創作文34

創作文まとめ
0
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

まったくの変わり者がやって来た 全然人の話を聞いてない だが群れから離れたのは褒めてやろう だが、もしかして、そういうことなのか ここは宇宙人の経営する動物園なのか まいったな #生首ディスコのドレスコード pic.twitter.com/2fkZ3JW5SB

2020-04-30 23:44:13
拡大
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

いつまでも狩られるほうだと思わないほうがいい。それこそ傲慢てもんだ。 #生首ディスコのドレスコード pic.twitter.com/2glE8LtecV

2020-04-30 23:21:19
拡大
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

どこかで会ったことがある気がして思わず声をかけたら否定されたが、そのせいで自分が間違っていないことを確信した。 そこまでして無かったことにしたいのか。 腹が立つからもう一度忘れたい過去になる疵を刻んでやる。 #生首ディスコのドレスコード pic.twitter.com/oRjc8C5hJP

2020-04-30 23:15:43
拡大
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

私動物園で閑古鳥が鳴いていた。蝸も鯨も蛙も翻車魚も出払ってタイムカードを押すのは閑古鳥だけだった。そういえば翻車魚はこないだ死んだんじゃなかったっけ。だいぶ出番を放置され寂しさのあまりとうとう水槽に頭をぶつけたらしい。閑古鳥は線香をあげようとして仏教の作法でいいのかどうか考えた。

2020-04-30 22:13:00
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

電話の前で彼からの着信を待って、ふと見ると電話機が石になっていた。その前にかたつむりの形になっている。電話だと思っていた物がいつの間にやら巨大なかたつむりの石像になっていたなんて間抜けもいいところ。これじゃ鳴るはずもない。いいえ、かかって来ていたかもしれない。そんな。出たかった。

2020-04-30 01:12:11
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

列車の速度が落ちる。どうやら停車駅に到着するらしい。 目が覚めると人の列に並んでいて、前の人に何の列なのか訊くとその人も知らないという。そのまま流されて乗った列車だった。 終点は人生の終わりだそうだ。 到着した駅は朝日に包まれ逆光に浮き立っている。今朝早く誰か死んだ。少し羨ましい。

2020-04-29 22:29:31
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

空が灰を吐き始めて、太陽が見えなくなる代わりに夜が来なくなった。 どこに住もうが同じなのに、僕らは一所に落ち着こうと今日も住処の火を絶やさずにいる。 僕ら以外の生き物の気配のない壊れた街を歩き、口に入れられそうな物を探す。 そこに一軒の商店のネオンが見えた。ポケットを探る。 #呟怖 twitter.com/moon04cat/stat…

2020-04-29 21:48:14
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

刺青 なんとなく思いついて の割に派手な作り pic.twitter.com/q4lbrxsKOP

2020-04-29 19:48:56
拡大
拡大
拡大
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

近所に買い物に出たはずが、手を引かれるまま歩くといつの間にか海で、彼女が前に来たがっていたことを思い出し、二人で崖に並んだ。 ここに来た訳は何となくわかった。 ふとしたときに彼女の気配が薄れる、そんなことが何度かあったから。 君は僕を連れていくのか。 これは復讐なのか。 #呟怖 twitter.com/dancewithsky/s…

2020-04-29 15:06:18
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

毎日水をあげなさいと教えられて、どんな花が咲くのかも知らずに植えた種に、色々な水を撒いた。 一番好きだから、はちみつ入りの水を撒いた。 一番好きな色だから、青い色水を撒いた。 庭の水桶に溜まった、夕日を浴びた雨のしずくを掬って撒いた。 きっとあの人が咲くだろう。 後ろ姿のあの人が。

2020-04-29 00:40:35
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

#文芸リレー 美しかっただろう彼女の膚には、幾星霜を経た証として鼻梁から頬に渡り褐色の星座があった。 小麦座、煙草座、鍬座、彼女の生業を映した星々は燦然と輝く太陽の下に生まれ、夫だけが辿ることのできる軌跡を残した。 指で煙草座の一等星をなぞり、夫は最期のおやすみの口づけを妻に落とす。 twitter.com/Yasuda9432/sta…

2020-04-28 22:02:46
YASUDA @Yasuda9432

そうやって貴女は、愛した男の首も斬り落としたのだね 云われて初めて私は気が付く ゴロリと落ちたそれは 鮮やかな紅華(あか)をしている アア、そうなのだ 地味で真面目で堅実だった彼 今初めてそんな彼を素直に 綺麗 だと感じる事が出来る 地面の上のその色は 悲しく そして 美しかった #文芸リレー twitter.com/zaki_yama_sun/…

2020-04-28 21:18:08
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

今日がんばったから靴下に穴あいた。私のがんばりと彼の寿命の尽きるのが一致したということだろうか。さよなら、今日左に履いた靴下。まだ元気そうに見える、今日右担当の靴下も一緒に埋葬しよう。でもまだ脱ぎ去るタイミングじゃないから、彼の屍を履いて、その時まで過ごす。 #140字小説 右は叫ぶ

