2020年5月15日

意外に思えた「ポーランド人のスラップスティックファン」の必然性について

みんながびっくりした「ポーランド人のスラップスティック・ファン」だが、色々やり取りしている内に、彼女がスラップスティックのファンになったのは決して奇異な事ではなく、むしろ必然である事がわかってきた。ポーランドにも「GS」があったのだ。 GSは日本独特のものではなく、世界同時多発的なバンドブーム現象の1つだった。そのGSの遺伝子を受け継いだスラップスティックに、同じような音楽を聴いていた東欧のファンが出来るのは意外でも何でもないのだ。
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中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

スラップスティックのアナログLP、これでベスト盤2種以外のオリジナルアルバムは揃った。 pic.twitter.com/cJASDRDNHh

2017-09-17 22:43:40
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WalterVega__ @Long_Live_Slap

@feel_flow 私はそれが非常に古いツイートであることを知っています。しかし、あなたはVHSで記録された1984年のコンサートを見た唯一の人のようです。この録音をどこで購入するか知っていますか?事前にどうもありがとうございました。私の日本語を許してください。他の半球からの挨拶。

2020-05-08 05:14:36
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

@WalterV85567045 私が「'84 スラップスティック NEW YEAR LIVE! -グッバイ雄二-」の映像を見たのは、2006年に発売のスラップスティックCD-BOXに収録された特典DVDです。VHSは持っていません。VHSは数少ないと思います。他の半球から良くスラップスティックを知りましたね。誰かのファンですか?

2020-05-08 19:17:37
WalterVega__ @Long_Live_Slap

@feel_flow あなたはウェブサイトに書いたtogetter.com/li/1099643 :「スラップスティック’84ライブ」は当時出たVHSに比べてレコードではMCや曲が大分カットされている。映像版で見た方が「アルプスの少女ハイジ郎」などの寸劇も収録されていて、よりスラップスティックのライブの実体を掴めるのだが。

2020-05-09 03:40:46
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

@WalterV85567045 その記述は、CD-BOXに収録されたDVDには当時のVHSの映像をそのまま収録されたという前提で書いています。わざわざ再編集されたとは思えないので。ただDVDにはメンバーのオーディオコメンタリーが付け加えられているので、より価値のある物になっていると思います。

2020-05-09 12:26:12
WalterVega__ @Long_Live_Slap

@feel_flow ありがとう🙂。この記述のためにあなたはVHSを見たと思った。 ポーランド人です。概してロックが好きです。私は1年間スラップスティックを知っていて、それに関するすべてを探しています。私にはすべてのLPがある、私にはDVDが有りません。だからこの映画を自分で作りました😀:youtube.com/watch?v=W3c5dz…

2020-05-09 16:50:18
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中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

ポーランド人のスラップスティックのファンという人が接触してきて、たまげた。この1年で全てのLPを入手したという。遠く離れたポーランド人まで魅了するスラップスティック、恐るべし。 twitter.com/WalterV8556704…

2020-05-10 15:48:09
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

まあ日本人がユーロプログレのファンだったりするのも、ヨーロッパの人達からすれば同じような感覚で奇異に感じるのかも知れない。

2020-05-10 15:55:04
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

@TOSHIO_FURUKAWA 古川さん初めまして。ネット上で時々スラップスティックのことを書いていたら、数日前にポーランド人のスラップスティックファンという方が接触してきてたまげています。国境を越えて伝わるスラップの魅力、凄いです。twitter.com/WalterV8556704… togetter.com/li/1099643

2020-05-10 18:11:17
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

先週、古参声優ファン界隈を震撼させた「ポーランド人のスラップスティック・ファン」だが、色々やり取りしている内に、彼女がスラップスティックのファンになったのは決して奇異な事ではなく、むしろ必然である事が判ってきた。以下、御本人の言葉も交えて、考えた成果をまとめておく。

2020-05-15 16:35:19
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

元々、件のポーランド人の方は、1960-70年代のロックファンだった。経緯としては、娘と一緒に見た「セーラームーン」のサウンドトラックに感動し、クンツァイト役の曽我部和恭の声に惹かれて「パタリロ!」にたどり着き、そこでメンバー全員が出演・歌唱していたスラップスティックに出会った。

2020-05-15 16:35:30
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

スラップスティックが1979年にNHK「レッツゴーヤング」に出た時の貴重な映像がニコニコ動画に上がっている。彼女はこれを見てスラップスティックに夢中になったという。 nicovideo.jp/watch/sm125553…

2020-05-15 16:35:40
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

スラップスティックの音楽的コンセプトは、「GS」である。音楽的中心であった曽我部和恭がGS大好きで、GSをテーマにしたLPを3枚も出していた。徐々にアルバムでの音楽性は広がっていくが、根幹はGSであり、ライブの場ではそれは一貫していた。

