映画「サーホー」に関する小ネタまとめ

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

Burning Man burningman.org 今年のバーニングマンは8/30～ #サーホー 小ネタ

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

今年のバーニングマン2020は バーチャルで開催に変更ですって。 「Baby want you tell me」の中で一瞬映るBlack Rock City #サーホー 小ネタ twitter.com/cute37go/statu… pic.twitter.com/TJxgbG7Z2y

拡大

ふるき @furukitakeshi

@cute37go こんにちは、はじめまして。1999年のバーニングマンのMAPを見せて頂きありがとうございます。どこで見つけられたのかと驚きました。ちなみに、 #サーホー の中で出ているらしい、燃えている二人の像は2014年のです。燃えるのを私も眺めていました。

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

@furukitakeshi こんにちは、はじめまして！ あの像、バーニングマン風に映画用に創作したのかと思っていました。 実際のデザインだったとは！教えていただきありがとうございます🙏🏽️ 実際に参加されているとは羨ましい。 MAPはオフィシャルの中から引用させてもらいました。 journal.burningman.org/2010/04/black-…

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

教えていただきました！ 燃える二人の像は バーニングマン2014のものだそうですよ。 #サーホー 小ネタ pic.twitter.com/Ew6dAd0mcs

拡大

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

燃える前。 テーマは”Embrace”抱擁 製作：Matt Schultz and the Pier Group 72フィート(22mぐらい？)木製 #サーホー 小ネタ pic.twitter.com/NW4WvMfI8Q

拡大

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

またまた教えていただきました。 バーニングマン2017より Stepping Forward by Spain’s Miguel Angel Martin Bordera お着替えしたり、夜はベッドで寝たりしたんだそうですよ。 #サーホー 小ネタ pic.twitter.com/DnxkPCX79J

拡大

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

世界最大規模のアートと砂漠の共同生活のお祭り「バーニングマン」については各自ググって。 一部勘違いされているようなので補足します。 これらは映画のために造られたものではありませんよ。バーニングマンのアートです。 諸々の権利がどうなってるのかきちんと調べてないのでここまでにしときます

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

す…すて…すてぃた… ｽﾃｨﾀﾌﾟﾗｼﾞｭﾆｽﾔ ｶ- ﾊﾞ-ｼｬ- ｻﾏｰﾃﾞｨｽﾀｯｽﾔ ｹ-ｼｬｳﾞｧ ｽﾃｨﾀﾃﾞｨ-ﾋ ｷﾝ ﾌﾟﾗﾊﾞ-ｾ-ﾀ ｷﾑ ｱ-ｼﾀ ｳﾞﾗｼﾞｪ-ﾀ ｷﾑ

𖣐MINA(◉ื人◉ื)K̡̢̡̢֎ @cute37go

バガヴァッド・ギーター第２章第54節 स्थितप्रज्ञस्य का भाषा समाधिस्थस्य केशव । स्थितधीः किं प्रभाषेत किमासीत व्रजेत किम् ॥ #サーホー 小ネタ

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

例の映画に登場するバガヴァッド・ギーター第２章５４節についてさくっとまとめようとおもいます。映画については一切語らないのでネタバレにはならんと思いますが気になる人はミュート推奨で。ではいきます。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

『バガヴァッド・ギーター』は『マハーバーラタ』第六巻に入ってるクリシュナとアルジュナとの問答の部分で、この部分だけがヒンドゥー教で最も重要な聖典として抜き出されて語られることが多いっす。ギーターともいいます。マハーバーラタについてはこっち先に読んで。 twitter.com/tenjikukitan/s…

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

叙事詩『マハーバーラタ』は一行で説明すると「王子たちが国の覇権めぐって従兄弟同士で対立してたら諸国巻き込んだ大戦争になりそしてみんな死ぬ」っていう話だ。王子たちのキャラが立っててめちゃくちゃ面白い物語なんだけど、ヒンドゥー教の聖典なので大筋以外の宗教的な要素も多く入ってる。

