『ボーン・アイデンティティー』編 第二回【映画作品の構成についてあーだこーだ言う会】
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この葛藤によって第三幕のボーンに「過去への決別」に対する強い動機が生まれています 彼がマリーを手に入れるには、銃を取ってCIAのもとへ一人で向かう必要があった、となります #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:05:00主人公・ボーンの変化
#物語構成あーだこーだ ③【物語を通じての主人公の変化】 主人公であるボーンは、物語を通じてどのような変化を遂げたでしょうか。 ・変化前と変化後で、わかりやすく対比されている場面 ・変化の推移を順を追って説明できるか という点を抑えておきましょう。
2020-05-09 22:08:05個人的に気がついたものを挙げます 序盤で目につくものは「銃」に対するボーンの態度です 公園、銀行、大使館と、ボーンはいずれも拳銃を手に入れられる機会にそれを放棄しています この行為にはCIA局員も困惑しており、単純な警戒心だけからの行動ではないことが窺われます #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:39:46これは暗殺者や工作員としての過去を捨てようとするボーンの、記憶を超えた深層心理の表現でしょう マリーとの葛藤を経て、ボーンは自分の新しい生を守るためにまず猟銃を取り、さらにはプロフェッサーから奪った拳銃を持って敵地に乗り込むに至ります #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:43:52マリーとの出会いと別れの場面も、対比としてわかりやすいと思います 出会い「金を一部渡し、自分を車に乗せるように要求」 別れ「金をすべて渡し、車に乗って逃げるよう要求」 #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:58:33似ている作品群
#物語構成あーだこーだ ④【似た構成、テーマの作品はあるか】 全体的な構成やテーマにおいて、『ボーン・アイデンティティー』に類似している他作品は思いつくでしょうか。 モチーフやシーン単位での類似を探してみるのもいいでしょう。
2020-05-09 22:21:21こちらについても個人的に見つけたものを列挙します 『ローマの休日』については別に色々書きました 「創造主への反抗」というテーマで 『ランボー』『フランケンシュタイン』 髪を切ったマリーがボーンと組むあたりは 『レオン』 を連想しました #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:11:56@kyobyobyo2 私は『ダイ・ハード』につながる系統かなと思ってます。 あとは、マット・デイモンの作品なら『オデッセイ』なんかもそうかなと。 #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:16:00@d_yokogami ボーンのキャラクターとして肉体よりも知略を使ってくるヒーローですね 私は観ていないのですが、マット・デイモンの親友ベン・アフレック主演の『ペイチェック 消された記憶』が記憶喪失もののようですね
2020-05-16 23:19:53@kyobyobyo2 ベン・アフレックと仲がいいんですね。 そういえば、『グット・ウィル・ハンティング』で共演してましたね。
2020-05-16 23:21:13台詞の解釈
プロフェッサーの最後の台詞 「Look at this. Look at what they make you give.」が気になっています あまり英語に強くはないのですが、 「これを見ろ。奴らがお前にさせていることを」 という解釈でいいのでしょうか? #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:26:06ちなみにこの台詞は『ボーン・アルティメイタム』のラスト近くでもほぼ同様に使われています 『ボーン・アイデンティティー』における日本語訳は 字幕版「このザマ…ひどい奴らだ」 吹替版「見ろよ…これが俺たちの末路だ」 で微妙に解釈が難しくなっているように感じます #物語構成あーだこーだ
2020-05-16 23:28:54