都内からカナダへ避難、その後移住を決めた自分のまとめ

飛ばない帽子 @thou77angis

５．仕事は生きるために必要。だけど仕事の為に生きているわけじゃない。そういう当たり前の考えがちゃんと染み付いてるんだろうな。それと、日本と大きく違うのは家族との時間の過ごし方。日本だとだいたい中学生位になると親と一緒に出かけるのが恥ずかしいような風潮ないですか？私はそうでした。

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６．欧米すべてがそうなのかもしれないですが、家族と一緒に過ごす時間が日本のそれとは全く違う。イースターとか感謝祭とかクリスマスとか必ず家族でディナーというのが多いしね。自分が子供をもって、こういう風に子供を育てたいって本当に思うようになりました。自分はそういう子供じゃなかった。

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７．自分の子ども達が昔の自分みたいにならないように、だってそうなったら寂しいもん、というのが本音ですが、それひとつとってもやっぱり日本よりカナダの方がいいなと思える。自然も多いし空気は美味しいし人は穏やかだし。冬は異常に寒いし物価は高いし日本食材あんまり無いけど。。

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８．と毎日一生懸命カナダのいい所ばかりを見るようにしてます。何の災害も無いときに自分たちできめて出てきたわけじゃないので、心の整理がついてないのが正直なところ。でも後ろばかり振り向いて悲しがっても仕方ないので前を向いて行こうと思う今日このごろです。 長々と失礼しました。

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子ども達はまだ幼いということもありますが、こちらに来てから「日本の家に帰りたい」とか「◯◯ちゃんと遊びたい」など一度も言ったことがありません。妻になんでだろうね、と話したところ、「子供は今この瞬間だけが全てで、後ろを向いたりずっと先のことを考えたりしていないんだよ」と。

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大人になるにつれ、考えなくちゃいけない事が増えていくのでいつまでも子供のようにはいられないですが、子どもから学ばなくちゃいけない事も多い。今、目の前にある事に精一杯生きて、その瞬間を心から楽しんでいる、子どものような生き方をしている人が一番幸せかもしれませんね。

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物価１．こちらの物価は日本のそれとほぼ同じだと思います。ただ、何もかも量が多いので払う金額は多い。例えばオレンジジュース4リットルで8ドルとか、牛乳4リットル4ドルとか。牛乳一本買うのに4ドルと考えると高いですが4リットルですからね。１リットル２ドル。決して高くない。

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物価２．日本でコストコにいったことがある方ならイメージが付きやすいかと思うのですが、ひとつが高いけどそれなりに量が入ってるからまぁそれなりに安いかな、という程度。どこのスーパー行ってもコストコだと考えればよいかと思います。4リットルの牛乳なんてアホかと思いましたけど。

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物価３．高いと思うのはペーパー類。トイレットペーパーやキッチンペーパーは日本よりもおおよそ３〜５割くらい高い。ただセールの際は値段が大きく下がる場合もあるのでうまく広告などを見て買い物すれば日本と変わらない位で買えます。

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物価４．外食は総じて日本より高いです。日本のような牛丼一杯250円や、うどんひと玉100円なんて桁外れに安い食事はできません。ちょっとお腹すいたからコンビニに行っておにぎりというわけにもいかないですからね。便利さを求めたら日本にはかないません。

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治安１．カナダの治安はよいです。ただどの街にも危険な地域、犯罪の多い地域はあります。そういうエリアをきちんと理解して行動していれば犯罪に巻き込まれることは少ないと思います。治安に関しては日本は非常によいので、日本と同じ感覚というのは通じないのが実情です。

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治安２．以前この街に来た際、妻が一人で街を散策した事がありました。そのエリアがあまり安全ではない地域だったらしく、後から現地の友人にその事を話したら「俺だって一人じゃ怖くて歩けない」と言われたことがありました。何もなくて本当によかったですが、やはりそういう地域はあるのが現実です。

