なぜ誰も大手メディアを信用しないか

#Walkaway 第二十六弾 最近の我が国で火を吹いた一連のタグ騒動で、大手メディアのスタンスと真価が厳しく問われています。
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tarafuku10 @tarafuku10

掛谷先生(@hkakeya)が訳された『なぜ誰も大手メディアを信用しないか』を書き起こしてみた。メディアの信用はかつてないほど低下している。大手メディアを信頼するアメリカ人がますます減っているのはなぜなのか? 調査報道記者のシャリル・アトキソンが説明します youtube.com/watch?v=4pzZvM… pic.twitter.com/9RqkUXVY20

2020-05-13 16:49:39
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メディアへの信頼は史上最低水準にある。これは当然のことだ。我々ジャーナリストは、かつては守るのが当たり前だったルールから逃れ、最もひどい種類の間違いを犯すのが日常化している。かつては、尊敬を集めていた報道機関と経験のある記者たちがジャーナリズムの学校が許さないような種の間違いを… pic.twitter.com/8CX93JHVT0

2020-05-13 16:50:19
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...繰り返している。これらの間違いは修正されることはあってもほとんど反省しているようには見えない。そして訂正記事は、もとの淫らで不正確な物語ほど注目されることは滅多にない。どうしてこうなってしまったのか。それについては、拙著「スミア」で詳細に論じている。3つの要因を挙げよう。 pic.twitter.com/uLAe41aI3w

2020-05-13 16:50:40
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第一に、かつては厳密に分離されていたニュースと意見の境界が曖昧になった。かつては禁止されていた、ニュース記事に意見を事実であるかのように含めることが容認されるだけでなく、逆に推奨されるようになった。結果、本当のニュースとそうでないニュースを区別するのがアメリカ人には困難になった。 pic.twitter.com/IFeqPcsVnm

2020-05-13 16:51:15
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例を挙げよう。2016年5月14日、ドナルド・トランプが共和党の大統領候補になった10日後、ニューヨークタイムズ紙が報じて話題になった「一線を越えた: ドナルド・トランプの女性遍歴」という記事で、記者のマイケル・バーバロとメーガン・トゥーイーはトランプの元ガールフレンドのロワーン・レイン… pic.twitter.com/tiGiQb6Aid

2020-05-13 16:51:33
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…にインタビューした。彼女の発言は、トランプはよくてバカ、酷いと他人を食い物にする人に聞こえるものだった。記者たちはそれに自分独自の見解まで付け加えた。それが、あたかも確証のある事実であるかのように。「こうした品位の無い非人間的行いをトランプは女性に対して公然とした」と。 pic.twitter.com/DWqhXXlVPy

2020-05-13 16:51:49
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問題は、トランプの犠牲者とされた人によると、その記事が真実ではなかったことだ。記事が出た後、彼女は話を捻じ曲げたとして公にニューヨークタイムズを批判した。「トランプの批判記事には私が彼について否定的なことを言ったかのように書かれているが、実際は彼との時間を私は楽しんだのだ」と。 pic.twitter.com/msDdD95ZaI

2020-05-13 16:52:03
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tarafuku10 @tarafuku10

あなたがどのような立場でも、これはジャーナリズムの定義を大転換させる。全国的トップ記事の主な情報源が、話の前提を全て否定したのだ。こんな衝撃的なことが起きれば、全てのマスコミが調査を促し、記事の撤回、社の方針の再検討を求めるのが普通だろう。しかし、そのいずれも起きた形跡がない。 pic.twitter.com/ZVHMP8WjAK

2020-05-13 16:52:19
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tarafuku10 @tarafuku10

ニューヨークタイムズと記者は、謝罪も訂正記事の掲載も行っていない。 第二に、我々個々人には政治家の好き嫌いはあるが、ジャーナリストはそれらを平等に扱う義務がある。しかし、現実はそうなっていない。例を挙げよう。2008年5月、当時の大統領候補バラク・オバマは57の州を訪問したと述べた。 pic.twitter.com/PIsgndwNbi

2020-05-13 16:52:42
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tarafuku10 @tarafuku10

現実には50州しかないが、誰もが彼の言いたいことは理解できるだろう。彼は47州を訪問したと言うつもりだったのだ。これは、単なる言い間違いとして、ほとんど注目されなかった。それは当然のことだ。 pic.twitter.com/cNOCuyJZqd

2020-05-13 16:52:57
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tarafuku10 @tarafuku10

しかし、サラ・ペイリンが同様に「我々は同盟国北朝鮮を支持すべきだ」と言い間違えたとき、マスコミは容赦なく彼女を叩いた。みな、彼女が「同盟国南朝鮮(韓国)」と言うつもりだったことを理解していたにもかかわらず。 pic.twitter.com/X1QJOewlmt

2020-05-13 16:53:13
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tarafuku10 @tarafuku10

第三に、我々の多くは、政治家としばしば見返りを求める彼らのスポークスマンにしばしば乗せられている。私はこれを「取引型ジャーナリズム」と呼んでいる。例を挙げよう。アトランティックの記者マーク・アンビンダが2009年7月スクープを約束されたEメールの証拠がある。 pic.twitter.com/BoAVpidLAI

2020-05-13 16:53:29
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tarafuku10 @tarafuku10

彼は当時の国務長官ヒラリー・クリントンから事前にスピーチ原稿のコピーを得ていた。裏で、クリントンの補佐官フィリップ・ライネスによる指示に従うことが条件になっていた。ライネスのアンビンダへのメールには「クリントンの声は逞しいと表現せよ」、… pic.twitter.com/jdxYDNljfG

2020-05-13 16:53:46
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tarafuku10 @tarafuku10

…そして「脅されたと言うな」という明確な指示があった。それは、「我々の取り決めを漏らすな」ということを明らかに意味していた。「分かった」とアンビンダは返信した。 pic.twitter.com/ffCPEM2ePk

2020-05-13 16:54:00
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tarafuku10 @tarafuku10

結果として出てきた彼の記事は次の通りだ。「オバマ大統領の外交政策を考えるとき、ヒラリー・クリントンを思い出せ。クリントンが今日する予定の逞しい演説の背後にあるのはそのメッセージだ。」 pic.twitter.com/MbFO31nbQv

2020-05-13 16:54:16
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tarafuku10 @tarafuku10

当時、まともなジャーナリストと思われていたアンビンダが、この程度のことで基本的倫理に違反することは、今日のニュース報道がいかなる状態にあるかを雄弁に物語る。ちなみに、アンビンダはクリントンの演説が逞しいと思ったのだからその形容詞の使用は適切だったと自己弁護している。 pic.twitter.com/8PywwpWMKJ

2020-05-13 16:54:34
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tarafuku10 @tarafuku10

「ニュースはまともに戻せるのか」と私はしばしば聞かれる。答えはイエスだが、問題解決にはまず、我々が問題を抱えていることを認めねばならない。それまでは、何も変わらないだろう。シャリル・アトキソンによるプレイガー大学の動画でした。(了) (動画公開: 2017年11月) pic.twitter.com/meY7ZKdgEI

2020-05-13 16:58:53
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irr-Bot @IrrTenkoBot

リベラルなニュースでは、常に「少数派」の話ばかり。まるで不幸なのは「マイノリティ」だけで、「マジョリティ」はみんな何の問題もなく幸福に暮らしているかのよう。こんなに支配層にとって都合のいい思想はない。今の時代、金持ちが大概リベラルなのは「頭が良くて真実が分かるから」ではない。

2020-05-13 15:08:21