【6月】PP3会話SSまとめ

十五 @togo_riz

灼「え、これフェチって言います？みんなストッキング好きでしょ？」 入「俺生脚派だけど」 炯「お前は敵だな。俺はタイツ派だ」 灼「なんで…炯…膕好きならストッキングだろ」 炯「薄過ぎる。30デニールはあるべきだ」 入「生脚のがハッキリ分かっていいだろ」 灼「わからず屋！」 炯「お前もな！」

十五 @togo_riz

入「俺のせいで慎導監視官とイグナトフ監視官が死ぬ程どうでもいいネタで仲違いを…」 灼「入江さん、ストッキング履いてみてください！ストッキング党の底力見てせやりましょう！」 入「いつの間にか党員！」 炯「タイツ党はカラーリングから厚さまで種類豊富だ。負けないぞ」 入「巻き込まないで！」

十五 @togo_riz

炯「大体ストッキングなんてすぐ破ける代物どこがいいんだ。舞子一日で5枚伝線させたことあるぞ。強度どうなってるんだ」 灼「すぐ溶けてしまう雪のような儚さに生命の美しさのようなものを感じない？儚く脆い…あれは人と同じだよ」 入「人とストッキングは同じとかいうパワーワード頂きました」

十五 @togo_riz

入「やっぱメンタルケアって馬鹿に出来ねぇのかもな。最近色相が前よりいい」 雛「何かしてましたっけ」 入「慎導監視官とよく話す」 雛「話すだけで…？」 入「あの人と話すと、なんだ。耳かきされてるみてーな感覚になる。気持ちいいからもっとやってくれみたいな」 雛「言い方が風俗っぽいです…」

十五 @togo_riz

灼「入江さん、耳掃除ってあまり頻繁にしない方がいいんですよ。基本的に自然と排出されますから」 入「うへぇ、聞かれてた」 灼「みんな好きだよなぁ。炯とかもっとってしつこいもんね」 炯「灼が上手いのが悪い」 入「待って、それ本物の耳掃除の方？」 炯「灼は上手い」 入「嫁にやってもらえよ！」

十五 @togo_riz

灼「いや、夫婦揃って俺にお願いしてくるし、もっとやってってしつこいんですよ…そんな気持ちいい？」 炯「耳掃除の天才だと思ってる。普通の掃除は苦手なくせに」 灼「一言余計！あとあんまりやると外耳炎になるよ」 炯「それでも構わないから永遠にやってほしい」 入「依存性になってんじゃねぇか」

十五 @togo_riz

灼「えー、自分だとよく分かんないんだけど…試しに入江さんやってみていいですか？炯や舞ちゃんが特殊なのかもだし」 入「言うてもそんなハマる訳…」 入「天国はここにあった😇」 灼「あ、やっぱ上手いんだ俺」 入「ワンモア！ワンモア！」 灼「もう嫌にですよ！あとは自分でやってください！」

十五 @togo_riz

灼「雛河さんもやります？」 雛「い、いえ…恥ずかしいので」 灼「雛河さんのその普通の感性、一生大事にしてほしいです」 炯「灼、俺には聞かないのか」 灼「あのね、炯。普通は職場で同僚の耳掃除はしないです」 炯「家帰ったらいいのか」 灼「普通はいい歳した友達の耳掃除はしないです」

十五 @togo_riz

灼「普通にやってるだけなんだけど」 入「出たよ、天才の『普通に』」 炯「灼にとっては普通かもしれないが世間一般では普通ではないんだ。お前は天才なんだ」 灼「入口辺りを優しく撫でるような感じでやれば誰でも…」 入「そうじゃねぇんだよ」 灼「はい？」 入「バブみを感じてオギャるってやつだ」

十五 @togo_riz

灼「え、みんな幼児退行してたってことですか？俺男ですけど」 入「膝枕されて頭撫でられて優しく耳掃除されて赤ん坊に戻らない人間居ねぇよ！」 灼「確かに子供みたいで可愛かったからよしよししちゃいましたけど！出来る男は赤ちゃん返りしやすいって言いますけど！でも、舞ちゃん…俺、男だよ…」

十五 @togo_riz

炯「赤ちゃん返り…」 灼「地味にショックを受けていらっしゃる！」 炯「灼を母親だと思ったことは1度もない」 灼「あっても困るよ…」 炯「どちらかというと俺が灼の母親だと思ってる」 灼「？？」 炯「そうだろ」 灼「け、炯ママ…？」 炯「ああ、そうだ」 入「いや『ああ、そうだ』じゃねぇだろ」

十五 @togo_riz

炯「俺だって舞子や灼の耳掃除出来るんだぞ」 灼「ありがとう。でも…加減が分からなそうというかちょっと怖い」 炯「舞子もそう言ってお前のところに行くからな…そしてあの蕩けた顔だ」 灼「一応人妻なのに俺の膝の上であんな顔されてもね…」 炯「いいな、舞子」 灼「どんだけ耳掃除好きなんだよ」

