「太田記念美術館コレクション展」（2020.7.1～7.26）展示作品
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太田記念美術館コレクション展
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、太田記念美術館は4月7日から臨時休館としておりましたが、７月１日より約３か月ぶりに再開いたします。
今回の展覧会は、当初のスケジュールを変更し、「太田記念美術館コレクション」展を開催いたします。太田記念美術館が誇る約14,000点のコレクションの中から、見ていて心がほっとするような作品、あるいは、病魔に打ち勝つために作られた作品を選りすぐりました。また、臨時休館中、太田記念美術館のツイッターで話題となった「＃おうちで浮世絵」の中から、人気の作品も展示いたします。
なお、ご来場者のソーシャルディスタンスを確保するため、作品の間隔を広げて展示いたします。展示点数は通常よりも少ない約45点となりますが、ご了承ください。
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
本日7/1、約3か月ぶりの再開となりました。7/26まで「太田記念美術館コレクション展」を開催します。①病魔と戦う、②ゆかいな動物たち、③意外な人気者の３部構成で40点強の作品を展示中。現在、ゆっくりとご鑑賞することができます。ご来館の際にはこちらをご確認下さい→ukiyoe-ota-muse.jp/prevention-mea… pic.twitter.com/w1B1A7b0zu
2020-07-01 14:43:17
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Ⅰ．病魔と戦う
疫病除けに御利益があるとされる妖怪「アマビエ」が最近話題となっています。科学的な感染症対策がまだしっかりとできていなかった江戸時代、人々は病魔に対する不安を和らげるため、疫病を退けてくれる神様や動物、そして妖怪の姿をおまじないとして数多く描きました。新型コロナウイルスに対する不安がまだぬぐいされていない今だからこそ、江戸時代の人々の病気に対する不安と希望を映し出した浮世絵を眺めてみましょう。
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
コロナ退散を願って、歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支之図」をご紹介。家の安全を守るため、何と十二支が合体！この頼もしい姿を見て下さい！これでおうちの安全は・・・大丈夫でしょうか？ちなみに寅は縞模様、亥は毛並みです。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。 pic.twitter.com/HMtmgiRTDg
2020-07-17 11:55:41
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
江戸時代、疱瘡（天然痘）という感染症除けのお守りが、疱瘡絵という浮世絵。赤は魔除けの効果があるとされ、赤一色で摺られています。ミミズクは、丸い大きな目をしていることから、天然痘による失明の危険から守ってくれました。7/26まで開催の「太田記念美術館コレクション展」にて展示中です。 pic.twitter.com/JxoLGTSS79
2020-07-02 17:47:29
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
新型コロナの感染拡大防止を祈念して、葛飾北斎が20代後半に描いた珍しい仏画をご紹介。青面金剛という庚申信仰のご本尊。病魔や病鬼を除く力があるとされています。下には、見ざる言わざる聞かざるの三猿が。7/26まで開催の「太田記念美術館コレクション展」にて展示しています。 pic.twitter.com/F3OhsvwBgC
2020-07-01 23:35:13
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
風変わりな厄除けの絵をご紹介。鬼面蟹とはヘイケガニの一種。鬼の顔のような甲羅を吊るしておくと厄除けになるとされましたが、東の地域では捕まえることが難しいので、代わりにその姿を絵にしました。家の戸や壁に貼っておくと厄除けになるそうです。森光親の作品。 ＃おうちで浮世絵 pic.twitter.com/WOolf64cQY
2020-06-24 16:35:29
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
江戸時代、珍しい動物を見ることが厄除けになったようです。こちらは文久3年(1863)、両国で象の見世物があった時の浮世絵。宣伝文句でしょうが「此霊獣を見る者は七難を即滅し七福を生ず」と書かれています。太田記念美術館は3/31まで臨時休館。新型コロナウイルス拡大防止を祈念して #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/z8U1LtiEUQ
2020-03-15 10:38:14
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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江戸時代、災難や病気をまぬがれる護符として、旅のお守りになっていたのが、白澤（はくたく）という霊獣の絵。葛飾北斎は『北斎漫画』二編で白澤を描いています。ヤギのような姿で、額と胴体に眼がついています。新型コロナ退散を願って「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示しています。 pic.twitter.com/Mjmpw5N0Ox
2020-07-14 13:14:06
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@ukiyoeota
葛飾北斎が描いた獏（バク）。獏は悪い夢を食べてくれる霊獣として知られています。『北斎漫画』二編より。太田記念美術館はいよいよ来週7/1(水)より再開予定。「太田記念美術館コレクション展」にて、こちらの獏を白澤とともに展示する予定です。＃おうちで浮世絵 pic.twitter.com/tK9yjlxHr7
2020-06-25 16:28:49
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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疫病をもたらす厄神たちを退治したスサノオ。二度と悪さを働かないよう、厄神たちの手形証文を取っているところです。体中にあばたがあるのが疱瘡神と思われます。葛飾派の絵師による肉筆画。新型コロナのウイルス拡大防止を祈念して、「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。 pic.twitter.com/bdCBGEegUR
2020-07-10 14:28:50
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スサノオの履いている靴がまるでスニーカーのようというコメントを多くいただきましたので、拡大図を紹介しておきます。確かにオシャレな色と形をしていますね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。館内は混雑しておらず、ごゆっくりご鑑賞できます。 pic.twitter.com/TyqyZzJt8q
2020-07-10 15:29:43
