スペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」の技術的考察のまとめ
上記はUIでなくCrewDragonの制御アビオニクスに関する記述のようです。x86やppcのような今日のプロセッサとLinuxという複雑なシステムの安全性を、多重冗長性構成によって低コストに担保するアプローチということです。おそらくUIシステムとも疎結合でしょう。
2020-06-01 06:25:51失礼。パイロットを乗せるCrewDragonではなくロケットシステムであるDragon9に関する記述ですねこれは。
2020-06-01 06:36:56で、Dragonで使われるLinux についてですが、ResearchGateから入手できるこのpaperによると、Dragon 9に関しては"Multiple COTS computers, custom Linux 3.2 with real-time patches"とのこと。 researchgate.net/publication/32…
2020-06-01 06:41:22宇宙開発におけるLinux採用についてのPros and Cons(長所/短所)は上記paperに詳しく書かれていますが、Linux採用によりRTOSよりも多くの潤沢な開発者を揃えることができます。多くのソフトウェアは各作業者のデスクトップPC Linuxで開発された後実機向けにポーティングされます。
2020-06-01 06:54:08かつての宇宙開発では安全性の観点から、HeavyなMPUではなく非常に枯れたプロセッサ、プログラムもハードウェア実装志向だったと思いますが、時代も変わりましたね。現在のコンシューマPCに近い複雑なハードウェアとソフトウェアを、多重冗長構成を組んで安全を担保する思想に変わってきています。
2020-06-01 06:50:26これなら開発はリモートワークでできますね。推測ですが、SpaceX社はそうした開発体制も取っているような気がします。 また、OSのリアルタイム応答性については、Embeded向けLinuxのようなソフト的リアルタイムで間に合うケースも多いというのは意外でした。
2020-06-01 06:59:02SpaceXの求人を見る限り、言語はJavascript、Python、C++、LabVIEWあたりがメインで使われてるみたいだね。 本体制御はC++、管制がLabVIEWなのはリアルタイム性や低レイテンシが必要だからだろう。一方、UIは世界中の視線が集まるから、デザイン能力を優先してWeb系になったのかなと思う。 #Doragon2 pic.twitter.com/YJMb0hjacr
2020-06-01 07:35:04