2020-05-15 16:35:50
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

東欧には1960年代からのロックの歴史がある。「ソ連に従属したポーランド当局は西洋音楽を受け入れませんでした。スターリンの死後、西洋音楽の演奏の禁止は解除されました。ロックンロールとの関連を避けるため、ポーランドのロックミュージックはビッグビート(big beat)と呼ばれていました」。

2020-05-15 16:37:02
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

これが、日本のGSとサウンドが実に似ているのだ。当時のポーランドの代表的なBig Beatのバンド「Czerwone Gitary」(1965) youtube.com/watch?v=7Shz3J… 「NIEBIESKO-CZARNI」(1966) youtube.com/watch?v=u2hKc3…

2020-05-15 16:37:11
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中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

英米のロックが「本物」ならば、1960年代東欧ロックも日本のGSもいわば「辺境のロック」。良い意味で「偽物」感がある。当時使っていたギターも、どちらも英米のギブソンやフェンダーは高価で入手出来ず、自国生産の少し歪な偽物感のある機種。英米から見れば日本も東欧も同様に「辺境」なのだ。

2020-05-15 16:37:22
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

彼女にいくつかGSを聞いて貰ったが、日本のGSは非常に親近感のある音だそうだ。「GSは間違いなく私たちのBigBeatに似ています。時間があるとすぐにもっとGSを聴くつもりです。先に書いたように、「レッツゴーヤング」でスラップスティックのパフォーマンスを見たとき「Czerwone Gitary」だと思った」

2020-05-15 16:37:42
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

東欧ロックマニアの友人の言葉を借りれば「Japanese BigBeat Group=GS」。こうやって辿ってみれば、ポーランドのBigBeatが好きだった彼女が、日本のGSを模したスラップスティックを好きになるのは、全く奇異な事ではなく、ごくごく当たり前の事なのだ。

2020-05-15 16:37:53
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

1980年代から、日本のGSは欧米で海賊盤が出回り、「Japanese Freakbeat」として一定のマニアが付いて海外で再評価されている。音楽性から言えばスラップスティックがそこに入ってもおかしくない。声優バンドという特殊性で見逃されていたが、これを機会に再評価を期待したい。

2020-05-15 16:38:02
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

togetter.com/li/1512352 この考察には、東欧ロックに造詣が深い深井歪氏からの貴重な助言がありました。彼無しではこの結論にはたどり着けなかったでしょう。深く感謝します。

2020-05-15 19:54:38
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

GSは、現在普通の人は「日本の懐メロ」としか思っていないが、ビートルズ大ブレイク以降に起こった1960年代後半の世界同時多発的バンドブームの1つの日本的展開だった。日本のGSも「ジャパニーズビートバンド」として愛好するガレージサイケ好きの外国人が居る事は確かだ。

2020-05-15 21:03:00
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

スラップスティックがポーランド人のロックファンの心をつかんだと言う事は、スラップスティックの「GS性」というものが本物の「GS」に匹敵して、世界レベルで通用するという証拠とも言える。まあそれが一部のマニアのものでしかない事も確かだが。

2020-05-15 21:03:26
中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

私がスラップスティックのLPで一番好きなのは「COBALT MOON」、特にタイトル曲です。個人的な趣味だとこれが一番大好き。ただし、このアルバムはスラップスティック自体の音楽指向(GS)からいうと少し本流を離れています。バンド後半の(良くも悪くも)音楽性拡散期のアルバム。youtube.com/watch?v=3Vh01M…

2020-05-16 00:31:07
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中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

スラップスティックの初期のアルバムは声優バンドである事を意識したような作品が多いですが、純粋に彼らの音楽性を代表するのはやはりGS三部作「モロGS」「GSチック」「GS伝説」でしょう。1980年代初頭にこれだけGS志向を前面に出したバンドは他にありません。youtube.com/watch?v=W3c5dz…

2020-05-16 00:34:54
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中澤"元花牧スタジオ主人"邦明 @feel_flow

ただ誰かに「スラップスティックってどんなバンドですか?」と尋ねられたら、「人気声優五人衆 スラップ・スティック」と「-グッバイ雄二-」を聴かせるでしょう。たとえ演奏に稚拙な部分があっても、全て自分達で演奏したライブ盤こそが彼らの本領です。 pic.twitter.com/Q8gjhulFGF

2020-05-16 00:41:42
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コメント

an_shida @an_shida 2020年5月16日
面白い。グループサウンズと時代と世界。
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Ornithomimus似鳥龍スー・ニャオルン @_2weet_sue 2020年5月16日
@feel_flow ‬カラオケで「恋するカレン」入れて「海辺のジュリエット」の歌詞で歌います♪
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