黒人を違う基準で判断するな

tarafuku10 @tarafuku10

動画『黒人を違う基準で判断するな』を訳してみた。人種は真実よりも重要なのか。抗議活動が暴動に変わったとき、悪い行いを人種を理由にして正当化することはできるのか。ニューオーリンズ大学の学生のクロイー・ヴァルダリーが説明します。2015年4月公開の動画です。 youtube.com/watch?v=xl7Q36… pic.twitter.com/2CrA3PdR2I

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黒人の大統領が選ばれたことで、アメリカは人種的調和の新しい時代に進んだと多くの人が考えた。 だが、この考えは誤りだった。今になって思えば、たとえそれが黒人大統領の誕生だったとしても、たった1つの出来事が、私達の文化に深く刻み込まれた染みを洗い流してくれると考えるのは浅はかだった。 pic.twitter.com/xxe7DtDfRA

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アメリカにどれだけのレイシズムが存在するのかについて、そして特に、人種間の格差については、相変わらず激しい議論が続いている。私はそれはかまわないと思う。差別は今も存在する。オープンに、そして率直に取り組もう。しかし、残念なことに、これはたいへん難しい。 pic.twitter.com/ftdtc2sgeM

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私は最近気付いたのだが、その理由の1つは、多くの人が黒人は極めて慎重に扱わなければならないと考えているということだ。彼らはこれを高潔、啓蒙的、進歩的だと思っている。だが、それは違う。それは、人の品位を傷付け、人を見下す態度だ。実際のところ、それはレイシズムだ。 pic.twitter.com/cAIax7idOG

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最近、これを実感する出来事があった。人類学の授業で、教授がマイケル・ブラウンの事件を取り上げることに決めた。ミズーリ州ファーガソンで白人警官に撃たれた黒人のティーンエージャーの事件だ。この話を先に進める前に、教授について少し話しておきたいことがある。 pic.twitter.com/IzBBDqx1KN

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まず、私は彼女のことがとても好きである。彼女は面白く、熱心である。しかし、それよりも重要なことは、彼女が授業でポリティカル・コレクトネスにこだわらない姿勢を取ることだった。私にとって、これは新鮮だった。彼女は、データを冷静に調べ、そこから結論を導き出すことを学生たちに奨励した。 pic.twitter.com/ITxhxCcVok

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しかし、ファーガソンの話になると、その客観性はどこかに消えてしまった。事件を詳しく話し合った後、クラスメートの1人がこう言った。「究極的には事実は重要ではない」。教授はこれに同意したのだ。クラスメートはこう続けた。「重要なのは、黒人の少年が白人の警官に殺されたということだけだ」。 pic.twitter.com/lGzcmloAeO

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まさに、レイシスト社会におけるレイシズムのもう1つの例なのだと。したがって、警官を起訴しないと大陪審が決定した後に発生した暴動は、「もうこれ以上我慢できない」と感じた人々による当然の反応なのだと。 pic.twitter.com/0eSC9j4sLy

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そして、私が聞いているのは思いやりや理解の言葉ではなく、何か別のものなのだと気付いたのもこのときだった。 pic.twitter.com/Zx0zipKFXW

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暴動や略奪は容認できる行動なのか? どうして? 暴徒や略奪者には他の選択肢がないから? 本当に? 自由で民主的なアメリカにおいて、他の選択肢はないのか? これはすべてのエスニック集団に当てはまるのか? ヒスパニック系も? 東南アジア系も? 太平洋諸島出身者も? もちろん答えはノーだ。 pic.twitter.com/rZQqdeZLr5

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しかし、悟りを開いたと主張する者たちは、黒人による暴動や略奪が発生したときのために、言い訳のリストをあらかじめ用意している。もっとひどいことに、黒人の行動を判断する場合には、事実さえ重要ではなくなる。重要なのは、ティーンエージャーの肌の色と、警官の肌の色だけなのだ。 pic.twitter.com/WqLIB4unaD

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私の考えは違う。白人の警官が白人の子供を殺した場合は、事実が重要だ。黒人の警官が黒人の子供を殺した場合は、事実が重要だ。黒人の警官が白人の子供を殺した場合は、事実が重要だ。そして、白人の警官が黒人の子供を殺した場合も、事実が重要だ。 pic.twitter.com/BUTzrtGMbg

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それ以外のことを訴えるのであれば、それは差別の存続を助けることになる。しかし、社会正義を信奉する者たちが終わらせたいと主張していたのは差別だったのではないのか。 白人だろうが誰だろうが、黒人だという理由だけで黒人の悪い行いを正当化する者は、黒人が対等であるとは考えていない。 pic.twitter.com/gATw0ZHyF7

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むしろ、他の全ての集団が遵守している基準に従うことができない子供だと、黒人を見なしていることになる。よく考えてみてほしい。この考え方と白人至上主義者の考え方の唯一の違いは、白人至上主義者の方が正直であけすけだ。彼らの考えでは、黒人は白人よりも劣っている。それ以上でも以下でもない。 pic.twitter.com/mWvin9M1Sm

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しかし、黒人に対して恩着せがましく振舞う者は、独善のマントを身にまとっている。だから、どういうわけか、悪い行いが正当化される。ファーガソンの暴動のような悪い行いが発生すると、彼らはしたり顔をして頷く。「彼らはこれ以上我慢できなかったのだ。誰が彼らを責められようか?」。 pic.twitter.com/Z2fGlrKX8d

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私は白人至上主義者ならいつでもやっつけられる。第一に、彼らは人数がとても少なく、力も持っていない。第二に、彼らが間違っていることを証明するのは簡単だ。しかし、恩着せがましく振舞う者や、庇護者のように振舞う者をどう撥ね退ければいいのだろうか? 彼らの数は多い。力も持っている。 pic.twitter.com/NUwt2YAzJa

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そして、自分たちが良いことをしていることに疑いがない。黒人として、私は他の人と同じ基準で判断されたいし、判断されるべきなのだということが、どうすれば彼らにわかってもらえるのだろうか? pic.twitter.com/sZua1qx6M8

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たまには、こんなふうにしてみてはどうか? 黒人を平等に扱おう。いつでも。あらゆる点で。まったく同じように。良い方にでもなく。悪い方にでもなく。悪魔のようにではなく。天使のようにでもなく。それはそんなに難しいことなのか? pic.twitter.com/iVJKLlySlM

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レイシズムを終わらせることはもちろん、人種間の調和を実現したいと私たちが考えているなら、それこそが唯一の方法なのだ。 クロイー・ヴァルダリーでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/dont-jud…

irr-Bot @IrrTenkoBot

＜地球市民主義とは＞ １．日本人もアメリカ人もない。世界はすべて、地球市民のものである。 ２．ところで、お前は地球市民ではない。

irr-Bot @IrrTenkoBot

「マイノリティへの配慮」はあっても、「低能力者への配慮」はないのが現代。「マイノリティ」であれば電通社員でも「弱者」だが、年収百五十万の日本人の中年男性は「支配階級」というわけだ。こうして「反差別主義」により、「イマジン左翼」は体制に骨抜きにされ、手なづけられてきた。