山川健一氏の、事故収束に関するアイディア
国債の保有者が日銀になったとしても、当たり前の話ですが政府の財政赤字はそのままです。誰が国債を持っているのか、お金を貸しているのが誰かということが変わるだけで政府の赤字額が減るわけではないのです。
2011-06-27 23:41:00こんなことをすれば紙幣の量が無制限に増え続け、ハイパーインフレになるに決まっています。2倍のインフレになれば、国民の実質的な平均資産の金額は半分になります。国家が、国民の懐にまで手を突っ込んでこようとしているのです。
2011-06-27 23:41:16こうした日本の財政的限界、東電という企業の倫理の限界、こんな事態を引き起こしておきながらどこか他人事の経産省の限界、政権争いをしている政治家の限界を考えるならば──東電福島第一原発の問題を日本が解決するのは、ほとんど不可能だろうとぼくは思います。
2011-06-27 23:44:06コーヒーを飲みながらつづけます。安全保障委員会ではなく、国際連合安全保障理事会のまちがいでした。たしかに熱くなりすぎてました(笑)。安保理は、別に戦争のためだけに存在しているのではないと思います。
2011-06-28 00:06:11東電福島の原発事故は、今なお継続しているという一点において、局地的な戦略核兵器の被害がつづいているのと同じことです。
2011-06-28 00:06:24国連の安全保障委員会で、すべての事故データをオープンにし「日本一国ではどうにもなりません。知恵とお金を貸してください」と頭を下げればいいのです。それは、不名誉なことではありません。アレバのような一私企業に頼るのはまちがいです。ここまで来ると、頼れるのは国連安保理しかない
2011-06-28 00:08:51最終的には「不名誉なピラミッド」を造成する。こうした人類の努力は、国連を中心にした新しい世界の秩序を構成するに至るかもしれません。人類の総意として、兵器も発電も原子力と手を切った未来を切り拓くことができるかもしれません。
2011-06-28 00:13:42もちろんこれは、一時的にではあっても、日本の主権が棚上げされることを意味します。しかし、日本のほうから申し出ずに今の状況を放置しておくと、数ヶ月後には「世界」の側から乗り込んでくるにちがいありません。
2011-06-28 00:27:291997年、韓国は朝鮮戦争以来の経済危機に見舞われました。大手財閥系のメーカーや金融機関が次々と破綻し、韓国政府はIMF(国際通貨基金)からの融資を受けることに決めたのでした。IMFは、簡単に言えば韓国に対して「お金を貸してやるから生活を切りつめろ」という態度だったのです。
2011-06-28 00:27:52その後、韓国が経済改革を実行し立ち直ったことはぼくらがよく知っている通りです。韓国にはできたのです。もちろんそれは通貨危機であって原発危機ではなかったわけですが、ぼくらにだってやれるのではないでしょうか。
2011-06-28 00:28:08とても残念なことですが、あの日、世界は変わってしまったのです。新しい世界に合った身の丈の新しい「日本」を設計し直す必要があるだろうと思います。お金がないこと、誰かに頭を下げて何かを頼むこと。それは個人であろうが国家であろうが、決して恥ずべきことではありません。
2011-06-28 00:36:18繰り返します。国連の安保理に窮状を訴えデータを公開し、世界の叡智を集めて「不名誉なピラミッド」を造る。それ以外に、解決の方法はないとぼくは思います。
2011-06-28 00:39:13今夜は、長々としたツイートをお読みいただき、ありがとうございました。そろそろ寝ます。皆さん、おやすみなさい。明日は京都日帰りです。
2011-06-28 00:46:01