2020-04-28 18:20:13
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

部屋の中のテントに籠るのにも飽きたので廃墟へ出かける。 忘れ去られた場所を探し、知らない街を二人でさまよう。 一度死んだ建物は優しく体を開く。 崩れかけたコンクリート。 その隙間から射す陽の光。 静かに私たちの時を止める。 壊れた壁から欠片の落下する音が響き、互いで呼吸を塞ぎあう。

2020-04-27 13:28:26
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

あなただけに呼ばれたいからわたし ポニーテールは解かない、まだ twitter.com/hccmono/status…

2020-04-27 13:05:51
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

初めて一緒に抱き合うというのに彼女を上に乗せ、横から抱き、後ろから挿ろうとして慌てて抱え上げ、途轍もなく興奮したが疲れた。 彼女に悪いことしたと反省したが、満更でもなさそうなので一先ず安心して朝を迎えた。 目も眠っていた。

2020-04-27 12:17:23
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

彼女はこの事実に気づいていないのか、あってはならないが、周知のことなのか判断がつき兼ねたが、そろそろ私の血液が怒り出すといけないのでそちらに気を向け彼女を押し倒した。 「あっ」 彼女の声に驚いて、しまったと体を横に向かせた。背中を床につけると目はどうなるかなどこの期に及んで考えた。

2020-04-27 12:17:23
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

一糸まとわぬ姿になった彼女はこちらを向くと胸の前で腕を組み、乳房のてっぺんを気づかった。 細腕に食い込んではみ出た乳房の肉の淫らさに血液が集まる感覚がしたが、只今がら空きになっている背中の目を思うと他に隠すべきところがあるだろうと気が削がれ、血も集中し切れずにごちゃごちゃした。

2020-04-27 12:17:23
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

しばし、その黄玉のような目と対峙していると「どうしたの」と小声で訊ねられはっとした。いいやとかううむとか、どうともつかない返事を返し、思い切って彼女のワンピースに手を入れて滑り落とした。 こんなときに一瞬たりとも女を不安にさせてはならないという、崖っぷちにいた男気が戻ってきた。

2020-04-27 12:17:22
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

背中のファスナーを下ろすと、むき出しの彼女の背中の中央に目がついていた。本来であれば、洋服の下に何も着てこなかったこと、ファスナーのある服を着てきたことに気を奪われる筈であったのに、潤いを湛え瞳孔の細く締まった猫のような目のせいで、あそこの血液はすっかり脳に流れ込んでしまった。

2020-04-27 11:37:53
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

春物を箪笥から出す。今年はシャツを新調しなくては。今日の装いを上から下までベッドに並べる。彼の好きなグレーを基調に、差し色は淡い黄色で。 コーヒーにミルクひとつ。 今日は帰りが遅くなるから一人で夕食済ませてね。 私はいつも一人。 「あなた」という人はどこにいるんでしょう。 #呟怖 twitter.com/molmol299/stat…

2020-04-27 08:57:37
メイファマオ @molmol299

#呟怖 #このお題で呟怖をください あなたのいない世界 …冒頭だけ思いついたのですが続かないので、お題として放流。

2020-04-27 01:10:44
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

捻らずにつらつらしたい時もある 想像の中独り言を言う #短歌

2020-04-27 01:07:14
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

首を振り、もう一度ありがとうと大きめな声で言って二人で走って牧場まで帰った。 『 水車小屋の裏』

2020-04-27 00:48:30
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

お前泣いてんのか、そう言われて目が重たいことに気づいた。今騒いでくれればいいのに、こんな時に限ってヤギは澄まして僕の膝に収まっている。巻かれた包帯を気にも止めず、珍しくしんとするので忙しさを思い出した振りで立ち上がってお礼を言うと声が裏返った。 帰り道わかるか、と聞かれたので↓

2020-04-27 00:48:30
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

引っぱる。 ふと、壁に掛かった大きいやっとこに目がいく。 傷に触れたのか、ヤギが身を捩ってキーキー騒ぐと、僕の頭のやっとこがカキンカキンと刃を合わせた。 ヤギはしつこく鳴いている。僕はお兄さんを睨んだ。力が強すぎるんじゃないかと思った。 よし、そう言うとヤギと僕の頭をぽんとたたく。↓

2020-04-27 00:48:29
晴れ時々雨 @rio11ruiagent

ので抱いて歩く。白い毛に血がついて哀れだった。 この家はお兄さんが建てたのかとか、最近建てたばかりでしょうとか、誰と一緒に住んでいるかとか聞きたいことは山ほどあったがお兄さんはそんな雰囲気ではないので黙っていた。 中に招かれるとヤギを抱えたまま椅子に座らせられて、無言でヤギの足を↓

2020-04-27 00:48:29
1 ・・ 13 次へ