【論文】2020年1月から5月のイギリスのCOVID-19の症例における感染性の持続時間とRT-PCRサイクル閾値との相関(2020.8.17作成) 早期検査・早期診断の有効性 #Ct値

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発症時期とウイルス放出時期について述べている別の論文

複数の論文リンク有り

Eurosurveillance | Duration of infectiousness and correlation with RT-PCR cycle threshold values in cases of COVID-19, England, January to May 2020 https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.32.2001483#html_fulltext

2020年1月から5月のイギリスのCOVID-19の症例における感染性の持続時間とRT-PCRサイクル閾値との相関

ダークグレーペン二郎 @morilyn1123

陽性検体のCt値と培養可能性を時系列に検討したUKの研究。貴重な発症日以前のデータを含む。発症日付近のウイルス量は多く培養率もピークであることが窺える。感度はこれと相関するはず。同様の結果を示す論文は多い。 やはり、早期に検査することが流行抑止のため重要かと。 eurosurveillance.org/content/10.280… pic.twitter.com/YWn7bDOOwF

2020-08-16 10:47:49
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Akira HIRAISHI @orientis312

誤って削除してしまいました。再度ツイします。 発症前から発症時にかけてウイルス保持量が多いとする英国研究チームの論文。ブログにまとめました。 rplroseus.hatenablog.com/entry/2020/08/…

2020-08-16 19:14:40
リンク Dr. Tairaのブログ 発症前から発症時の感染者のウイルス伝播力が強い? - Dr. Tairaのブログ はじめに 先日、韓国の研究チームによる「SARS-CoV-2の無症候性感染者と発症者のウイルス保持量はあまり変わらない」とする研究成果 [1] を紹介しました(→無症状感染者は発症者と同じウイルス量を保持する)。そしたら、今度は英国イングランド公衆衛生局(Public Health England、PHE)の研究チームが「発症前から発症時の感染者において感染性ウイルス保持量と培養性が高い」とする論文を発表しました [2]。ここではこの論文の内容について解説したいと思います。 1. 研究方法の概要 この研究 2
influenzer @influenzer3

●SARS-CoV-2の感染期間について →結論から言うと発症後10日経過後の隔離解除については妥当性がありそう。 発症前の患者の感染性ウイルスは発症後の患者よりも多く、発症10日前ぐらいまで遡る可能性がある。 という感じです。

2020-08-16 21:48:23
influenzer @influenzer3

無症状者を含めたPCRによる早期診断、感染対策は理にかなっている事を示唆する結果とも言えそうです。 Duration of infectiousness and correlation with RT-PCR cycle threshold values in cases of COVID-19, England, January to May 2020 eurosurveillance.org/content/10.280…

2020-08-16 21:48:23
influenzer @influenzer3

-- (要約) ・SARS-CoV-2は発症前後で上気道のウイルス量はピークとなり、発症後10日目まで感染性が持続する。 ・培養によるウイルス分離はPCRでのCt値と相関している。  Ct値が35を超えるとウイルスが分離可能なのは8%まで下がり、発症後10目では6%まで低下する。 ・無症状の患者も感染源である。 ---

2020-08-16 21:48:24
influenzer @influenzer3

・RT-PCRは診断やモニタリングに有用であるが、感染性ウイルスと非感染性ウイルスを区別することができない。 ・本研究はRT-PCRと感染性ウイルスとの関連を検討し、感染性の指標としてRT-PCRを利用可能にすることを目的としている。

2020-08-16 21:48:24
influenzer @influenzer3

(上気道のウイルス動態) ・イギリスで2020年1月から4月にRdRp領域をターゲットとしたRT-PCRで陽性と判明された有症状425例、754サンプルを検討した。

2020-08-16 21:48:24
influenzer @influenzer3

・Ct値を用いた半定量指標では、ウイルス量は発症時に最大でその後は徐々に低下し、1週目(2-7日)の幾何学平均は28.18(27.76-28.61)、2週目(8-14日)のは30.65(29.82-31.52)だった。  1週目 vs 2週目はp=0.01でウイルス量は有意に低下したが、2週目とそれ以降のCt値には有意差はなかった(p=0.49)。 pic.twitter.com/uaJ6kGNZFP

2020-08-16 21:48:25
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influenzer @influenzer3

(検体からのウイルス分離) ・PCR陽性例253例324検体からウイルス分離を試みた。サンプルはさまざまな状況で採取されたものを含み、無症状者も含まれている。 ・Vero E6細胞を用い37度、5%CO2で培養した。培養は14日まで継続された。感染は酵素免疫測定によるSARS-CoV-2核タンパク質染色により確認した

