【論文】アウトブレイクの阻止には、検査感度よりも検査頻度が重要(まとめ作成2020.7.30) #新型コロナウイルス #感染症 #休校 #学校再開

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Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

Dr. Redfieldの次のCDC Directorになる先生はこの論文のSenior authorのようですね。これは大学内の全員繰り返し検査のモデリングで、(本当に当たり前なんですが)繰り返し行うのであれば感度は特に問題にならないという結論でした。CP分析もあり。 twitter.com/suzuki_takaya/…

2020-12-07 17:36:47
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

著者はイェールとハーバードですが、バックストーリーとしては下のような論文もあって、やはりまともなアカデミアでは抵抗も少なくこういった試みが進むのでしょう。ちなみにこの論文で想定されていたスタート条件は5000人の生徒に対して10人の感染ということでした。 jamanetwork.com/journals/jaman…

2020-08-22 21:47:28
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

何度か紹介しているCornell大学ですが、こちらはPCRを週二回。財力があれば可能という感じですが、NY週でこちらも陽性率1%以下、隔離スペースは90%以上が常に空いているという「Green/New normal」が続いています。 pic.twitter.com/9egdM0r7TG

2020-12-07 17:36:48
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Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

イリノイ大学も同じような感じです。ここは週一回のオプションもあったようですが、背景の感染が上がってきたためか今は週2回のようです。 pic.twitter.com/dctnFOWhIk

2020-12-07 17:36:49
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Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

イリノイ大学ではこのプロジェクトを仕切ったのが物理学者さんなんですよね。非常に示唆に富みます。 pic.twitter.com/UDB8fTZ24R

2020-12-07 17:36:50
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Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

頻回検査でたとえば感度70%として適当に算術的Rを設定して全員テストで隔離するグラフなんてことは簡単にエクセルでも計算できます。すごい威力ですよ。かりに偽陰性になった人が陰性に安心してよけいに暴れて感染を2倍に増やすというバカみたいな設定をしても余裕で下がっていきます。

2020-12-07 17:36:50
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

USもそうだし、調べてみるとUKでも大学の検査スポットが沢山設置されてホリデーシーズン前後の検査義務化がなされているようですね。ちょっとこのあたりの国は頻回検査に掛けるしかないような気がします。 twitter.com/suzuki_takaya/…

2020-12-07 17:36:50
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

(PCRを中心とする)SARS-CoV-2存在診断について、その論争内容はさておき日本も米国ももはや政治闘争となっていますので解決が難しい状況になっていると思います。対立の背景としてそもそもCOVID19をどうコントロールするかという論点で陣営ごとのゴールが異なっていて、その解決には政治的合意

2020-07-18 17:18:24
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

検査で陽性だった人が隔離されてはじめて次の人に感染させない状態が出来上がります。なので検査は感染してから可能な限り早く結果をだすほうが良いと考えられます。たとえば発熱して4日目くらいで検査陽性だったりすると、それまで潜伏期間を含めて7日くらいだれかに感染させる状態だったと

2021-01-13 23:57:18
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

予想されます。もし症状がでる直前くらいで検査陽性が得られれて自己隔離に入れれば、おそらく感染させる可能性がある状態は検査をやったその日1日だけですみます。コンタクトトレースで無症状の陽性者を探し出すのが感染遮断に有益な理由はこういった理由からだと解釈しています。

2021-01-13 23:57:18
Takaya Suzuki MD, PhD @suzuki_takaya

ならばそのロジックをさらに拡大するというのが頻回検査(かならずしもマステストではない)の肝です。要するに潜伏期間の間にテストがはいりやすい間隔(たとえば週2回)で定期テストを行うと、感染の連鎖を切りやすいということです。

2021-01-13 23:57:18
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