大河ドラマ的な『枕草子』、映像記録者・清少納言 ~片渕須直監督の話

2020/8/15~8/16前後の片渕監督のツイートを中心に収録。
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片渕須直 @katabuchi_sunao

アニメーション映画監督 『つるばみ色のなぎ子たち』

https://t.co/2X95U319LY

片渕須直 @katabuchi_sunao

次回作、最初も真ん中もすっとばして、いきなりラスト付近の絵作りの構想ができてきた。これを画にするために何をどんだけ調べなくちゃならないのだか。#片渕次回作

2019-08-30 18:59:29
片渕須直 @katabuchi_sunao

今はもう、「この世界の片隅に」より多くなっちゃってて。 #片渕次回作 twitter.com/analogfan/stat…

2019-08-30 20:21:07
たじま @analogfan

#片渕次回作 2017年12月の時点で「次回作の資料がダンボールですでに7箱」というツイートがありました。

2019-08-30 20:02:35
片渕須直 @katabuchi_sunao

合間を見て、ちょっとした量の平安時代の書き物を、あらためて現代語訳し直してみる日々。辞書首っ引き。 ニュアンスをもっと知りたくて。 "The Clever Princess"を訳し直してみたときよりずっと量が多く、しかも一種類の本だけではすまないし。 #片渕次回作

2019-10-11 07:51:14
片渕須直 @katabuchi_sunao

「枕草子」なんて、ハイコンテクスト過ぎて、あれだけ読んでも、何がなんだか。 #片渕次回作 twitter.com/ramny/status/1…

2019-11-16 20:57:11
ラムニー @ramny

あれ?枕草子だけでなく、さらに他の題材も扱われるのか #片渕次回作

2019-11-15 11:54:22
片渕須直 @katabuchi_sunao

せっかくなので、このタイミングで、次回作イメージ。 #片渕次回作 pic.twitter.com/6I49OasuBj

2019-12-23 17:15:43
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片渕須直 @katabuchi_sunao

アヌシー国際アニメーション映画祭のホテルに大量に平安時代の資料を持ち込んだのが、2017年6月。 でもその前に、京都国立博物館で『マイマイ新子と千年の魔法』の野外上映をしたときに、舞台挨拶で清少納言の京都のことを喋ったのが、2013年7月。 もう構想7年以上になっていたとは。 #片渕次回作

2020-08-01 11:12:43

大河ドラマ的な『枕草子』

bn2 @bn2islander

あ、この紫式部と清少納言評すごく面白いな。本質をえぐってる気がする yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opini… pic.twitter.com/KuJvHaZqSa

2020-08-15 21:25:24
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bn2 @bn2islander

この下りは片渕監督の次回作を考える上でも重要な話だと思う(気がする)yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opini… pic.twitter.com/MzMoRHiWlL

2020-08-15 21:28:54
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片渕須直 @katabuchi_sunao

ん? 枕草子を映画化するとは一言も言ってないのだけれども。 twitter.com/bn2islander/st…

2020-08-15 22:32:52
bn2 @bn2islander

@katabuchi_sunao 次回作が何かは明確にはわからないのですが、監督が語っている事を鑑みるに重要な観点かなと思った次第でした。

2020-08-15 23:30:13
片渕須直 @katabuchi_sunao

@bn2islander 「枕草子」が読解に思索を要するのは、当時の人たちが共有していた文脈を、我々には見当つかなくなっちゃってるからなんですよね。その文脈を再構築して当時の人たちと同じ平面に立ってその世界を眺めてもらおうと、これから映画を作るわけです。

2020-08-15 23:51:19
片渕須直 @katabuchi_sunao

@bn2islander その辺は、「この世界」と同じです。我々が用意するのはタイムマシンなので、あとはそれに乗っていただきさえすれば、というところでは。

2020-08-15 23:54:40
bn2 @bn2islander

@katabuchi_sunao ありがとうございます。時代を越えて心を通わせることを楽しみにしています

2020-08-15 23:57:58

片渕須直 @katabuchi_sunao

昨日見せてもらった「『枕草子』は読解に、思索を要求し」という文のことはまだ頭に引っかかっています。清少納言という人はきわめて視覚的な人で、同僚からも「あんたくらいよ、そんな人が来てるものが何色と何色の重ねだったのかそんなに見てるのって」といわれている。その人が、

2020-08-16 06:35:02
片渕須直 @katabuchi_sunao

その時自分の目に入った情景を、見たままにぽんと投げ出すように提示しているのが『枕草子』の各文なのであって。足らないのは、そこで表されているはずの情景を視覚像に変えられるだけのイメージの源であったり、さらにその背後にあった、清少納言たちにとってはまったく普通のことだから語るまでも

2020-08-16 06:37:53
片渕須直 @katabuchi_sunao

なかった「その当時」そのものを思い浮かべられるだけのこちら側の知識だったりするだけなのではないかと。 これまでに行われてきた国文学的解釈の中では、そうしたものが意外にも忘れられがちみたいに見えるので、自分で補わなくちゃなあ、と思って色々集め直しているところだったりするのです。

2020-08-16 06:42:47
片渕須直 @katabuchi_sunao

でもそれは「思索」「哲学」とは違うんだよなあ、と思ったり。

2020-08-16 07:46:56
片渕須直 @katabuchi_sunao

「枕草子」を読む上で大事かも知れないのは、意外にも例えば 大河ドラマに求めるようなストーリーへの興味なのではないかと思ったりしてしまうのです。 かなり、通俗的な物語だと思って接することが出来るものだし、そうやって見えて来るものは、かなりおもしろい。通俗的に。

2020-08-16 08:14:12
片渕須直 @katabuchi_sunao

ただ、あまりにも多すぎるエピソードが述べられないまま、伏せカードのままになってしまっている。

2020-08-16 08:15:11
片渕須直 @katabuchi_sunao

登場人物だって色々工夫して通俗的におもしろくキャラ立てして描かれてるし。 あれを通俗的でおもしろい「物語」だと思って読まないのは「もったいない」。

2020-08-16 08:30:14