「主人公が鈍感」―ラブコメにおける構造と表象の一考察―

@niraman

@hapze たしかに「にゃんこい」は不自然に見えますね。おそらくラブコメの中でも「ラブ」の部分と「コメ」の部分のどちらを重視するかという違いがあって、にゃんこいはあくまでもコメディであることを選択しているのではないかと。だからラブストーリーとして見ると不自然になるというか。

すとらい @str017

おー、パピゼさんのお陰で新たな視点が

@hapze

@niraman そうですね。基本コメディなのにキャラ達は真面目に恋愛をやるストーリィなので、その間に生まれる齟齬が不自然に見える原因なんでしょうね。

すとらい @str017

@hapze ごめんなさい＞＜ なんであっちよったりこっちよったりしてるかとゆーと、この問題、自分でも答えが出てないんですよ

@hapze

@str017 好き嫌いも絡みそうなので難しいですよね。結論というか要望は俺も「鈍感主人公はあんまり面白くないから、もっと違う見せ方して楽しませてくれよ！」だったりします。

QBIE @Sunitha

主人公（男）が鈍感っていうのは、非常に男性作者的なんだよね。女性作者の場合だと、逆に男が何考えてるのか分からなくて右往左往する様が描かれたりする。何か根本的に発想と視点が違うんだよね。

@hapze

そうだ、今期の鈍感主人公で言えばけんぷファーのナツルはにゃんこいより酷いなｗ。女体に対する耐性がついているから輪にかけてね……。

@niraman

@hapze @str017 「にゃんこい」だと、シリアスシーンなのにコメディの論理で動いているところが不自然に感じるのかもしれません。切り替えができていないというか。

@niraman

例えばCLANNADだと前半と後半でリアリティレベルが変わる。前半は春原がありえない殴られ方をしても怪我ひとつしないのに、後半にはそのような描写はない。後半では人が死んでもおかしくない世界になるので、ケガをしないような非現実的な描写をいれるわけにはいかない。

@hapze

けんぷファーとにゃんこいの構造がそっくりだと今更気づく。主人公が隠す能力が作劇進行のエッセンス、という点も含めて。

@hapze

その解釈が誰にでも自然にできる造りだったらベストだったかも QT @ERO_Punk　「にゃんこい！」の順平くんは鈍感なんじゃなくて、楓への一途過ぎる想いが故に、周囲が見えなくなってるだけなんじゃないかとフと思った。

すとらい @str017

後者はいろいろと齟齬が生じるのでおいておくとして、前者を考えると確かにメインターゲットである10代は「主人公が鈍感」とかあんま考えないのかもなー、とは思った。

すとらい @str017

某氏ってゆわないで！ って言われたので名前だしますね . @sad_smiLey3さんです！！１

青蛙 @tamaja3

@str017 にゃんこいは10代後半～20代狙いだと思ってる ユルいストーリー＋恋だとかの心理描写から学生時代を懐かしがる感じ。

@hapze

にゃんこいを楽しむ姿勢としては、「主人公の鈍感」という作劇的都合を肯定することから始めなければならないかも。「サザエさんが年を取らない」を受け入れるのと同じレベルの作業なのに、何故肯定しにくい……

青蛙 @tamaja3

恋など知らずにまっしぐら（巨人の星とか）～90年代前半＝スケベ主人公（ラムネ&40とか）～鈍感主人公（？）と主人公の典型的イメージが変わってる気がする

すとらい @str017

@sissy_curry なるほど… 一応20代は射程に入ってると…、まあWeb漫画が原作で20代射程に入ってないとか嘘になりますけど。

青蛙 @tamaja3

@str017 10代狙いっていうといわゆる少年マンガになる気がするからなぁ。１話完結や（オリジナルの）４コマというスタイルは基本的に20代を視野に入れてる気がする。

青蛙 @tamaja3

ギャグ4コマの場合はその限りでもないか。

橡の花 @totinohana

あまり難しく考えることはないと思います。「なぜラブコメの主人公は（ハーレム状況内で）鈍感なのか？」といえば、「そのステップを上がったら修羅場だから」じゃないでしょうか。そもそも「気付かない描写」の伏線まで回収するのは１クールアニメじゃ骨でしょうし、急でしょう。

@hapze

橡の花さんが主人公鈍感問題に結論をだしてくれた！　確かに「にゃんこい」が４クール作品なら、コメディをやりつつ繊細に恋愛心理を表現する時間がたっぷりあって、そこから修羅場に発展してクライマックスを迎えることもできるだろうけど、１クールならコメディに徹する方が作品として面白いかぁ。