茂木健一郎 タイムプレッシャー

まとめました。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(1)勉強や仕事をする上で、制限時間を設ける「タイム・プレッシャー」は有効な方法である。タイム・プレッシャーをうまく使うことで、集中力を上げ、脳の成長に欠かせない報酬のなりたちを、調整することができるようになるのだ。

2011-06-23 07:12:35
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(2)脳内報酬物質であるドーパミンが放出されたとき、その前にやっていた行動の回路が強化される。この強化学習をすすめる際に、タイム・プレッシャーを通して「難易度」を調整することが有効な方法である。全力を尽くしてやっと終えることができる程度の、時間設定をする。

2011-06-23 07:14:13
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(3)たとえば、ドリルに「制限時間30分」と書いてあっても、無視する。自分で問題をながめて、「15分でやろう」と自分と無理めの契約をする。それで、ぱーっと集中して始めて、全力でやるのである。そのことによって強化学習の質を高めることができる。

2011-06-23 07:15:26
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(4)制限時間内に終わらなかったら、さっさと延長してよい。もっと早く終わってしまったら、次回からはもっと短くする。そのようにして、タイム・プレッシャーを通して、自分が向き合っている課題の難易度を調整することができるのである。

2011-06-23 07:16:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(5)タイム・プレッシャーを設定することにはいくつかのメリットがある。まず、どれくらいでできるか把握するメタ認知の能力が発達する。短い時間で終わらせて次の課題をすることで、生活時間の多様性が増す。何よりも、集中力を高め、フロー状態に導くことができる。

2011-06-23 07:18:14
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(6)苦手だとか、難しいと思っている課題は、イヤだと思ってなかなか始められない。タイム・プレッシャーをかけ、「どんなに苦しくても、10分経ったらやめればいい」と思えば、気楽に始めることができる。勉強がきらいな子にも、「10分だけがまんしなさい」と言えばいい。

2011-06-23 07:20:39
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(7)タイム・プレッシャーをかけるためには、ストップ・ウォッチを手元において計測することが不可欠。時間が経つとブザーが鳴る、カウントダウン・モードが有効である。制限時間があって集中している、その内的感覚を把握し、覚えていることが何よりも肝心である。

2011-06-23 07:21:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(8)時間制限があって集中している感じを覚えたら、もう時計を使わなくてもいい。ただ、ぱっと始めて、集中の質を保てばいい。一度、タイム・プレッシャーの感覚を身につけたら、その質を保って仕事や勉強を続けていれば、あとは時計がなくてもだいじょうぶである。

2011-06-23 07:23:26
茂木健一郎 @kenichiromogi

たぷ(9)最悪なのは、だらだらウダウダ続けること。ぱっと始めて、だーっと集中して、さっと終わらせて次に行くこと。このようなメリハリの感覚をつかむことは、単に効率を上げるということ以上の生きる上でのモラルの質に関係する。タイム・プレッシャーが人間性を向上させる。

2011-06-23 07:24:44
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、タイムプレッシャーについての連続ツイートでした。

2011-06-23 07:24:58

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