十五 @togo_riz

ある日のイグナトフ家 灼「舞ちゃん、終わったよ」 舞「あっちゃんに耳掃除してもらうとお母さんのお腹の中に戻ったような安らぎを得てしまい大人としての尊厳が全て剥ぎ取られてしまう…」 灼「重症だよ、大丈夫？」 炯「大人辞めたくなる感覚分かるぞ、舞子」 灼「(ストレス溜まってるんだな…)」

十五 @togo_riz

炯舞結婚式、「灼が居ないな？」「さっきまで居たのに…」って話してたら教会の上からフラワーシャワーしながら「おめでとー！」ってくるくる降りてきてほしい。 「あっちゃん上から降ってくるから天使かと思ってビックリしちゃった！」って舞ちゃん嬉し泣きさせてほしい。 pic.twitter.com/3Mv4378CXM

拡大

十五 @togo_riz

披露宴になって隣の席のカリナちゃんに「慎導くん、やっぱりイグナトフ監視官の奥さんのこと好きだったでしょ」って言われてシャンパン噴き出してほしい。 カ「引き出物のバームクーヘン真顔で食べてる慎導くん想像したら悲しくなってきたら、この後ご飯行きましょうか」 灼「優しいのか辛辣なのか」

十五 @togo_riz

昼間の炯舞結婚式後の舞ちゃん全然好きじゃなかったですしと強がる灼×絶対好きだったでしょなカリナちゃん (ちょっと意地悪そうな灼カリ好きだよ) pic.twitter.com/ThmpHT3vti

拡大

拡大

拡大

拡大

十五 @togo_riz

灼「しかし食事しようって誘われてまさかホテルのスイートルーム連れていかれるとは思わなかった」 カ「マスコミ対策よ。下手に外食出来なくて」 灼「カリナちゃんがスイートのカードキー出した時、偉いオジサンに権力を笠にお持ち帰りされる女の子の気分を味わったな…」 カ「誰が偉いオジサンよ！」

十五 @togo_riz

カ「慎導くんはボディガード代わり！」 灼「だろうね。しかしいくら刑事とは言え、こんな若い男女2人きりにしてよく都側は平気だな…監視カメラの類もないし」 カ「慎導くんの身辺調査して元厚生省大臣官房のご子息と判明してからはいい物件見つけましたね！って」 灼「政略結婚させる気満々だね…」

十五 @togo_riz

カ「スキャンダル起こしてほしいのよ。私の事広告塔の人形扱い。本当嫌になっちゃうわ。芸能界時代もスキャンダル1回も起こしてないんだから、意地でもスクープされるもんですか」 灼「俺も政治利用されるのはちょっとなぁ」 カ「意外」 灼「父は仕事のことには巻き込まないようにしてくれてたから」

十五 @togo_riz

灼「機密事項多かったのもあるだろうけど、家で仕事の話は殆どしなかったな。他の官僚の家庭と比べたら伸び伸び育ててもらったと思う。だからあまり知っちゃいけない気がするのか政治にはちょっと疎いかも」 カ「仲良かったのね」 灼「分かる？」 カ「貴方の指針…ううん、基盤ってお父様なんでしょ」

十五 @togo_riz

灼「基盤…」 カ「物事を決める時お父様の顔が思い浮かぶのなら、慎導くんの人格形成にも深く根付いてると思う。きっと長い時間と深い愛情を注いでもらったのね」 灼「すごいね。会ったこともないのにそこまで分かるんだ」 カ「なんでかしらね。自分がそうじゃなかったから羨ましいのかもしれない」

十五 @togo_riz

カ「昔から信じられる大人なんて周りに一人もいなかった。だから他人を疑って生きてきたし、頼ろうとも思わなかった。純粋だったなら政治家になんかならなかったわ。だから…綺麗なままの貴方が羨ましい」 灼「絶世の色相美人が何言ってるんですか」 カ「馬鹿ね、自分しか信じてないから濁らないのよ」

十五 @togo_riz

カ「アンのこと誰より信頼してるつもりだったのに、あっさり切ってしまえた自分を軽蔑する。軽蔑してるのに、それが間違った選択ではないと思えてしまう自分にさらに軽蔑するの。だからね、損得勘定なしに目の前の人を無茶してでも助けようとする貴方が羨ましい。私保身のことばかり考えてるんだもの」

十五 @togo_riz

灼「救命の基本は自分自身を守ることだよ。カリナちゃんは自分を守ることで人を救う資格を得てる。俺は命綱無しじゃ下に真っ逆さまだから、本来人を救う資格のあるの人間じゃないんだ」 カ「どちらが正しい選択なのかしら」 灼「どちらかしか選べないなら、どちらも正解だし間違いでもあるかな」

十五 @togo_riz

灼「というかカリナちゃんの方が他人のこと考えて行動してるよ。危険を顧みず俺のこと助けてくれたんだから」 カ「あれはちょっと贔屓かも。慎導くんだからかな…ううん、慎導くんの顔が浮かんでね、こういう時貴方なら迷わず助けるだろうなと思って。迷うと慎導くんの顔が浮かんでくるんだ、最近」