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2020年5月5日

Early Bird @ 41isyoichiさんの英語講座(2020年4月9日分)indivisa manent/manere/mansion/nether, over, rather, utter/目的語を文末に据える場合/見慣れた形容詞の語義であまり知られていないもの/新聞の副詞/de-/sym-その他の接頭辞

まとめました。
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Early Bird @41isyoichi

高校で英語を教え、大学で英語科教育法と受験英語指導研究を講じてます。教員研修セミナー講師。文科省高校検定教科書 FLEX (増進堂)執筆者。NHKラジオテキスト英文法コラム元執筆者。『英語教育』(大修館書店)など専門誌へ寄稿多数。著書に累計発行数6万部突破の『夢をかなえる英文法 ユメブン1』(共著、アルク)があります。

Early Bird @41isyoichi

なお、上記の英文のような場合は主語の意味する物品の特徴と思われることについての叙述で、ある限度がある⚠️ ①通例、商品や製品などが主語の位置を占める ②通例、現在時制で用いられ、何か副詞を伴う (ただし、This book won't sell. (この本は売れないでしょう) のような否定文の場合は別。)

2020-04-09 07:50:19
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] ラ・サール中学・高等学校(鹿児島県)の校舎には indivisa manent というラテン語が掲げられている。英語に直訳すれば They remain undivided. となる。(ちなみに、この句は family motto of St. John Baptist De La Salle らしい。) pic.twitter.com/PS9rBP1pcT

2020-04-09 12:58:04
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Early Bird @41isyoichi

さて、この indivisa manent という a Cathoric, Latin phrase に見られる manent という語は「留まる、残る」の意の第二曲用の動詞 manere の直説法・能動相・現在、三人称複数の形だ。このラテン語の動詞 manere から派生した英単語には以下のようなものがある。

2020-04-09 12:58:04
Early Bird @41isyoichi

◾︎ remain((居)残る、留まる) →「残留する」という原義を留めている。 ◾︎ remnant(残り(物)、余り) →文字通り「残っている物」だ。 ◾︎ permanent(永久の、常設の、常任の) →per- が「ずっと」の意だから「最後まで留まる」が原義。

2020-04-09 12:58:05
Early Bird @41isyoichi

あと、これは意外に思われるかも知れないが、mansion も同根語だ。 ◾︎mansion(大邸宅、館) →「留まる場所、滞在地」が原義。(今は廃語ですが、かつては「滞在」の意で用いられていたようだ。)ちなみに、フランス語の maison は「大邸宅」ではなく普通に「家」を表すという。

2020-04-09 12:58:05
Early Bird @41isyoichi

A Dictionary of Selected Synonyms in the Principal Indo-European Languages(Chicago UP, 1988, p.836)は、印欧祖語の *men- 'remain' は同じく印欧祖語の *men- 'think' と ultimately the same である可能性を指摘しており、興味を引かれた😳 動き回りながら沈思黙考はできないからだ。

2020-04-09 12:58:06
Early Bird @41isyoichi

例えば、木下浩利『英語の動詞 形とこころ』(九州大学出版会、1991年、p.52)が述べるように、「いずれも人間が行う行為であるが、あたかも物自体にその行為を促進あるいは阻害する力が備わっているかのように表現されている」ところに、上記の英文のような言い方の最大の特色があると言える。

2020-04-09 14:23:21
Early Bird @41isyoichi

安井稔『ことばで考える』(開拓社、p.187)は「日常生活用具の開発やそれを広めようとするテレビなどのコマーシャリズムに乗ってさらに広まる傾向を見せている」のは「通常の言語表現のわくを破っているという新奇さと、新商品のもつインパクトとがうまく釣り合って」いるからだと指摘し興味深いです😊

2020-04-09 15:49:35
Early Bird @41isyoichi

英文法そのものは16世紀末に誕生したものの、今のような規則の集大成たる規範文法(正誤を判断する文法)が完成し、学校文法として普及したのは18世紀後半だった。このツイートのように英文法史上の知識が欠落した言説は少なくない。 twitter.com/sakuraikeizo/s…

2020-04-09 17:43:43
Early Bird @41isyoichi

Netherlands の nether, over, rather, utter などは比較級に由来する。 👉I think I'll have a cold drink rather than coffee. rather が -er で終わり、than を従えるのはこの語が比較級であったことの名残だ。

2020-04-09 17:57:31
Early Bird @41isyoichi

行為の結果状態ではなく、行為そのものに重点が置かれる場合、目的語を文末に据える。 👉He pushed open the door.(ドアを押し開けた) 一方、He pushed the door open. で open は push した結果としての状態を表し「ドアを押して開けた」の意を示す。この文は知覚の順序を反映していると言える。

2020-04-09 18:05:09
Early Bird @41isyoichi

意味の死角😎 見慣れた形容詞の語義で、重要なのにあまり知られていないのを集めてみました。 abrupt → 無愛想な awkward → 厄介な beautiful → (技術的に)見事な bold → くっきりした euil → 不運な experimental → 経験に基づく false → 人口の fat → 油っこい

2020-04-09 19:09:19
Early Bird @41isyoichi

fine → 細かい great → (技術的に)見事な happy → 適切な indifferent → 平凡な jealous → 油断しない national → 民族の outstanding → 未解決の、未払いの paradoxical → 矛盾した particular → 特定の philosophical → 諦めのよい qualified → 条件つきの quiet → 地味な

2020-04-09 19:09:20
Early Bird @41isyoichi

relentless → 絶え間ない religious → 細心の thick → 太い thin → 細い

2020-04-09 19:09:20
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 新聞では限られた紙面を有効活用するため、添付画像のような副詞を利活用して簡潔な表現をする。 pic.twitter.com/uh4LcT2Q0d

2020-04-09 19:55:15
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Early Bird @41isyoichi

短くて済むし、軽くはさむことができ使いでがいいため、reportedly などの副詞が紙面に制約のある新聞では好んで使われるのだろう。 pic.twitter.com/BC5yaF4ECv

2020-04-09 19:55:17
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Early Bird @41isyoichi

[THREAD] ギリシャ語やラテン語から英語に入ってきた動詞は、基本的に、その接頭辞の意味を表す前置詞が使われる。例えば、de- という接頭辞は「何々から」の意をもっており、derive A from B(BからAを得る)のように from を使う。接頭辞の基本的意味を理解しておくとかなりの部分をカバーできる。

2020-04-09 21:03:00
Early Bird @41isyoichi

▪︎ ギリシャ語系の英単語の接頭辞 sym- (= with) など ex. sympathize with ▪︎ ラテン語系の英単語の接頭辞 ab- (= from), ad- (= to), com- (= with), e(x)- (= from, out of) など ex. absent oneself from, adhere to, communicate with, exempt A from B

2020-04-09 21:03:00
Early Bird @41isyoichi

とは言え、単語の整理整頓はいわばごちゃごちゃになった引き出しを整理するようなものだから、語形成に注目する学習の開始時期としては、学習者の頭の中にある程度単語のストックができた時点が効果的だと考えることができる。

2020-04-09 21:03:01
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 次例は現在なお続く出来事か、現在まで続いた出来事か、即断できない。 (1) He has been painting the house. (2) It has been raining. (1)が Be careful! に続けば「ずっとペンキを塗っていたぞ」の意、all this afternoon に続けば「ずっとペンキを塗っているところだ」の意となる。

2020-04-09 21:57:53
Early Bird @41isyoichi

(2)が Look. The ground is wet. に続く文であれば「雨が降っていた」の意、since early morning を添えれば、空を見上げて「朝早くから雨が降っている」の意となる。

2020-04-09 21:57:53

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