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公園１．東京の自宅の周辺には本当に公園という公園が少なくて、大きい公園に行くには遠出する必要があったけど、やっぱりカナダ、土地が広いからかいたる所に公園があります。大抵が公園と学校は隣接していて、学校の生徒でなくても誰でも入っても大丈夫なようになっているので、自由に遊べます。

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公園２．公園大好きな子ども達にとっては本当にいい環境のようで、日本にいた頃以上に楽しいってのもやっぱり日本を思い出さない理由の一つなのかなと思います。公園で遊んでいる現地の子たちとも、言葉は通じないにしてもよく遊んでます。

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言葉１．子供の英語力の上達速度はすごいです。４歳になる長女なんてもう自分より発音いいのではと思うほど。この子は天才じゃなかろうかと思ってしまう時もありますが、子供はみんなそうなんでしょうね。やっぱり言葉というのは小さいうちに身につけるのが一番ですね。習うより慣れろ。

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言葉２．２歳の次女も、新しく覚えていく単語はほぼ英語。ちょうちょ、じゃなくてbutterfly。バタフライ、じゃなくてbutterfly。聞こえたとおりに発音。英語が勉強になってしまう前に英語を覚えていくってどういう感覚なんだろう。まったく羨ましい。

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言葉３．なので、子供の英語力に関しては全く問題だと思ってません。これから幼稚園に入るようになれば、さらにどんどん上達していくだろうと思います。た問題なのは日本語。会話は私たちが居るので問題ないですが、読み書きは私たちが教えなければなりません。どうやって教えたらいいのやら。

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気候１．私がいるウィニペグという都市は、冬は異常なほど寒いです。真冬であれば最高気温がマイナス20度とかいうほどです。ただ、その分防寒はしっかりしていて、どこの家に行っても家は暖かすぎるほど暖かい場合が多いです。北海道もそうだと聞きましたが、外は寒くても家の中ではTシャツです。

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気候２．冬は長く厳しいですが、夏は東京のそれとは比べものにならないくらい過ごしやすい。カラッとしている日が多く、日差しの下にいると暑いですが、日陰にいると涼しい。こういう気持ちのいい夏は東京じゃ味わえないなぁと夕食後に庭で子ども達と遊びながらつくづく感じています。

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気候３．もうひとつ夏の良いところは、日が暮れるのが遅いということ。今の時期、１０時過ぎまで明るいです。夕飯を食べて、子供たちとオフロに入って、寝かしつけてもまだ外は明るい。それに涼しい。やることは同じでもなんとなく夏が余計に楽しく感じます。その分暗くなったらすぐ寝る時間ですが。

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今日、カナダ労働局から雇用許可が降りました。通常4~6週間かかるそうなのですが、3週間でおりたのでもしかしたら日本の今の状況を理解してくれたのかもしれない、と会社の人も言っていました。あとは日本のカナダ大使館に就労ビザの申請をするだけです。あともう少し…。

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１．原発事故が起きた当初は政府の発表を信じてすぐには動きませんでした。健康に被害の出るレベルではない、チェルノブイリと比べたら大したこと無い、避難の必要はない。事故直後から「すぐに家族と逃げてこい」と言ってくれていた友人にも最初は笑って「そんなレベルじゃないって」と言ってました。

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２．ですが、1週間後くらいから「もしかしたら」と漠然に思い始め、ネットで情報を調べてみると、どうやら政府が言っていることは正しくないのではというような考えを持つようになりました。そこで、いつでも避難出来るようにと子ども達のパスポートを申請したのが3月25日くらい。

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３．パスポートを申請後もまったく状況はよくならなかったので、結局3月末にはカナダへの避難を決意、飛行機のチケットを購入しました。ただ、その際はあくまでも短期の避難という気持ちでした。 カナダに来てからも情報はネットやこちらのテレビで調べ続けましたが、全くよくなる兆候がありません。

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４．そんな中、チェルノブイリ事故当時ポーランドに住んでいた家族と話す機会がありました。ポーランドはチェルノブイリから600キロくらい離れているようですが、それでも事故直後にヨウ素が政府から配布されたり、その当時につくっていた作物は全て土の中に埋めるよう指示されたそうでした。