デュヴェルジェの法則と小沢訪中団

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@plastictakata @syogo11 泡沫候補、つまりn+1人に入れないと疑われたら、例え有権者全てが一番好ましい候補と思っていても、デュヴェルジェの法則の生み出す悪循環にはまってほとんど得票できないということは十分あり得るのです。

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@plastictakata @syogo11 中選挙区がパレート最適=比例代表にならないケースでは、どんな結果でもあり得ます。

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@plastictakata @syogo11 はい。ですから、例えば、「元総理大臣と一緒にとった写真」なんていうアイテムは、たとえその元総理が不人気な人であっても候補者にとって重要なのです。「泡沫ではない」シグナルになりますから。

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@plastictakata @syogo11 同じ現象は、一人だけ選ぶ小選挙区制や大統領選などでも発生します。例えば、米大統領選で、大多数の有権者が、オバマやブッシュやクリントンより、ロス・ペローやラルフ・ネーダーのほうがマシと思う事態になったとしても（続く）

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@plastictakata @syogo11 それだけでは、ロス・ペローやラルフ・ネーダーは大統領になれるとは考えにくいです。n+1人以外は圧倒的に不利になるので、一人だけ選ぶ選挙では上位２人でない第三極とみなされること自体が圧倒的に不利に働くのです。

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@plastictakata @syogo11 ただ、泡沫ではないシグナルの必要性は、小選挙区制になってからは、少なくとも自民・民主の二大政党の候補者にとっては理論的には必要なくなってきています。これが、人気のない現職総理の応援演説とかが断られるようになってきた理由かも。

高田 亨 @plastictakata

@medicalcloud @syogo11 共産党支持者が反自民党のために共産党ではなく民主党候補者に投票するのと表裏の関係ですね。

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@plastictakata @syogo11 ちなみに、これについては、僕は、昨年、ギョッとしたことがあるんです。昨年、小沢一郎民主党幹事長が率いる訪中議員団が中国政府の高官と写真撮影会をやりましたよね。あれ、ギョッとしたんです。（続く）

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@plastictakata @syogo11 別に、中国に小沢氏がおもねっているとか、そういう週刊誌が書いているような批判を感じたわけではないんです。そうではなくて、外国の有名政治家とのツーショットの写真ってのは、典型的な泡沫ではないシグナルのアイテムなんですよ。（続く）

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@plastictakata @syogo11 でも、「泡沫ではないシグナルのアイテム」って、巨大な与党の小選挙区公認候補にとっては、ほとんど不要なはずなんですよ。小沢氏はそんなことわかってるはずなんです。（続く）

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@plastictakata @syogo11 ということは、あれは、彼らが民主党公認を得られずとも戦えるようにするための「脱出ボート」なんですよ。政党壊し屋で知られる与党幹事長が、１００人以上の自派議員のために、それぞれに、離党して戦う時に役立つアイテムを配布している（続く）

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@plastictakata @syogo11 という可能性に思い至って、当時民主党支持者だった僕はエエーッって思っちゃったんです。あの時は考えすぎかとも思ったんですが、考えすぎじゃないかもしれないという気もするんですよね。

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@plastictakata @syogo11 もうひとつ、ありがちな解釈としては、小沢氏は、中選挙区での与党幹事長〜小選挙区での小党党首として成功してきた過去の選挙戦術が、小選挙区での大政党では無意味になってきているにもかかわらず、それを捨てられないでいる。という可能性です。