の才能に全く無自覚な主人公って沢山いますよね。あれと同じです。
2009-12-06 01:38:56@str017 論理的に考えると、映像で視るかぎりは、「主人公は鈍感であるかのように見えるが、実はヒロインと視聴者・消費者を騙すための装われた鈍感さである」という可能性を否定する根拠はないですよな。その無根拠さを利用できるか否か、で演出家の知的な世代が別れると考えています
2009-12-06 01:40:35. @tatsuzawa そうするとエロゲ原作系作品の場合、その後の展開が続く場合があります。しかし、ラブコメの場合はこの「マルチヒロイン形式の終焉」が物語の終焉と同期しているのは何故なのでしょう。
2009-12-06 01:41:13逆に言えばバリバリのリア充や明らか過ぎるド天才キャラでも、「自分の優越的な能力や立ち位置を全く自覚しない」と言う設定を付加するだけで、あたかも庶民の読み手への共感装置だと錯覚させることが出来るわけです。
2009-12-06 01:41:50@ZEROWORKS つまりは主人公は本当は無自覚で気づいている、あるいは何だかの事情で鈍感を装っている可能性を見落としている、ということですね。そしてこの部分を上手く使えるのが上手い演出家の方だと…
2009-12-06 01:50:13@str017 エロゲは女の子が主人公のことを好きだと示す必要があるとか?(エロゲ以前のポルノとの違いでもある) | エロゲは受け身のドラマだからとか? http://tinyurl.com/yl48nct
2009-12-06 01:52:39@str017 ええ。かつては、「主人公=鈍感」の図式で作品を制作すれば良かったが、今では、「主人公は鈍感……なのか?そもそも、こんなシチュエーションでこんな風にふるまえたり、映像的に心理が表象されているのに、本当に鈍感なのか?」という懐疑を惹き起こす演出は膨大にあります。
2009-12-06 01:57:42@tatsuzawa うーん、これは今思いついた仮説なのですが、やはりヒロインを生かす為には主人公は受け身にならなければならない=主人公が鈍感でなければならない、という前提があるのかもしれません。
2009-12-06 01:59:17@str017 そうですね。あと、大前提として速攻付き合うわけには行かないというのが最初にあるかと。加えておっしゃる前提がある。
2009-12-06 02:03:34@ZEROWORKS なるほど、上手い演出家の方だと「主人公が鈍感」なのを上手くいかすことができ、そうでない場合はシチュエーション的に不自然さが出てしまうと…
2009-12-06 02:05:13@tatsuzawa お話から少し外れますが、どこかに「大前提として速攻付き合う」ラブコメ作品があったようなw 例外作を挙げると差異がくっきりでる傾向があるだけに、思い出せないのが悔やみます…
2009-12-06 02:07:00