2020-08-16 21:48:25
influenzer @influenzer3

培養可能なウイルスは111例133検体(41%)から分離された。 ・Ct値の中央値は全検体31.15だった。無症状は31.23、軽度から中等度30.94、重度32.55であり、重症度による差はなかった。 ・培養陽性率は無症状例(21/62)と有症状例(112/262)で差はなかった(p=0.23)。

2020-08-16 21:48:25
influenzer @influenzer3

(Ct値と感染性ウイルス分離率) ・Ct値とウイルス分離には強い相関が見られた。 ・Ct値が35を超えると、ウイルス分離率は8.3%(2.8-18.4%)であった。 pic.twitter.com/Khknn1OI3f

2020-08-16 21:48:26
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influenzer @influenzer3

(発症日からの日数とウイルス分離率) ・有症状かつ発症日が特定できている176例から246検体が採取され、そのうち103例(42%)が培養陽性だった。 ・ウイルス検出率は発症日がピークだった。ウイルス分離期間の中央値は4日(IQR 1-8日、range -13~12日)だった。

2020-08-16 21:48:26
influenzer @influenzer3

・検出率は1週目が2週目よりも有意に高かった(74% vs 20%, p=0.002)。症状発現から10日後では6.0%(0.9-31.2)に低下した。 ・サンプル採取時に無症状だった13例はその後に発症したが、うち7例は培養陽性だった。回帰分析では培養陽性確率は症状の有無に関連しなかった。

2020-08-16 21:48:26
influenzer @influenzer3

・発症日からの日数と培養陽性率のグラフ。  発症後はウイルス分離率は急速に低下し、10日を超えるとほぼ0%に近くなります。  95%信頼区間は大きいですが、発症10日前でも高率にウイルスが分離できるというのが驚くべき結果かと。 pic.twitter.com/ImAzTz4wdL

2020-08-16 21:48:27
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influenzer @influenzer3

(年齢と性差について) ・16歳未満のデータは含まれていないが、今回の検討では年齢によるCt値(p=0.12)、ウイルス分離率(p=0.63)に有意差はなかった。 ・無症状の割合は81-100歳を除いて、年齢間で差はなかった。性差もなかった。

2020-08-16 21:48:27
influenzer @influenzer3

・80-100歳で無症状率が上がるというデータについては、考察内で言及されていますが、サンプリングの段階でバイアス(老健施設からの採取)の可能性があります。 pic.twitter.com/7CxBHGiCDY

2020-08-16 21:48:27
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mm @tyonarock

Virus culture was attempted from 324 URT samples (from 253 cases) that tested positive for SARS-CoV-2 by RT-PCR. 培養陽性とCt値の関係 培養陽性期間 eurosurveillance.org/content/10.280… pic.twitter.com/oEoukP23h4

2020-08-17 19:08:44
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mm @tyonarock

SARSCoV2 症状発現前後とCt値、培養陽性の関係 eurosurveillance.org/content/10.280… 実際、こんなもののような気がする。 症状発現前の感染性が強い。 pic.twitter.com/hrqtJeli6l

2020-08-22 23:41:45
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さと う🌛 @mebaruhirame

Ct値とコロナ① 有症状の初期でもCt40はある。 上気道 Upper respiratory tract (URT)  semiquantitative RdRp gene, England, January–April 2020 (n = 754)425人の有症者 eurosurveillance.org/content/10.280… pic.twitter.com/xSqXHsOX3D

2020-10-13 17:12:11
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さと う🌛 @mebaruhirame

Ct値 ② ウイルス培養 Ct35でも5/60が培養可能 324 URT samples (from 253 cases) that tested positive swabbing 感染日不明 Virus propagation was successful from five of 60 samples with Ct > 35; all five were from symptomatic cases and none had severe illness. pic.twitter.com/o1qjPWZJV7

2020-10-13 17:24:53
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さと う🌛 @mebaruhirame

Ct値 ③ 図3 246 samples from 176 人 発症日既知 103 (42%) samples from 81 人は培養可能 発症10日後には6.0% 発症日に無症状の 13 人はサンプリング14日目までに までに発症し、presymptomatic。 内7人は、培養可能。 whom seven were culture-回帰分から、presymptomatic は、発症中は培養可 pic.twitter.com/YkAD3TB5pt

2020-10-13 17:49:05
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さと う🌛 @mebaruhirame

Ct値 ④ 半数以上(n = 130, 53%) 、 (91 人から) は、 発症後7日以上経過してから受け取る and 21% (27 samples from 18 人) は培養可能。 91人は、ひどい症状や免疫不全はなかった。 これら late culture-positive samples (25/27) は発症後 8 and 10 日に採取

2020-10-13 18:01:55