順子さんの昔話

深井 順子 @fukaiproject2

たぶんむかしばなし。ちえちゃんはコーラに明太子のおにぎりを創りました。サッカーボールみたいにおっきいの。それをふたりではんぶんずっこしてたべました。なにもいわず 。おいしかった。おいしかったなあー。

深井 順子 @fukaiproject2

コーラはねえねえ、誰かが作ったごはんってうめえよねえ、と自慢げに言いました。ちえちゃんは、なにいってんのー、って言いながら心はいっぱいでした。そうそうそう。ひとりぽっちはもういやだ。たぶんむかしばなし。何回かはわからなくなっちゃった。

深井 順子 @fukaiproject2

トイレに行ってたよー、こーらはにこにこしながら戻ってきました。いろりの火もつけなきゃね、とこーらは颯爽と火をおこし、鍋を吊り、おじやを作ってくれました。これはね、ちえちゃんちにあった梅干しだよ、食べなよ。ちえちゃんはあたしの母さんの梅干し勝手に使うなよーって思ったけど嬉しかった

深井 順子 @fukaiproject2

ねえ、このむかしばなし、いまや浅川のために書いてなーい(笑)

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話10か11。こーらはいろりごしにちえちゃん寝な、寝れなくても目を閉じてみな。おれはちえちゃんが眠るまで見ているよ。ちえちゃんだけを見ているよ。ちえちゃんはいろりの火をみながらその先にいるこーらを見ながら、目を閉じました。たぶんつづく。

深井 順子 @fukaiproject2

10。ちえちゃんはいろりの火をみながらあたしこんな日が来るなんておもってもいなかった。あんたを、こーらを食べてそれで死んじゃおうっておもってて。ひとりはやだったの。わがまま、自分のことしか考えてない。けども、けども、こーらにであってさっきだけどさ、なんか換わったのなにかが。つづく

深井 順子 @fukaiproject2

9。こーらはただただちえちゃんを見つめていました。それしかできなかった。なにかのことば、とかこうどうとか、そんなのはちがうとおもったから。ただ見つめるだけだった。

深井 順子 @fukaiproject2

８。こーらはおなかいっぱいになりうとうとです。ちえちゃんは、いろりの火を見ながらこのまま、死ねたらいいのになー。ちえちゃんはもうこの世になんのきもちもないんです。こーらはうと、うととしながらちえちゃんの心を、タマシイ、を見つめていました。

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話6。ちえちゃんはごはんも炊きました。こんなにちゃんとごはん作るなんてひさびさです。こーらはそれもぱくぱく食べます！なにこれー！こんなにおいしいものってあるのー？すげーすげー！ちえちゃんはうれしい。すこしうれしすぎて泣いちゃった。つづく

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話6。亀のこーらはちえちゃんの味噌汁を飲み、うまーい！なにこれー！と叫びました。あれ？こーらを食べようとしてたのにこーらが味噌汁飲んでるってのがなんかおかしくて、ふふ、とつい、笑ってしまいました。つづく。 、、、これ終わるのか？

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話5。ねえちえちゃんさー、愛ってこうゆうことだよね、と。ちえちゃんはコーラを食べることしか考えていなかったのに、なにかに導かれるようにお味噌汁を作っていたのです。わかめと豆腐です。ちえちゃんの大好物です。つづく

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話4。ところでべいべー名前はなんつーの？と聞かれおばあさんは、亀のコーラを食べることしか考えていなかったので、つい、ちえよ、と答えてしまったのです。へー、べいべーはちえなんだ、これからはちえって呼ぶよとコーラはなぜかハレヤカナ顔でちえにそう、告げました。

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話3。亀は名前なんにするの？と聞きましたは食べることしか考えてないのでコーラ？と答えました。おばあさんはコーラが大好きなんです。亀はいいじゃんそれ、俺の名前はコーラねこれからそうよんでよ、と。おばあさんは帰って食べることしか考えてないからそうねえ、とか言ってたよ。つづく

深井 順子 @fukaiproject2

たぶん昔話2。亀はおばあさんに、両手でつかんでよ、べいべーといいました。おばあさんははらぺこだったのでめんどくさいやつー、とおもいながら亀を両手で優しく包みおうちにかえりました。つづく

深井 順子 @fukaiproject2

めちゃくちゃ昔話。たぶんむかし。結構よいおばあさんがいました。川からどんぶらこと亀が流れてきました。おばあさんはタベヨウと片手で亀をつかまえようとしました。そうすると亀は、片手ってなに？もし俺が片手でべいべーをつかまえたらむかつかない？おばあさんはつかまえるのをやめました。つづく