最初は「成り上がり」で始まった物語が、後づけ設定で貴種流離譚に回収されるのは何故なのか

みんなもっとダイ・ハードとか キングスマンとか見ようぜ
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はじまりのツイート

むいむい。 @muimui69

スターウォーズにしろ、エルガイムにしろ、何物でもないものが成り上がる導入だったのに、最終的には貴種流離譚に回収されていくのはなんなんだろうなあ。「実はナントカの血を引いていた」パターン。戦国大名が後付けで家系図でっち上げるんじゃあるまいし。

2020-07-11 06:16:14
むいむい。 @muimui69

貴種流離譚が受ける構造について考えてみたが、色々英雄を調べた結果、洋の東西を問わずにそれが人々に求められていると言う結論に達した。 ただ、東西でやはり若干の違いがあり、西では貴種は同時に最強でもあり、東では武を外注できるので、そこまで本人の強さは求められていなかった。

2020-07-11 22:05:20
むいむい。 @muimui69

これを踏まえると、物語における貴種流離要素は、主人公に他者支配の正当性と同時に、強さの理由付けとして使われている。 twitter.com/kotodamaxxx1/s… twitter.com/mixjuice2k/sta… こちらのツイートでも指摘されていることも添えておく。

2020-07-11 22:05:20
むいむい。 @muimui69

強さの理由は結局は血(遺伝)か、と言うのはまさしくフィクションでありながら夢も希望もない結論であるが、同時に娘を娶らせて子孫に遺伝するのを期待するムーブの理由にもなっていて、力のない平民としてはそれくらいしか手がないことも確か。寄らば大樹の陰なのだ。

2020-07-11 22:05:21
むいむい。 @muimui69

逆説的に、物語中で主人公が強くなったり功を立てたり不相応な地位を得たりすると、読者が納得できる理由として貴種流離要素が採用される、と言えるだろう。 創作のヒントとして個人的に留意しておくことにする。

2020-07-11 22:05:22
リンク Wikipedia 貴種流離譚 貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)とは、物語の類型の一種であり、折口学の用語の一つ。若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となるとする説話の一類型。貴種漂流譚(きしゅひょうりゅうたん)とも。折口信夫が一連の「日本文学の発生」をめぐる論考のなかで、日本における物語文学(小説)の原型として論じた概念である。その説くところは時期によって細部が異なるが、基本的には「幼神の流浪」をその中核に据える。 神話学の1つの視点としてモノミスの理論がある。これは、すべての文明に見られる神話にはある種の基 85 users 22

理由を読み解こうとする皆さん

作劇上の理由
花井 @OritaTk

@muimui69 物語元型だから、しょうがないですね。

2020-07-11 12:30:34
描いたす @takesiinaba

@muimui69 これ最初は作劇のテクニックだったのは間違いない。 物語のパターンはかなり少なくて全体で大逆転をさせるための外さないパターンてのがいくつかあるんだけどその一つ 「敵は外部から来るものだと思ってたけど実は内なる問題だった!」パターン たいていはメリットよりめんどくさい家族への対処になる

2020-07-11 13:51:36
児斗玉文章(ことだまふみあき @kotodamaxxx1

@muimui69 血族以上に説得力のある「強さの理由」ってないですから

2020-07-11 18:06:38
正直・公正 Imai_HitoriKY @haimogm

@muimui69 @rhb4 本多勝一が批判していたアンデルセンの「みにくいアヒルの子」ですね。結局本人の努力や才能よりも血筋が全て。ハリーポッターもその流れ。庶民が王室や世襲の政治家をありがたがるのも理解できる。

2020-07-12 11:49:24
読み手の心理との関係
SAJDI @SAJDI49631250

@muimui69 売れてファンが増える、多くの主人公等に感情移入する熱狂ファンを「おもてなし」するために「特別」を与えて疑似体験で気持ちよくなってもらおうという魂胆。かな?

2020-07-11 07:06:40
としきん @toshikin3

@muimui69 個人の能力での成り上がりだといろいろ限界があるんだろうな 現実には仲間や組織を整備しないと一定以上上昇できないしストーリーも複雑になりすぎる 貴種流離譚だとそのまま個人にフォーカスし続けられるので作家も消費するほうも楽なんじゃないかなー

2020-07-12 09:45:03
チーナちゃん @cheena_chan

@muimui69 @kingbiscuitSIU 1作目は「何物でも無い凡人平民」スタートだから、凡人が見ても楽しいけど、2作目は「平民の出自だがすごい才能の人」スタートになってしまってるから、凡人が見ても楽しくないんだよね、そのままだと。観客「こいつは平民出自でこの活躍、それに引き換え俺は」的な。だから2作目以降は貴種エピが入る

2020-07-11 13:18:01
みずいろ @_gadolf

@muimui69 少々異なるかもしれないし他の方のご指摘もあるもしれませんが、王権神授説だとか、「ファラオは神の化身」だとか、支配者が自らの血筋と権力の理由を作り出すのと似ているように思います。もちろんそういう尊い存在を担ぎ上げたい庶民の欲望もあるんでしょうね。

