Early Bird @ 41isyoichiさんの英語講座(2020年3月31日分)know muchとknow well/onとin/lawnとturf/kyの発音/that day/grow up/asとwhen/fall/young/earlierとsooner/every/ほか

まとめました。
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Early Bird @41isyoichi

中高で英語を教え、大学で英語科教育法と受験英語指導研究を講じてます。教員研修会講師。文科省高校検定教科書 FLEX (増進堂)執筆者。NHKラジオテキスト英文法コラム元執筆者。『英語教育』(大修館書店)など専門誌へ寄稿多数。共著に『夢をかなえる英文法 ユメブン1』(アルク)。未来塾(@miraijuku2015)主宰。

Early Bird @41isyoichi

know much と know well の使い分けについて、Do you know about this singer? は「歌手についてどれだけ知っているのか」を尋ねているから、much, a lot, a little などと応じるが、もし Do you know this singer? なら「歌手本人と直接の面識があるか」を尋ねているから、know well で応じる。

2020-03-31 09:33:51
Early Bird @41isyoichi

下例はともに「そのコートは君に似合う」の意だが、(1)では服装が、(2)では着用者が主語になっている。 (1)That coat looks good on you. (2)You look good in that coat. 前者ではコートが着用者の身にまとわれている様を on が表し、後者では着用者がコートに包まれている様を in が表す。

2020-03-31 10:08:47
Early Bird @41isyoichi

(1)He touched her forehead.(額に手を触れた) (2)He felt her forehead.(額に手を当ててみた) touch は手の動きを強調する。(1)の he は彼女の恋人のような存在で愛情表現として額を触ったかもしれない。(2)の he は医者の立場で熱があるか否かを確かめるのに額を触ったかもしれない。

2020-03-31 10:38:58
Early Bird @41isyoichi

届きました。ちなみに、サブタイトルの「現在と過去の対話」は E. H. カー『歴史とは何か』の有名な一節。 pic.twitter.com/zRQkBAAATw

2020-03-31 11:18:28
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Early Bird @41isyoichi

lawn は芝を植えた場所を指す。どんな広がりをもっていても、芝を敷き詰めた一画は a lawn となる。一方、turf は芝土を移植用に四角に切り取ったものだから、数える場合、pieces of turf と言う。 👉lay pieces of turf on the garden to make a lawn(庭に芝を敷いて芝生をつくる) pic.twitter.com/MbLbQqKn1g

2020-03-31 11:21:45
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Early Bird @41isyoichi

小発見😳 Webster's New Geographical Dictionary (Merriam Webster, 1988) で Tokyo を引くと Tokyo also Tokio [tóukiːou] と3音綴になっていて驚いた。京都も [kiːoutou] と3音綴になっているところからすると、<ky> は [kiː] と読むということだろう。

2020-03-31 11:26:02
Early Bird @41isyoichi

that day は単独で使えるが、on that day は何の日かをはっきりさせる語句を添える必要がある。 👉I was born that day in Philadelphia, also my parents' birthplace. 👉on the day of his death(彼が亡くなった日に) 👉on the day when the fire broke out(火事が起こった日に)

2020-03-31 12:26:37
Early Bird @41isyoichi

盲点かも⚠️ up は完成、終結、発展を表すから、grow up は「成人する」ことを含意している。よって、成人に達していないのに grow up を使うとおかしい。 (×)He grew up in Osaka until he was ten years old. (⚪︎)He grew up in Osaka and became a businessman.

2020-03-31 12:49:48
Early Bird @41isyoichi

(1)As he left the room he remembered the key. (2)When he left the room he remembered the key. (1)は部屋を出ないうちに(戸口のところで)鍵のことを思い出した場合、(2)は部屋を出て(戸を閉めてから)鍵のことを思い出した場合。(1)の as は(2)の when より即時性の意味合いが強い。

2020-03-31 14:55:26
Early Bird @41isyoichi

なお、as には時、理由、様態などを表す機能があるため、上例のように、何か特別な場合を除き、when や because など、できるだけ機能が狭い語を使うのが望ましい。特に会話では音を聞いてすぐに判断しなければならないため、このことに注意したい。

