2020年上半期に読んだバンドデシネ(等)まとめ

2020年上半期に読んだバンドデシネ(フランス語圏漫画)など紹介のまとめです。フランス産MANGAや他のヨーロッパ圏作品の仏訳ものなども。
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ty @te_igrec

“Klaw” 1巻 作画のJurion Joëlさんに2019年のBD Boum会場でサインもらいました かっけえ pic.twitter.com/UDHiMCUZgQ

2020-05-06 20:15:11
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ty @te_igrec

“Klaw” 今後登場すると思われるライバル獣人たちの外見と能力が先に公開されていて、ブチ上がるなあ pic.twitter.com/PM7SDxzgV3

2020-05-06 20:17:13
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ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Darlot, Pilet “Ninn”4巻 パリのメトロを軸にして、そこから繋がる異世界と現実との時空間を跨ぐファンタジー的冒険もの。都市伝説で語られる「黒の路線」「遥か彼方の地」とそこに眠る歴史と陰謀を追い、孤児であった主人公のルーツと、かつて起こった悲劇の真相を辿る pic.twitter.com/olIFC2ve2T

2020-05-06 20:20:48
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ty @te_igrec

“Ninn” 地下鉄網には隠れた異世界への扉があり、そこには知られざる歴史が秘められていた… という内容にピンとくるような、確実に一定いる地下世界好きにはたまらないバンドデシネです メトロの通常人が立ち入れない部分もガチの取材で描いているらしく、そういう観点で読んでも極めて面白い

2020-05-06 20:23:14
ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Costes, Karensac “La soutenable légèreté de l’être” 存在の耐えられる軽さ、という題。腹痛に悩み手術をした経験を軸に作者の過去を振り返る自伝ものなのですが、まー品性が下劣で面白い 不安定さ、素行と性格の悪さ、家族のダメさを描く透徹した露悪の視線が心地いい pic.twitter.com/7wnv3HwcBr

2020-05-06 20:29:00
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ty @te_igrec

“La soutenable légèreté de l’être” かかとの角質をはいで「一枚いる?」とか聞いちゃう ウンコネタが繰り返される 病室で当然の権利のようにタバコ吸いまくる 注意されても基本居直る など、一歩間違えば不快な要素多いので人は選ぶ 自分のダメさを堂々と描くのは一つの立場としてアリだとは思う

2020-05-06 20:31:59
ty @te_igrec

“La soutenable légèreté de l’être” 作画のKarensacさんに2019年のBD Boum会場でサインもらいました pic.twitter.com/i53fpscD3a

2020-05-06 20:33:37
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読んだ #バンドデシネ の紹介 Annie Jay (原作), Carbone, Adragna "Complots à Versailles" 同名小説のバンドデシネ版、だそうです。 出自不明の少女(*)と、その保護先で友人となった貴族の娘の2人が主人公。ルイ14世統治下、ベルサイユ宮殿で蔓延る陰謀を社交界の表と裏から解決していく物語 pic.twitter.com/doMW8AvhGR

2020-05-17 12:02:54
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ty @te_igrec

"Complots à Versailles" * ネタバレになりますが、主人公の出自は1巻で即明かされます 実はどこぞの高貴な家の末裔だったとかなんとか… 骨折した幼児を前に母親が「6歳から働きに出すつもりだったのに」とか嘆く容赦ない時代考証もあって楽しい

2020-05-17 12:11:56
ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Anne-Marie Desplait-Duc(原作), Seiter, Goust "Les colombes du Roi-Soleil" 1巻 同名小説バンドデシネ版。太陽王ルイ14世統治下のフランスで、聖ルイ王立学校(寄宿女子校)で教育を受ける4人が主人公。それぞれ秘密と野心を抱え、広い世界に旅立つことを目指す話の1巻 pic.twitter.com/sOsUwMooDt

2020-05-17 11:17:25
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ty @te_igrec

"Les colombes du Roi-Soleil" 1巻では話が始まったばかりでなんとも評価し難く、作劇も人物の内心描写に軸を置いているため原作を知らないとやや読みづらいかもしれない シャープな線で精緻に、しかし抑制された調子で、かつ的確に描かれた絵が美しい 漫画絵とはかくありたいという見本です

2020-05-17 11:22:24
ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Lupano, Cauuet "Les vieux fourneaux" 4巻 売れてるらしい。社会の一線を退いて久しい老g…老人たちの繰り広げるスラップスティックな、しかし社会性に根差したコメディです。環境問題等における負の遺産的な物事への痛烈な皮肉、ままならない悲哀などを笑いと共に描く pic.twitter.com/26PAWGELmC

2020-05-17 11:30:40
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ty @te_igrec

"Les vieux fourneaux" テーマ自体は有り体に言って説教臭くなりがちなところ、主人公たちやその周辺が繰り広げる厄介老害パワーと、誇張されたユーモラスな言動でバランスよくギャグに昇華されて面白いんですよ あと漫画的にも凝った表現(コマ割など)が多くそういう面でも見どころが多い

2020-05-17 11:33:34
ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Gijé, Carbone "La boîte à musique" 2-3巻 日常と別世界が行き交うタイプの異世界ファンタジーな冒険ものです。絵がいい。形見のオルゴール(的なオブジェ)の中に異世界への扉があり、そこで亡き母の知人らしい異世界人たちと親交を深め、次第に世界の秘密に…という物語 pic.twitter.com/VWJVqu8WSW

2020-05-17 11:40:42
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“La boîte à musique” 2019年のBD Boum(というフランスのバンドデシネ系イベント)で企画展やってました pic.twitter.com/AbXGqCbcmV

2020-05-17 11:47:59
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読んだ #バンドデシネ の紹介 Jenny "Comme un garçon" 3巻 ひょんな事から(?)、男に扮し男子寮で過ごす羽目になった女の子が主人公のコメディ。アダルトな表現も 性別「らしさ」とは、というテーマがほんのりありつつも、男装時に女子から好かれたり、女装男子も出てきたりカオスで楽しいのだ pic.twitter.com/1tg5s2Vr9J

2020-08-26 18:59:17
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ty @te_igrec

読んだ #バンドデシネ の紹介 Henrionnet, Mathou “Et puis Colette” 突然すぎる姉の訃報、遺産の相続、そしてなによりも残された姪の引き取りに直面し、日常に埋没していた主人公(独身)の人生は否応なく転換を迫られる…という、どうしようも無い人生の一場面を温かくも淡々と綴る物語 pic.twitter.com/MlMrQq8xOU

2020-08-27 23:17:41
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ty @te_igrec

“Et puis Colette” 砂を噛むように飲み込み難い状況を描きつつも、最後はきちんとなんとかなりそう、で終わる  劇的な描写は無いものの読んでいて心温まる話でした 絵も柔らかで好もしい なお筆記体が日本人の自分には激烈に読みづらかった pic.twitter.com/TYtzljyU0T

2020-08-27 23:28:01
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