2020-04-04 14:04:54

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

ギーターは、大戦の前にアルジュナが「従兄弟同士で戦争するのよくないし人いっぱい死ぬし戦争したくない」とめちゃ悩んでたとき、クリシュナがアルジュナに「戦いは戦士の役目である」と諭して戦争を決意させたというエピソードの部分。これだけ聞くとクリシュナさん酷いなと思うかもだが実は違う。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

クリシュナはギーターの中で、人生は苦しくて辛くて人はいずれ死ぬけど、どうすれば、どう考えればこの世の苦しみから開放され幸福になれるか。というのを説いている。この世に生まれたからには役割がある。役割を果たすこと。執着しないこと。神を信じることの大切さをアルジュナに伝えてる。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

そこでアルジュナは、大親友であるクリシュナに問いかける。「どうすればこの世の苦しみから開放されるのか」と。アルジュナはたくさん質問する。クリシュナはその問いに一つずつ丁寧に答えていく。その問いと答えをまとめたものがまるっとギーターだと考えてもらえればわかりやすいかもだ。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

アルジュナはクリシュナとの長い問答の後、納得して、自らの役割を果たしに戦場へ行く。人を殺したくないと戦争をためらっていた心優しい男が、人生の虚しさや辛さを受け入れ、自らの中にある神を信じ、愛し、戦うことを決意する。とジュナ視点で考えるとこの問答の重さがお分かりいだだけるだろうか。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

そしてやっとここでその問答の中の一つ、バガヴァッド・ギーター第２章５４節の出番だ。これはクリシュナが「あなたの知性が不動のものとなれば、もう惑うことはないよ」と言ったあと、アルジュナが「ではその知性が確立して不動になるというのはどういう状態の人なんですか？」と聞いた部分なのだ。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

स्थितप्रज्ञस्य का भाषा समाधिस्थस्य केशव । स्थितधीः किं प्रभाषेत किमासीत व्रजेत किम् ॥ 「クリシュナよ、智慧が確立し、三昧に住する人の特徴はいかなるものか。叡智が確立した人は、どのように語り、どのように坐し、どのように歩むのか」（上村訳バガヴァッド・ギーターより）

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

つまりアルジュナは、「知性が確立して迷わなくなる人の特徴を教えてください。（自分もそうなりたいです…）」と聞いたわけです。このあとクリシュナが答えを出すんですが。例の映画にはこのアルジュナの「問い」の部分だけがクローズアップされてるんですね。エモいっすね。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

ではクリシュナの答えは。長いんでまとめると「欲望を捨て、不幸を悩まず、幸福を切望することもなく、怒りや恐怖からも離れ、愛着を捨て、喜びや悲しみに戸惑わないよう思考や感覚を制御することができれば、真理である涅槃の境地に到達でき神と一体化できるよ」と返事したわけです。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

こんなかんじで、アルジュナとクリシュナの問答は進んでいきます。バガヴァッド・ギーターの具体的な内容は上村先生の解説書がおすすめなので、深く知りたい人はこちらのちくま学芸文庫ががおすすめです。でも原文読みたければ岩波文庫で電子書籍になってます。 twitter.com/tenjikukitan/s…

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

『マハーバーラタ』は現在でもヒンドゥー教徒の聖典で、特にクリシュナ様とアルジュナとの問答は『バガヴァッド・ギーター』としてとても大切にされてる。宗教的な背景なしに物語として読むとけっこうキツいと感じるところもあるかもだけど、上村先生の解説書を読めば理解の助けになるかもだ。 pic.twitter.com/7uQLqZHtI7

2020-03-29 20:43:33

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

まあこんなかんじで、どうしてマハーバーラタの一部が聖典のバガヴァッド・ギーター（神のうた）として大切にされてるのかが少しでも理解の足しになってくれればうれしいっす。ちなみにこのあとアルジュナは戦争にいきますが、息子を殺され、実の兄も殺し、身内も殺し、すげえしんどい話になります。

インド神話の天竺奇譚 @tenjikukitan

マハーバーラタは「英雄はかっこいいけど現世は辛いしそしてみんな死ぬ」というすげえ悲しい話ですが。そんな時代に英雄としての役割を背負ったアルジュナへ、クリシュナの語った救いのメッセージが、現代の映画にもカジュアルに使われてるってところのエモみが共感できればありがたいです。おしまい。