- xiongmao53
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沖縄には、かつて琉球王国という日本(大和)とは別の国家が存在した。これは明白な歴史的事実である。それが今さら問題になり、ウヨが「沖縄は昔から日本だった」と騒ぎ、あろうことか琉球王国の存在まで否定するのは、ひとえに米軍基地を沖縄に押しつけ続けるためである。twitter.com/nauchan0626/st…
2018-02-17 09:50:25日本政府が沖縄をその意志に反して領内に編入した以上、可能性として沖縄には分離独立から、中国への編入希望にいたるまでの自己決定権が国際的に認められ、日本主権下に留まるにしろ、米軍基地の撤去等に関しては、その意志が尊重されなければならなくなる。
2018-02-17 09:56:20誤解の無いように言えば、私は沖縄の独立を主張しているわけではない。ただ、歴史的経緯上、沖縄の自己決定権を認めるほかはないと言っているだけである。既に、国連の関連委員会では沖縄人を先住民として認定している。つまり、その意志に関わらず日本国家に編入された人々だと言うことである。
2018-02-17 09:59:46私としては、沖縄の人々が自発的意志で日本に留まってくれることを希望するし、そのためには本土の側も沖縄が本土(大和)とは違った文化伝統を持った存在であることを認め、大和とは対等の存在として処遇する必要があると思う。
2018-02-17 10:11:01土と対等に処遇するとは、ひとえに米軍基地の撤去、少なくとも大幅な基地負担の軽減が必要である。もし、本土政権が沖縄の民意に耳を貸さず、米軍基地を押し付け続けるならば、今後、沖縄では独立論を含め、その自主性を求める声はますます高まるであろう。
2018-02-17 10:11:44訂正:「土と対等に処遇する」→「本土と対等に処遇する」。
というか、沖縄の自己決定権を求める声は既に相当高まっており、本土でそのことが殆ど報道されていないことに問題がある。むしろ、ウヨと呼ばれる側の方が、そういう沖縄の事情を知って危機感を覚え、「沖縄は昔から日本だ」とその自主性を否定する宣伝を行っているのだろう。
2018-02-17 10:14:33彼らは沖縄が本土とは違った歴史背景を持つ、言わば大和とは違った民族であることを重々承知して、これを差別し、米軍基地負担を押しつけている。そして、それを正当化するために、「沖縄は昔から日本だ」と、その民族的自主性まで否定しているのである。これはウヨというか、日本政府のやり口である。
2018-02-17 10:43:40ネトウヨの輩が、琉球王国がなかったといくら主張しても、こんなものはたかが知れている。ただ、一定のレベルの者が「琉球王国」の存在を認めながらも、「昔から日本の一部だった」と主張するのには、やはり反論が必要であろう。
2018-02-17 18:38:20昨日、ナウちゃんさんの土俵を借りて、少し沖縄の前近代史について、ツイートさせていただきました。よろしければ、参照して下さい。 twitter.com/xiongmao53/sta…
2018-02-17 18:41:26@nauchan0626 まず幕末、琉球王国は米仏蘭など三国とそれぞれ国際条約を結んでいます。これについては、これをもって琉球王国が独立国であったと断言できないと言う人もいるかもしれませんが、日本の一部だとも言い切れないと思います。沖縄とは、こういう特殊なところであり、やはり他の日本の地域とは違うのです。
2018-02-15 19:05:52@nauchan0626 まず幕末、琉球王国は米仏蘭など三国とそれぞれ国際条約を結んでいます。これについては、これをもって琉球王国が独立国であったと断言できないと言う人もいるかもしれませんが、日本の一部だとも言い切れないと思います。沖縄とは、こういう特殊なところであり、やはり他の日本の地域とは違うのです。
2018-02-15 19:05:52@nauchan0626 琉球は薩摩による征服後も、中国王朝(明清)への朝貢を続け、冊封を受けました。中国からの冊封使が来なければ、琉球国王は正式に即位できませんでした。一方で、国王の代替わりごとに謝恩使を将軍の代替わりごとに慶賀使を江戸に送りました。いわば、「日中両属」状態だったのです。
2018-02-15 20:09:04@nauchan0626 ただ、特筆しなければならないのは、琉球国王が「臣従」したのは中国皇帝と徳川将軍であって、日本天皇とは君臣関係を持たなかった点です。ですから、江戸時代の大名のように「従四位」などの律令的官位を天皇からは受けていません。
2018-02-15 20:09:32@nauchan0626 余談ながら、対馬の大名宗氏も徳川将軍に臣従すると共に、朝鮮国王から官位をもらうという「日朝両属」の状態で、朝鮮貿易を続けていました。もっとも、こっちの方は琉球国王と違って、天皇から位階をもらったと思いますが。
2018-02-15 20:09:47@nauchan0626 つまり、「薩摩入り」によって、沖縄が当時の他の日本の藩と同じようにならなかったのは、やはりそれ以前に沖縄が琉球王国として、中国王朝の冊封を受けていたからで、それが日本の他の大名との違いで、その点で、当時の沖縄は決して日本の一部とは言えない土地だったのです。
2018-02-15 20:30:41@nauchan0626 まとめると、徳川幕府が薩摩の支配を許さず、琉球国王を他の大名と対等に遇し(当然、王号も廃止)、中国王朝への朝貢も禁止したならば、沖縄は日本の一部となったかもしれません。しかし、そうはならなかったのです。主に近代からさかのぼって「薩摩入り」までツイートさせていただきました。
2018-02-15 20:17:29@nauchan0626 念のために言うと、朝貢というのは、むしろ朝貢する側にうま味があったのです。朝貢によって、領土を保障され、貢ぎ物に数倍する下賜品が与えられたのですから。いわゆる「朝貢貿易」というやつです。
2018-02-15 20:33:37@nauchan0626 お勧めです。『沖縄の自己決定権』琉球新報社・新垣毅篇集 amazon.co.jp/gp/product/487…
2018-02-15 21:14:03琉球王国が独立国だったと言うと、「中国に朝貢していた国がなぜ独立国と言えるのか?」などとほざく者がいるが、それなら「沖縄は中国領だった」というウーマン村本の初期の主張に同意するのだろうか?それで言うと、足利義満も明に朝貢して、「日本国王」に冊封されているが。と、
2018-02-18 10:04:54ただ、確かに「独立国」というのは、近代以降の概念であり、近代以前にはアジアでもヨーロッパでも、現在の主権国家体制の枠組みでは、理解できない問題がたくさん出てくる。「朝貢国」とか「冊封」というのも、その一つだ。
2018-02-18 10:11:10琉球王国が「独立国」だったというのも、厳密には当時の日本国家(大和)や中国王朝とは別の国家だったという意味においてである。
2018-02-18 10:23:29現在の国際社会では、全ての国はその大小、強弱にかかわらず、対等であることが承認されている。しかし、近代以前は必ずしもそうではなかった。例えば、中世のイングランド国王はノルマンディー公でもあり、フランス国王に臣従していた。
2018-02-18 10:28:34同様、琉球国王が中国皇帝や日本将軍に臣従していたとしても、それをもって沖縄が中国の領土であったとか、日本の領土であったとは言えないのである。近代以前の「国」際体制には、そのような曖昧な所がある。
2018-02-18 10:31:58