有賀薫さん@kaorun6の「安全というものについて真剣に考え抜いている生産者たちの声を読んだら、自分たちの食はこういう人たちに託したいと思った。」

今も苦しみの中にある福島や茨城の農業。そうした土地で作物の安全を日夜考え、行動し続ける生産者たち。私たちの食は彼らを切り捨てることで安心をとりつくろっている。by 有賀薫
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有賀 薫 @kaorun6

お昼にマッシュルームを巻き込んだオムレツを作った。卵は、ふたつ。オリーブオイルであえたルッコラをひとつかみ添えて一皿。玄米ご飯、アイスティ。この野菜や卵は安全なのかな、なんてことを考えながらもくもく食べる

2011-06-24 13:00:13
有賀 薫 @kaorun6

そんなことを思ったのは『日本の農業は“風評被害”に負けない』永峰英太郎/河岸宏和(アスキー新書)を読んだからだ。今も苦しみの中にある福島や茨城の農業。そうした土地で作物の安全を日夜考え、行動し続ける生産者たち。私たちの食は彼らを切り捨てることで安心をとりつくろっている

2011-06-24 13:02:34
有賀 薫 @kaorun6

丹精込めて育てた野菜を、種を採りながら手作業で撤去…。畑をつぶすことを決断した茨城県那珂市で有機栽培野菜を営む生産者・和知さんのエピソードには迫力があった。また一方、行き先のない牛乳を搾り続ける茨城県常総市の酪農家・佐藤さんの話にはやりきれない虚しさを感じた

2011-06-24 13:03:38
有賀 薫 @kaorun6

食材については自作できない以上、どこで買うにしろ作ってくれる人売ってくれる人に一任するしかないと思っている。この問題がすでに個人生産者の良心を超えていることは確かだけれど、さりとて何を根拠に選ぶかといえば最後は人しかない。人の見えない数値は心のよりどころにはならないからだ

2011-06-24 13:05:03
有賀 薫 @kaorun6

大人に近いとはいえ家にも食べ盛りの17歳がいるので、食卓を預かる主婦としては放射能の影響についてどれだけ気にしても気にしすぎはないと思う。ただそのやり方として、さまざまなものを疑い、除去していくという方法はとりたくない。そう思うのは甘いだろうか

2011-06-24 13:07:31
有賀 薫 @kaorun6

食についてツイートすることが多い私だが、やはり原発の事故の後では能天気につぶやきにくくなった。楽しい食事、おいしい食事というのはこれまであまり真剣に考えることのなかった「安全」という前提の上に成り立っていることをしみじみと感じる。どういう立場を持てばよいのかわからないでいた

2011-06-24 13:15:05
有賀 薫 @kaorun6

安全というものについて真剣に考え抜いている生産者たちの声を読んだら、自分たちの食はこういう人たちに託したいと思った。安全な野菜、健康な野菜、そしておいしい野菜について朝から晩まで考えている人たちに

2011-06-24 13:18:49
有賀 薫 @kaorun6

具体的に支援するのってどうすればいいかなと思いつつ、たとえばさっき紹介した和知さんのポコアポコ農園は26日の日曜、代々木公園けやき並木でアースデイマーケットに出展する模様なので、告知 http://bit.ly/r3yUF

2011-06-24 13:30:04