2020年7月7日

【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第294話「張飛の最期」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第15巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」01】 第294話です。タイトルで何が起こったかわかってしまいますが、張飛最期のエピソードとなります。 蜀の皇帝となった玄徳。早速、関羽の仇を討つべく、蜀の総力をあげて呉に攻め入るつもりだ、と宣言します。

2020-07-07 13:50:56
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」02】 しかし、ここで趙雲が意見具申。呉は今討つときではなく、やるなら魏だと。魏を討てば呉は自然に滅びる。逆に魏をあとにして呉にかかれば必ず魏は呉とともに蜀に向かってくるでしょう、と言います。あくまでも天下統一のための戦略です。

2020-07-07 13:52:40
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」03】 一方の玄徳は、私情の方が先に立っています。呉は、関羽の敵であるばかりか、城を明け渡した傅士仁、糜芳などの不忠の臣がのうのうと暮らしている、それらを懲らしめずになんの皇帝ぞ、と言います。

2020-07-07 13:54:11
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」04】 骨肉の恨みを晴らすも不忠の臣を懲らしめるのもそれは私情、皇帝は天下のために動かなくてはなりませぬ、と趙雲の言葉に、ハッとした玄徳。孔明にも意見を求めますが、孔明も趙雲の意見に賛成。ここは玄徳は引っ込めるしかありません。

2020-07-07 13:55:49
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」05】 玄徳は理を説けばとりあえずは納得しますが、くすぶっている男がいます。閬中(ろうちゅう)を任されていた張飛です。毎日酒浸りの火を送っていた張飛。関羽の死を悲しんでいますが、酒乱の気がありしばしば家臣に暴力をふるうようになっています。

2020-07-07 13:58:01
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」06】 家臣たちはそろそろいい加減にしてほしいという気持ちが芽生えていたことでしょう。そんな張飛は、玄徳に直訴するのが手っ取り早いと考え、成都に向かいます。

2020-07-07 13:59:23
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」07】 関羽の仇をとらない限り、どんな出世も喜べぬ、という張飛。玄徳も自分も同じ気持ち、いつの日か必ず呉に攻め入り関羽の恨みを晴らすぞ、と答えます。しかし張飛は、いつの日か、という言葉にひっかかります。

2020-07-07 14:00:42
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」08】 人には寿命がある、曹操でさえ寿命には勝てなかった。玄徳が決意するならば、他の文官、武人が反対しても自分だけはお供するから、何卒生きている間にこの恨みを晴らさせてくれ、と張飛は土下座して頼み込みます。

2020-07-07 14:02:14
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」09】 その姿に玄徳は、自分もいつ病に倒れるかわからぬから、元気なうちに関羽の仇を討とうと、決心してしまいます。この言葉を聞いた張飛は、くくく、とむせび泣き。玄徳は張飛に直ちに軍備を整え、閬中より南に出よ、自分は江州から出て合流すると。

2020-07-07 14:04:24
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」10】 意気揚々と引き上げていく張飛。しかし、突然の方針転換に臣下達は今は大戦を起こすときではないと反対します。孔明も反対ですが、これだけはやらせてくれ、と玄徳。桃園の誓いを立てて苦労すること三十年。関羽の仇討ちは男の約束としてやりたいと。

2020-07-07 14:06:23
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」11】 そこまで言われると、孔明としても反対するすべはない、と答えるしかありません。ここから蜀帝国建国初期に起こる悲劇の幕開けとなるわけです。

2020-07-07 14:08:01
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」12】 玄徳の私情を優先した呉侵攻作戦の準備が始まります。玄徳は、馬超、馬岱、魏延などは蜀に残しておく、漢中の守りを頼むと、孔明に言います。 蜀の章武元年七月、玄徳は七十五万の大軍を率いて成都を出発します。

2020-07-07 14:10:31
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」13】 一方、閬中では、張飛が范彊(はんきょう)と張達を呼び、戦の準備を命じます。ところが、この度の戦は関羽の弔い合戦ゆえ、兵船の幕(とばり)から武具、旗、戦袍(ひたたれ)すべて白となす。三日の間にすべて用意しろ、と言います。

2020-07-07 14:13:29
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」14】 しかし、全兵士の戦袍まで白に揃えるのは三日では無理、せめて十日はください、と答える范彊ら。出陣を前に十日も待てというのか、と張飛は怒り出します。白にこだわらなければいいのですが、頑迷になっています。

2020-07-07 14:15:34
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」15】 簡単にはそろえられませぬ、という范彊らに、今度の戦は自分が先頭に立って戦わねばならぬのに十日も待っていては遅れをとってしまうわ、と首根っこを掴んで激怒。そう言われても、と反論しようとしますが、張飛、この二人を庭の木に縛りつけろと命令。

2020-07-07 14:18:01
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」16】 いかになんでも無理な命令だ、という二人に、怠け根性を叩き直してやる、と二人を鞭打ちします。張飛、狂気の表情を浮かべています。たまらず、やります、と言う范彊ら。みろ、やろうと思えばやれるのだ、早々に整えい、と縄を解かせる張飛。

2020-07-07 14:19:56
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」17】 出来なければ今度は首が飛ぶぞ、と念押しする張飛。恥をかかされた二人は、善後策を相談します。三日で本当に整えるつもり、にはならず、良からぬことを考えてしまいます。

2020-07-07 14:21:13
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」18】 一方、命令するだけして満足した張飛は、孫権の首を自分がとって、関羽の墓前に供えてやる、と豪語しながら酒を飲みまくっています。今夜の酒のなんとうまいことよ、と次から次へと杯を重ねていきます。

2020-07-07 14:22:42
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」19】 明日も準備に忙しい、今日はこれくらいにしておくか、と言って上機嫌で寝所へ向かいます。一方、この時を待っていた范彊と張達。家族は船で待っている、と脱出準備を整えた上で、張飛の寝所へ向かいます。

2020-07-07 14:24:23
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」20】 グオオオ、といびきをかいて寝ている張飛。酒の飲み過ぎで前後不覚。范彊らはいきなり張飛に剣を突き立てます。さすがにぐわっ、と起きた張飛ですが、范彊はさらにドスッと剣を立てます。うぐぐ、と苦しむ張飛。張達は首をはねろ、と言います。

2020-07-07 14:26:29
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」21】 酔っているとはいえ、確実に仕留めなければ張飛に反撃されてしまいます。それとともに、首を持っていかなければいけない理由があります。范彊は意を決して、張飛の首を切り落とします。首を包んで脱出する二人。

2020-07-07 14:28:09
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」22】 仲間が船で待つ河岸まで向かった二人。そのまま呉に向かうことにした模様。張飛の首を持っていけば、呉も自分たちを厚くもてなしてくれるはず、と船を出発させます。

2020-07-07 14:29:49
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」23】 いくら義兄の仇討ちとはいえ、実現不可能な命令を出しておいて、自分は酒をかっくらうというブラック上司ぶりを発揮した張飛。恨みを買って当然ではありますが、三国志初期から活躍をしていた豪傑の最期にしては、少々寂しいものがあります。

2020-07-07 14:31:35
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【横山光輝「三国志」講座294「張飛の最期」24】 無茶はするけど憎めないキャラクターでありましたが、あっけない最期を迎えてしました。一方、いずれこの悲劇を知ることになる玄徳は…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-07-07 14:33:01

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