2020-03-31 14:55:26
Early Bird @41isyoichi

fall はもともとの意味が「落ちて行く」で物体の落下運動について用いるが、形容詞とセットで使って比喩的に状態の変化も表し、fall ill (病に陥る), fall asleep (眠りに落ちる), fall in love (恋に落ちる) など、不可抗力のために「やむを得ず何らかの状態になる」の意も表す。

2020-03-31 16:48:36
Early Bird @41isyoichi

grow は green と語源的関連があり、植物が「徐々に大きくなっていく」が原義。草木は成長しやがて朽ち果てていくから、プラス方向にせよ、マイナス方向にせよ、grow old (年を重ねる), grow worse (悪化する), grow tired (飽きる) 等、grow は「徐々にある状態になっていく」過程を表すことが多い。

2020-03-31 17:24:00
Early Bird @41isyoichi

(1)The telephone rang just as he opened the door. (2)No sooner had he opened the door than the telephone rang. (1)はドアを開けたと「同時に」電話が鳴った場合、(2)はドアを開けて「間もなくして」電話が鳴った場合だ。just as 節の方が「何々した途端に」と、即時性が強いと言える。

2020-03-31 18:06:05
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 盲点かも⚠️ 日本語では幼児を「若い」とは言わないが、英語では幼児を指して young と言える。5歳の女の子のことであれば「幼い女の子」ということだ。young と聞いたら反射的に「若い」という日本語が思う浮かぶ人が多いのではなかろうか。

2020-03-31 20:41:33
Early Bird @41isyoichi

他の面白い young の使い方に young cheese, young wine という言い方がある。チーズやワインのような発酵食品が熟成の進んでいない段階を指す。こちらは日本語でも「若いチーズ」「若いワイン」と言うようだ。

2020-03-31 20:41:33
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] (1)I finished the job earlier than I expected. (2)I finished the job sooner than I expected. (1)は思っていた時刻より早く終了した場合、(2)は「予定の所要時間より短くて済んだ」と言う場合、例えば、5時間かかると思っていた仕事が3時間でできた場合だ。

2020-03-31 21:05:07
Early Bird @41isyoichi

つまり、soon は「何らかの基準となる時点」からほとんど間をあけずに、の意なのである。 👉 How soon will the next train come?(あとどのくらいで次の電車は来ますか) 👉 I'll call you back as soon as possible.(なるべく早くかけ直しますね)

2020-03-31 21:05:07
Early Bird @41isyoichi

少し前に書評記事が大修館書店の広報誌『GCD英語通信』に掲載されました。(所属先は本務校については執筆当時のものです。) pic.twitter.com/9fJewbkPIq

2020-03-31 21:16:09
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Early Bird @41isyoichi

通例、every は単数形の名詞とともに使う。 👉Every child needs love. (どの子供も愛を必要とする) ただし、複数の成員からなる集団を1つの単位と見て、every とともに使うことがある。 👉every four years (4年ごとに) 👉every five minutes (5分ごとに) 👉every six kilometers (6kmごとに)

2020-03-31 21:26:23
Early Bird @41isyoichi

R.H. Copperud 氏の American Usage and Style (p.30) によれば、as を since や because の代わりに使うのは注意深い書き言葉で避けたい⚠️ 例えば、次例の as は「時」とも「理由」とも考えられ曖昧だ。 👉As he was standing near the door, he could hear the conversation in the kitchen.

2020-03-31 21:43:21
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 「後ろのドアを閉める」の英訳に behind も after も使えるが、behind を使うと「後ろのドア」という位置関係を表す。 👉Close the door behind you, please.(後ろのドアを閉めてください)

2020-03-31 21:49:14
Early Bird @41isyoichi

after を使うと「ドアを入った後で」「ドアを出た後で」という時間(的順序)関係を表す。 👉Close the door after you, please.(ドアは入った後は閉めるのよ) 乗物や出口などで順番を譲る際の声かけに使う After you.(お先にどうぞ)も類例。

2020-03-31 21:49:15
Early Bird @41isyoichi

(1)He seems sick. (2)It seems that he is sick. 何れも「彼は病気のようだ」の意だが、(1)は話し手が直接、彼に会って病気のようだと判断した場合、(2)は直接、彼に会ったわけではなく、人から聞いた場合の判断の表明に使う。(2)の方が間接的な度合いが高い。

2020-03-31 23:14:44