情がないというか、平気で非情なことをし、また、しなければいけないと思い込んでいる、それが「プロ」であるというような意識がメディア関係者にはあるのではないだろうか。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

news.yahoo.co.jp/articles/35e9c… 情がないというか、平気で非情なことをし、また、しなければいけないと思い込んでいる、それが「プロ」であるというような意識がメディア関係者にはあるのではないだろうか。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

自分も20代から30代初めにかけて新聞記者をしていて、そういう意識はやはりあり、今思い出してもぞっとするようなことをいくつかした。人の信頼を裏切ったり、人が深く傷つくのを知りながら、したこともある。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

主観的には真実追求、報道の使命といったことを考えていたと思うが、今思えば、そういうことを考える自分に酔っていたのかもしれない。 そういうことを繰り返して、メディアというものが果たして人々に信頼されているのかと言えば、実にお寒い限りで。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

新聞を辞め、留学から帰ってしばらくは、まだ元新聞記者として見られたこともあって、かなり感情的に接してくる人もいた。その時にメディアというのがどうみられているのかよく分かった。人の道に外れたことは平気でやり、情報は曲げ、権威を傘に威張りくさって、いいところなど一つもないような。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

私は新聞社に8年いたから、そんなことないのはよく知っている。もっとまともな、マジメな、人間的にも立派な記者がいくらでもいたが、しかししばしば間違いも犯すのは事実だし、誤解の種をまいていることも確か。

友田健太郎　著書『自称詞〈僕〉の歴史』発売中 @Buffalo1999

真実追求を錦の御旗に、人を傷つけるようなことを平気でしていれば、メディアが信頼を回復する日なんて、絶対にやってこない。そしていつかメディアが窮地に立たされても、誰一人として同情はしてくれない。 そんな難しいことだろうか。もう少し人間らしくすればいいだけのことなのに。