2020-07-12 11:42:29
三塚ハル @mtkharu3

@muimui69 とある精神科医が書いていたのですが、人間は「血統が優れているからこいつがリーダー」と言われてしまうとそれを受け入れやすい心理を持つ生き物なんだそうです。実力で決めるより血が流れないしね。

2020-07-11 22:36:28
むいむい。 @muimui69

@mtkharu3 そのような形質が備わってしまう程度には、猿の頃からそう言う貴種優先な生活をしてきたんでしょうね。参考になります。

2020-07-11 22:39:12
現実との関係から
UKB0927 @ukb0927

@muimui69 リアル社会が、成り上がりやアメリカンドリームが信じられていた時代から、要求の高度化や不況で余裕が無くなったことで元からの勝ち組しか一定レベル以上への参入ができなくなっていることも影響しているのかもしれません。

2020-07-11 16:28:38

個別の作品について

サラシモン @Saratter

@muimui69 悟空もナルトもハリー・ポッターも、当人の努力とは無関係の素質を持っていたことが後から分かりますからねぇ。 厳密には血脈じゃないですが、アムロのNT能力だって、生得の素質が目覚めるかどうかは当人の努力に差程依存してませんし。

2020-07-12 08:12:57
むいむい。 @muimui69

@Saratter アムロについてはシャアとの対比で庶民である必要があったと考えています。貴種と平民が人類の未来をかけて戦うと言う構図のためですね。 調べると貴種でない主人公はむしろ少数派でしたが、貴種設定が初期設定なのか、後付けなのかはより詳細に調べる価値はあると思います。

