「ホロコーストとイスラエルを考える」ヤコヴ・ラヴキン講演編

4月18日(日)午後1時半~ 5時半(入場無料) ヤコヴ・ラブキン教授『トーラーの名において』(平凡社)邦訳刊行記念シンポジウム「ホロコーストとイスラエルを考える」ヤコヴ・ラブキン講演編
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@edouard_edouard

ヤコヴ・ラブキン氏講演。

2010-04-18 18:05:20
@edouard_edouard

「ラヴキン:まず、先程の議論についてのコメント。議論が、ユダヤの歴史、西アジアにおける様々な出来事を超えたものであること。国家やそのイデオロギー、人々がもつ不備の問題。一般的、普遍的な問題。」

2010-04-18 18:05:28
@edouard_edouard

「聖書では36回にわかって、自分より弱いものを抑圧してはならない、とある。抑圧の経験が報復も独善でもなく、愛情へと変えていかなければならない、と。」

2010-04-18 18:05:34
@edouard_edouard

「広島について寄稿した際、私は、苦しみの記憶がある不正な行動を正当化しはしない、と書いた。私のロシア語版は、スワロフスキーの詩を引いている。過去を忘れるものは将来を崩すものだ、と。しかし過去の記憶は建設的な目的に限って用いられるべきであり、悲惨さを思い出すためではない。」

2010-04-18 18:05:40
@edouard_edouard

「日本は、パレスチナ分割決議に国連加盟国でなかったために参加しなかった。歴史的な事実として日本がパレスチナの分割に対してフリーハンドであった。どのような国家も歴史的に無実ということはない。」

2010-04-18 18:05:44
@edouard_edouard

「岡真理氏の話に、ナクバは終わっていない、と。悲惨はまだ続いている。他のところでも話したことだが、レイプの結果生まれたこと(註:イスラエル建国のことか)についてその子に非はない、が、その子がレイプを犯した場合には話は別だ、と。」

2010-04-18 18:05:52
@edouard_edouard

「芝氏の話に、第二次世界大戦をめぐって起きた事態について包括的な理解が必要だ、と。ナチスに対する限定的な注目ではなく、ナチスを可能にした全体的な反ユダヤ主義の思潮について理解することも重要だろう。」

2010-04-18 18:05:57
@edouard_edouard

「東ヨーロッパにおいては、ソ連軍によって虐殺を免れたとして、その功績をたたえる碑が沢山建てられた。東ヨーロッパの市井の人々の間に如何に反ユダヤ主義が蔓延していたかについては、ユダヤ人をシナゴーグに閉じ込めてナチスが彼らを虐殺する便宜を図った市民がいたことが挙げられる。」

2010-04-18 18:06:03
@edouard_edouard

「民族主義、というものは、排外主義も含めて、ヨーロッパにおいて高まっているとの認識を持っている。」

2010-04-18 18:06:08
@edouard_edouard

「ユダヤの人々は伝統的に平和主義的であったが、これがイデオロギーの名において19世紀に廃棄された。ポグロム下において平和主義を捨て、暴力的社会主義、共産主義、シオニズムへとその思想を転換していったという歴史がある。」

2010-04-18 18:06:13
@edouard_edouard

「シオニスト運動に参加していたユダヤ人のほとんどが、宗教的な伝統を打ち捨てた世俗的なユダヤ人であった。当時東欧において盛んであった民族主義運動に強い影響を受け、その中で軍事力の重視といった風潮も取り入れた。」

2010-04-18 18:06:20
@edouard_edouard

「ジャボディンスキーの言葉に「ユダヤ人の青年たちよ、銃を撃つことを学ぼう」とある。」

2010-04-18 18:06:27
@edouard_edouard

「アリエル・シャロンはその成人式、バル・ミツアにおいて「記銘入りの短剣」を父からもらったという。伝統的にいって、ユダヤの成人式においては金銭、書物を受け取る。短剣を受け取る、という事態は異常なこと。」

2010-04-18 18:06:34
@edouard_edouard

(以下の twit 二つは要確認。僕も同じ話をニュースで読んだが、ちょい違ったような。)

2010-04-18 18:07:04
@edouard_edouard

数日前、あるおじいさんが南アで行われる、その孫の成人式に参加することができない、といった事態があった。シナゴーグに入ることを拒否されたという。それはゴールドストーン報告書で知られる、ゴールドストーン判事であった。

2010-04-18 18:07:10
@edouard_edouard

「数週間前に訪問した南アフリカでは、シオニズムがアイデンティティを形成していることを発見した。東欧から移民してきた南アのユダヤ人は、その伝統を失い、その代わりにシオニズムを新しい宗教であるかのように戴いている。」

2010-04-18 18:07:18
@edouard_edouard

「彼らの多くはカナダやアメリカに移民することを選ぶのだが、イスラエルへの忠誠心は非常に高い。彼らにとりイスラエルの批判は、自らを否定されることと同じだ。」

2010-04-18 18:07:21
@edouard_edouard

「書評を寄せてくれたマイケル・ベナゾンは「ユダヤ人は、ユダヤ教とシオニズムとの矛盾をどうやら受け入れるようになった」と書いている。」

2010-04-18 18:07:28
@edouard_edouard

「ホロコーストの記憶が私達に与えた教訓はふたつあり、それは互い対立している。一つは私達が弱かったからホロコーストが起きた、ということもう一つは、弱いものを抑圧してはならない、というものである。」

2010-04-18 18:07:39
@edouard_edouard

「ホロコーストの記憶が私達に与えた教訓はふたつあり、それは互い対立している。一つは私達が弱かったからホロコーストが起きた、ということもう一つは、弱いものを抑圧してはならない、というものである。」

2010-04-18 18:07:39
@edouard_edouard

「今日、ユダヤの人々のとっている態度、全世界1400万人の行動を観る限り、多元的で自由な社会を重視している人が多数であることがわかる。その平和への志向は、南アのアパルトヘイト反対運動での相対的な活躍に示される。」

2010-04-18 18:07:45
@edouard_edouard

「今日、ユダヤの人々のとっている態度、全世界1400万人の行動を観る限り、多元的で自由な社会を重視している人が多数であることがわかる。その平和への志向は、南アのアパルトヘイト反対運動での相対的な活躍に示される。」

2010-04-18 18:07:45
@edouard_edouard

「イラク戦争に反対したユダヤ人のパーセントは、アメリカ人のそれよりも高い。メディアでは違った仕方で報道される。ユダヤ人の代表として話す各種団体と、実際のユダヤ人との分断を正確に理解しなければならない。」

2010-04-18 18:07:51
@edouard_edouard

「イラク戦争に反対したユダヤ人のパーセントは、アメリカ人のそれよりも高い。メディアでは違った仕方で報道される。ユダヤ人の代表として話す各種団体と、実際のユダヤ人との分断を正確に理解しなければならない。」

2010-04-18 18:07:51
@edouard_edouard

「絶滅収容所訪問の旅が、20年頃前から組織的になされている。まるで巡礼のように、軍事演習の一環としてアウシュヴィッツを訪問する、といったことが行われている。このような仕方で恐怖を喚起し続けようという努力が実際に存在している。」

2010-04-18 18:07:57