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新型コロナウイルスの拡大防止を祈念して、歌川芳虎の「諸病諸薬の戦ひ」をご紹介。擬人化した薬たちが、妖怪の姿をした病気たちを退治する図。芳虎は「家内安全ヲ守十二支之図」を描いた絵師です。拡大図は後ほど。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/RXmyL0FqTu
2020-03-04 11:55:39
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歌川芳虎の「諸病諸薬の戦ひ」には、妖怪化したさまざまな病気たちが登場しますが、こちらは左から、癇癪、流行り風邪、眩暈。真ん中の、帽子をかぶって髭を生やした流行り風邪を見かけたら、特にご注意ください。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/a8R08FOwIJ
2020-03-04 12:14:31
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腹虫と戦っている熊の胆（くまのい）。消化器系の薬として用いられる熊の胆は、甲冑を着た熊の姿で描かれています。歌川芳虎の「諸病諸薬の戦ひ」より。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/hB9JXkrxG7
2020-03-04 12:30:14
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これだけたくさんの薬たちが集まると、どんな病気たちも倒せそう。戦いの指揮をとるのは神農。古代中国の三皇の一人で医学の神様としても祀られています。手に持っているのは薬草。歌川芳虎の「諸病諸薬の戦ひ」より。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/Jl6lYpKC0N
2020-03-04 13:00:07
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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妖怪画を得意とした鳥山石燕（とりやま・せきえん）が、『鳥山彦』という絵本に描いた鍾馗をご紹介。鍾馗は、邪鬼を払い、病気から守ってくれる神様。石燕の鍾馗にぜひ病魔を退治してもらいたいものです。太田記念美術館は3/31まで臨時休館。新型コロナウイルス拡大防止を祈念して #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/SinmAQ6zhH
2020-03-16 10:21:24
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葛飾北斎による、鍾馗と逃げ出す邪鬼たち。『北斎漫画』三篇で、ちょうど見開きの頁にくるようになっています。どうも鍾馗よりも、逃げ出している鬼たちを描く方に、北斎の筆が走っているような感じがします。太田記念美術館は3/31まで臨時休館。新型コロナウイルス拡大防止を祈念して #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/65lKxj9oQ9
2020-03-16 23:38:18
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歌川芳虎の「鍾馗」。赤鬼の足首を掴んで逆さに吊るし上げ、キッと睨みつける鍾馗。鍾馗は、悪鬼を退治して、唐の玄宗皇帝の病を治したことから、日本でも古くから魔除けの効果があるとされてきました。自宅で過ごす方のために、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を祈念して ＃おうちで浮世絵 pic.twitter.com/Tzekh8Io99
2020-03-01 10:46:36
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新型コロナウイルス拡大防止を祈念して、江戸琳派の絵師・鈴木其一が扇に描いた肉筆画「鍾馗」をご紹介。邪鬼を退治しようと刀を振り上げ、走って追いかけている鍾馗。鍾馗の絵は、邪鬼を払い、病気から身を守ってくれる効果があるとされてきました。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/JxAiRr28kn
2020-03-10 17:27:08
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赤は魔除けの色。邪鬼を退治する鍾馗（しょうき）の姿が朱色だけで描かれています。腕を掴まれた緑色の邪鬼はあきらめ顔。青い邪鬼は仲間を見捨てて一目散に逃げています。作者は英一珪。扇に直接描いた肉筆画です。太田記念美術館は7/1より再開予定。マスク着用をお願いしてします。＃おうちで浮世絵 pic.twitter.com/RI7adhYk1a
2020-06-28 16:01:21
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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光線画で知られる小林清親が肉筆で描いた鍾馗（しょうき）。光線画における繊細な光と影の描写とはがらりと雰囲気を変え、勢いのある太くて荒々しい筆遣いとなっています。太田記念美術館は明日7/1より再開。混雑時には入場制限を行なう場合があるのでご了承ください。＃おうちで浮世絵 pic.twitter.com/ri7XziwbgD
2020-06-30 13:50:36
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Ⅱ．ゆかいな動物たち
新型コロナウイルスの流行により、この数か月間、私たちのライフスタイルは大きく変化しました。最近でこそ感染症の拡大も沈静化してきましたが、今後の生活への不安はまだ消え去った訳ではありません。そういった心のトゲトゲした気持ちを少しでも忘れてもらうため、愉快で可愛らしい動物たちの浮世絵をセレクトしました。まるで人間のようにふるまうゆかいな動物たちの姿に、心を和ませてください。
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
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三代歌川広重が描いたとされる画稿。頭が鳥、体が人間の鳥人間です。左の鳥はスーツ姿にネクタイと帽子。右のオウムはコートを羽織り、手には洋傘とカバン。左の鳥がオウムのコートの裾をちょっと掴んでいるのが、なごむポイントです。「太田記念美術館コレクション展」にて本日7/26まで展示。 pic.twitter.com/lu24aIBjJI
2020-07-26 10:43:29
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太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
@ukiyoeota
引き続き、鳥人たちをご紹介。実はかつての日本では、鳥人と人間たちが共存していました（ウソです）。歌川芳藤「廓通色々青楼全盛」より。太田記念美術館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3/16まで臨時休館。自宅で過ごす方のために、心がなごむ浮世絵を紹介しています。 #おうちで浮世絵 pic.twitter.com/n3BKOsoFdb
2020-03-07 12:50:32
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