- uchida_kawasaki
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検査抑制論の問題点指摘
日本の場合は、K値組だけではなくて、厚労省や医師会や感染症学会みたいな専門家集団までもが、PCR検査抑制論という日本の独自理論を何カ月にも亘って吹聴し続けたわけで、相当に根深い問題があるのだと思う。そもそも世界の多くが自分たちと逆のことをやっているのに疑問に思わなかったのが謎すぎる。
2020-07-28 17:59:20PCR検査抑制論の問題はこちらにまとめました。感染者数が指数関数的に「加速」を続けるなら、重症者数や死亡者数も「加速」を始めるのが問題です。医療資源拡充の「加速」は極めて難しいためです。PCRは精度も高く、検査隔離を避ければ高コストな大規模自粛が必要になります。 note.com/sunasaji/n/n2c…
2020-07-28 18:42:03PCR検査抑制派は以下の問題の1つ以上を理解できてないのだよね。 ・感染者数は急速に加速を続けている ・重症者数や死亡者数は少し遅れて感染者数に比例して増える ・効果的に感染拡大を抑制できる手段は行動制限と検査隔離がある ・行動制限は人口の大多数の非感染者を巻き込むのでコストが非常に高い
2020-07-30 01:16:29・感染者数が増えれば増えるほど、自粛しなければならない期間や検査隔離の手間や医療資源の消費が増える ・PCR検査は、事前確率の低い集団への全員検査でも、感染力のある人とない人を精度良く識別できる ・検査隔離を徹底した国は健康も経済も回復に向かい、蔓延を許した国は健康も経済も命も失う
2020-07-30 01:52:43日本医師会も専門家も「患者が発熱外来や検査に殺到する」ことに恐怖を抱きすぎで違和感がある。それが心配なら予約制にするとか検査場を増やすとかいくらでも手があるはずで、それを避けるから「感染防護に必ずしも慣れていない一般医療機関」で大量検査をしなければならなくなる。院内感染が起きる。
2020-07-31 11:45:26拡散の速い感染症への対応には検査数が必要なのだから、検査へのアクセスをどう減らすかを工夫するべきで、大量検査に踏み切った他国は検査を受けて貰うためにさまざまな工夫をしている。検査されずに見逃す方が多大な被害を起こすからだ。北京でも検査場一覧を公開している。 twitter.com/sunasaji/statu…
2020-07-31 11:50:34ちなみに北京では検査場の一覧が公開されていて、電話やネットやチャットアプリで予約してアッサリ検査が受けられる。検体採取は数分で済む。陽性であれば数日間は感染可能期間が続くから、検査で感染拡大するよりも放置して見逃す方が感染拡大するのは誰でもわかる。 xinhuanet.com/local/2020-06/… pic.twitter.com/k8cz07dAOI
2020-06-20 18:41:12もちろん対応する人や病床は急には増やせないのはその通りで、だからこそ「感染者が少ないタイミングで」「検査陽性率を低くキープできるだけの」検査体制を整えなければならなかった。それも既存の医療機関に負担の大きい奉仕を強いるのではなく、資金と隔離場所を別の建付けで準備すべきだった。
2020-07-31 12:16:05それをしないとどうなるかというと、「既存のリソースが足りないから」市中感染の指数関数的拡大を放置する羽目になるわけで、遅かれ早かれ重症者も加速度的増加を始めて、結局は「重症者用」の医療の負担が加速していくというどうしようもない状況になる。戦力の逐次投入が最もダメージを大きくする。
2020-07-31 12:18:58診察にしろCTにしろ、PCR検査や抗原検査をせずに「精度良く」感染力のある人とそうでない人を見分けるのは極めて困難なのが問題だったのに、それを頑なに拒むものだから、結局は医療従事者たちがノーガードに近い形で「未検査の」患者に向き合わざるを得なくなっている。時間の問題だし、本末転倒だ。
2020-08-01 12:16:17感染症拡大防止には、感染経路の遮断が大事。検査結果を過剰に信用して感染拡大させている。という主張
感染症が人から人に伝播する機会を抑制するには、(ワクチンがない場合は特に)感染経路を遮断するしかありません。そしてそのための行動をとる人を増やすしかありません。それが新規感染者の発生数を減らすことに繋がります。1/n
2020-08-01 09:22:20COVID19 の場合は人の近くで飛沫を飛ばさないことが最も重要で、その次は手指衛生です。それらと経済を回すことの両立は可能だと思いますし、地道な啓発活動でそれを支援されている専門家も複数存じ上げてており、尊敬申し上げています。2/n
2020-08-01 09:22:21私の専門は院内感染対策なので、フィールドはもっぱら病院の中ですが、感染制御に関する科学的知見においても、実務経験においても、感染経路を遮断するための行動が不十分な時に集団感染が起こり、行動修正で収束することを知って/経験しています。3/n
2020-08-01 09:22:21ウイルス感染症の感染制御において、無症状者を含む全病院職員・全患者検査というウルトラCで院内感染を予防できれば、これほど楽なことはありませんが、残念ながら陰性を盲目的に信じることは罠に自ら足を突っ込むことになるため、4/n
2020-08-01 09:22:22無症状者の陰性結果に基づいて医療従事者が感染制御のための行動を変えることはありません。陰性でも感染性のある患者さんがいるからです。 これはインフルエンザ、ノロウイルス、アデノウイルスといった院内感染の常連ウイルスではよくある現象ですし、5/n
2020-08-01 09:22:22COVID19 を起こすSARS-CoV2も同じです。実際に国内で検査陰性を信じたことがCOVID19 の院内感染の原因になったと考えられる事例が起きています。6/n
2020-08-01 09:22:22繰り返しになりますが、検査陰性でも感染経路を遮断するための基本的な対策を怠らないことが院内感染予防の標準的な考え方です。それでも、特にCOVID19 の場合は、病院では患者さんのマスクを外してエアロゾルを発生させる医療手技を行わねばならなかったり、7/n
2020-08-01 09:22:23個人防護具や人員、個室などの設備面の不足、短時間で迅速なマルチタスクの実施を要求されるプレッシャーの中での不注意などにより院内感染を完全に防ぎきれない難しさは常にあります。従って 8/n
2020-08-01 09:22:23感染制御の専門家は院内感染が発生した病院で、無症状者に対する検査を実施していなかったことが院内感染の原因となったとは通常判断しません。陰性を信じたことが仇になってしまったと判断することはあっても。9/n
2020-08-01 09:22:23一部の方の中に全住民検査を押す声があるのを知っていています。陽性者が出たときの人権に配慮した適切な滞在先の確保と搬送手段、現在すでに夜遅くまで残業している保健所への支援、検査にかかる多額の費用(1回約2万円)の捻出、試薬や機器や検査技師の確保 10/n
2020-08-01 09:22:24陰性の結果を鵜呑みにせずに感染予防行動を行うための啓発活動、感染者を早期に発見するための頻回な検査(おそらく一人当たり理想は毎日、落とし所としては週2〜3回)を実施することができれば有益かもしれませんね。住民と政治家の皆さんで判断されると良いと思います。 11/n
2020-08-01 09:22:24それでも病院では「陰性の結果が非感染を保証する」とは考えません。 それだけのことです。 病院では地域住民の方々のためにその機能を維持できるよう、これからも粛々と感染経路を遮断するための対策を行います。12/n
2020-08-01 09:22:24