2020-07-12 08:19:36
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コメント

ヘルマン @bookman17 2020年7月12日
結局本人の努力や才能よりも血筋が全て。ハリーポッターもその流れ←本当にハリポタ知ってるのか?ハリーの母親のリリーはマグル生まれだけどスリザリンの血を引くヴォルデモート倒してるしハーマイオニーより頭がいい同学年もいなかったし純血で名家プルウェット家の血筋なロンはパッとしなかった。他にも色々血統より大切なモノがあるって描写ばっかりだったろ
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べにかわむき @lVXrA2f37kbVBzi 2020年7月12日
娯楽小説・漫画(ジャンプなど)の登場人物の「血統主義」について https://togetter.com/li/550979 海外(と言ってもどこか知らんけど)ナルトの血統主義は評判悪かったらしいが
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R.Mory@Togetter @RMoryTogetter1 2020年7月12日
「一番簡単な理由付け」ってことは裏を返せば「平凡な奴がすごいことを成し遂げるのに説得力を感じない」ってことでもある。そりゃ物語を見てる側が平凡な人間だからな
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名前はまだない @774rider 2020年7月12日
>貴種と平民が人類の未来をかけて戦うと言う構図  ガンダムにこんな要素はないぞ、もともと普通の少年少女が(戦争などの)究極の危機に瀕した時のお話だぞ。平凡な少年が強力な敵を倒し続けることができる理由づけでNTが導入されたってだけ。 ワンパンマンは成り上がってないからセーフなのか?
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バジル @dNPQyjwy2HfUdMX 2020年7月12日
少年漫画は父親越えを描くことが多いので必然的にそうなりやすいのでは?
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柿木まめ太 @kakinokimameta 2020年7月12日
手っ取り早い説明だからでしょ。一種のテンプレでお気軽設定。これ使わずに最強とか支配に説得力もたせるには、設定とか展開とかで大変な労力が掛かるってだけと思うが。
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ろんどん @lawtomol 2020年7月12日
ギリシャ神話でゼウスがやたらと女性に手を出してるのも、「いや実はウチの先祖はゼウス様でして…」と成り上がったどこの家系もやったせいだとか
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貼絵習字 @paper_brush 2020年7月12日
ダバはコアムに帰っちゃうわけだから貴種流離譚とは違うような。冨野監督もそこを避けるためにあのラストにしたんだろうし。
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Dally @Dally_Shiga 2020年7月12日
lawtomol そういう理由もあるかもしれませんが、多くは最高神ゼウスを掲げる民が地方を隷属させていく上で、その地で崇められていた神をゼウスの眷属に卑小化させていった結果といわれています。アルテミスなどは古くは単独で篤く祀られている女神でした。
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GGP_DDT(限りなく無色透明に近い戦慄のブルー) @ggp_ddt 2020年7月12日
ターザンは最初っから貴族の息子として生まれてくるパターン(貴種として生まれてきて平民として育つ系)なんだが、ジョン・カーターは出自が分からないので「南軍大尉から火星大元帥に成り上がった」となるんだよなぁ。絶対、普通の地球人じゃないんだが。
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denev @_denev_ 2020年7月12日
当初のテーマを描き切ってしまったのに、下手に人気が出たせいで無理やり物語を続けなくてはならなくなった挙げ句の苦し紛れでしょう。主人公に新たなバックグラウンドを付与すれば、そこから話を広げることができるようになる。
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フルバ @furubakou1 2020年7月12日
悟空はサイヤ人の王子たるベジータ、そしてサイヤ人を支配したフリーザを凌駕するから貴種流離譚であると同時に成り上がりでもあるのでは。
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フルバ @furubakou1 2020年7月12日
ナルトに関しては「その辺のこども使って封印とか有り得ねーよな」みたいなことは初期から指摘されてたはず。…命懸けで里を守った前火影の子を迫害するとか里の人間の畜生度合い増したけど。
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ヘルマン @bookman17 2020年7月12日
furubakou1 里の人たちはそれ知らんからしゃーない
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ぢっぺ @fullrosieeve 2020年7月12日
lawtomol ヘラさん、何で浮気相手を攻撃するのかなあ…と思っていたけど、その話聞いてそりゃ相手攻める、ごめんヘラさんってなった。
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ぢっぺ @fullrosieeve 2020年7月12日
血統に関しては最初からすごい○○の子供、っていう設定出しておいた方が後からもっとすごい○○の子供がライバルに登場するからかえって最終的にはそっち方が成り上がり設定になる、まである。
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伍長 @gotyou_H 2020年7月12日
貴種流離譚:ドラクエ2 成り上がり:ドラクエ1 
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ええな@手洗いネコ🐽 @WATERMAN1996 2020年7月12日
gotyou_H ドラクエ1も「勇者ロトの血を引く者よ」から始まるので。
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ウーロン茶ポリフェノールDeathtiny @hatsuyume 2020年7月12日
ドラクエの勇者は基本的に貴種の持つ称号ですよね
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伍長 @gotyou_H 2020年7月12日
WATERMAN1996 1の開幕で「ロトの血を引きし者よ」とか言われるけど、エンディングで「すなわちそなたこそはロトの血を引く者」と改めて言われるので、要するに外からやってくる救国の勇者は全員ロトの血縁として扱っている。
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伍長 @gotyou_H 2020年7月12日
ちなみに1と2にある「ロトの伝説」は3主のことで、3主は3主で勇者オルテガの息子であり、アレフガルド救出後はラダトーム王から「伝説の勇者であるロトの称号を与えられてロトとなる」ので、本家本元のロト(の伝説)については本編では語られていなかったりする。
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伍長 @gotyou_H 2020年7月12日
gotyou_H これを言い換えるなら、「観光地をうろつく外人(日本人)をみんなシャッチョ(社長)サーンと呼ぶ」のと大差ないことがうかがえる。
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たけ @Eo554IijYfHOQqw 2020年7月12日
勝利すべき宿命を持つものが勝利する。貴い血筋というステイタスは、肉体的な優劣による「体格がいい方が勝つ」と同じように、それだけで十分な説得力を持っているんだな。
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rambda @rambda2 2020年7月13日
3の主人公はオルテガの子なわけだが「じゃあオルテガって何者?」ってのはよくわからないので成り上がりものといえるのだろうか。
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未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2020年7月13日
最近立て続けに、亡くなったお母さんの代わりに戦う女子のアニメ見ちゃったんだけど(刀使ノ巫女とか)、女子を戦わせる設定としての「血」のほうが、男子より最近は流行ってるの?
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未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2020年7月13日
北島マヤの本当のお母さんが月影先生だったりしたら、やっぱりくだらないな、とか普通は思うだろ!
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八代泰太 @3914kcorkcolc 2020年7月13日
ある程度話が進んで、宮中での政治的立場とか腕力や技能だけじゃ解決できない問題が絡んでくると、どこの馬の骨ともわからないとは言えなくなって「実はこの方は今は亡き○○の~」的な話になるんじゃね? 秀吉だって、ある程度成り上がったら公称するための家系が必要になったんだし。
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sinkoro @h_okasann 2020年7月13日
安彦良和のファンタジー小説「鋼馬章伝」の主人公は血筋関係なく成り上がったな・・・途中地方領主になったが、色々あって流浪の身となり、最後は武功挙げて平民の娘を娶りって小村に収まって終わったなーまあ、作者の思想がかなり入っているんだけどね。
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R.Mory@Togetter @RMoryTogetter1 2020年7月13日
gotyou_H そう思うと、「4…実は伝天空人とのハーフ 5、6…実は王族 7…実は伝説の海賊の血筋 8…実は王族と龍神族のハーフ 9…ただの天使からただの人間に」なので9だけは割と成り上がり感あるというかなんというか…10は知らんが11も実は王族だったし…
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inti @inti87913544 2020年7月13日
結果からの逆算もあるだろうね。偉業を成し遂げた人は、常人とは生誕から違うので超人的なのも当然である、みたいな。
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