某所のつぶやきまとめ

つぶやきまとめ
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Hoso🐌 @MasakiHoso

「新しい命題」の発見を目指すのが科学。それ以外は技術(注:ただの持論)。じゃあ「生物多様性を理解する」っていう命題は科学の範疇?科学でも技術でもない?じゃあ何?エンターテイメント?文化?かっこいいけど実体のない命題という可能性も。

2011-07-07 05:18:16
Hoso🐌 @MasakiHoso

「未知の命題」は、「いまホットな、多くの研究者が従事している命題」から生まれて然るべきだけど、それは自明だろうか?

2011-07-07 05:19:50
Hiroyuki Kakui 角井宏行 @kakuni1113

僕は植物主体で、農学と理学の研究室を行き来していた者ですが、こんな意見が印象的でした。農学の人「理学の人たちって、生命の根源ってなに?みたいな命題に迫れる研究をしていてうらやましい。これぞ科学の本質だよね...」(続く) @MasakiHoso

2011-07-07 05:48:04
Hiroyuki Kakui 角井宏行 @kakuni1113

一方、理学の人たち「農学の人たちの仕事って、実用性が前提での研究だから羨ましい。誰かの役に立ってるって事でしょ。うちらは、ただの興味がテーマの動機だから、何の役にも立たない可能性があるんだよね...申請書にはそれっぽい事書くけども」それぞれジレンマを持っているようで興味深いです。

2011-07-07 05:54:24
Hoso🐌 @MasakiHoso

お返事ありがとうございます。そこはそうですね。あと究極の命題が具体的(=役に立つという出口がある)なのか抽象的(=具体的な命題を発見する余地がある)なのか、という分け方もできそうです。 RT @kakuni1113

2011-07-07 06:03:55
Hiroyuki Kakui 角井宏行 @kakuni1113

@MasakiHoso こちらこそありがとうございます!いま役に立つ、というのとそのうち役に立つ可能性がある(もしくは「いま役に立つ」に役に立つ=波及効果がある)という分け方かなぁ。そういう意味では農学の研究って大体理学の知識あってのものなので理学と農学はいい共生関係なのかな。

2011-07-07 06:13:40
Hoso🐌 @MasakiHoso

@kakuni1113 そうですね。両輪なので、どっちも大事なことに変わりないんですけどね。僕がウンウン考えているのは、理学であっても既存の命題に向かって走っているだけなら本質的に違わないのでは、という疑問です。つまるところは程度の問題に過ぎないわけですけれど。

2011-07-07 06:21:32
Hiroyuki Kakui 角井宏行 @kakuni1113

@MasakiHoso重ね重ねありがとうございました。正直僕はHosoさんが何を考えているのか理解したとは言えなくて、自分のことだけ聞いてもらった感じです。もう少し学びます。ちなみに僕の後ろの席にK大時代Hosoさんと何かのつながりがあったK岡先生がいて色々教えてもらっています。

2011-07-07 06:53:51
柏山祐一郎 @chloropigments

生物多様性という言葉がちょっと奇妙で,本当のところ「多様さ」ですよね。RT @MasakiHoso: 「新しい命題」の発見を目指すのが科学。それ以外は技術(注:ただの持論)。じゃあ「生物多様性を理解する」っていう命題は科学の範疇?@kakuni1113

2011-07-07 08:41:43
柏山祐一郎 @chloropigments

現在の多用さの理解は「生物多様化」「多様さのダイナミクス」と表裏で,結局,「生命(圏)の可塑性の理解」的なものが,理学的な命題としてこの先にあるんではないでしょうか。そこに,いろいろな具体的命題が連なっている気がします。RT @MasakiHoso: @kakuni1113

2011-07-07 08:43:47
Osamu Matsuda @omatsscb

@MasakiHoso 「多様さを理解する」って何でしょう? 多様なものを多様というだけでは芸術の範疇のような…。RT:「新しい命題」の発見を目指すのが科学。それ以外は技術(注:ただの持論)。じゃあ「生物多様性を理解する」っていう命題は科学の範疇? @chloropigments

2011-07-07 12:30:23
柏山祐一郎 @chloropigments

@omatsscb @MasakiHoso 「(現世の生命の)多様さを理解する」というのは,つまりなぜ地球上に現在のような生物の「多様さ(いろいろ解釈できる)」が存在するようになったか,現在の多様性はどのように環境応答して変化するのか,を理解することじゃないですか? 

2011-07-07 14:00:11
柏山祐一郎 @chloropigments

@omatsscb @MasakiHoso つまり「時間軸」を意識して始めて科学の命題になるのだと思います。個人的意見ですが。

2011-07-07 14:01:11
Hoso🐌 @MasakiHoso

@chloropigments @omatsscb Nothing in science makes sense except in the light of time? まるでDobzhanskyの言葉ですね。僕は、この先に普遍性のある命題があるだろうかと疑問に思っているんです

2011-07-07 15:43:19
Osamu Matsuda @omatsscb

@MasakiHoso @chloropigments 多様性というものがそれほど広い概念であるとすると、例えば「私は多様性の研究をやってます」と言ったところで、相手に通じるでしょうか。「生物学者なら誰だって触れているさ」との反応が返ってきそうにも思えます。

2011-07-07 16:04:46
Hoso🐌 @MasakiHoso

@omatsscb 「多様性」を「生態系」に置き換えた場合と同じ程度でしょうね。でも、それでまかり通っている気がします。20世紀は普遍性を追究してきたが21世紀は多様性だ、なんて叫んでる分子生物学者もいるくらいですから。それは命題じゃないだろ!という答えもひとつの正解と思います。

2011-07-07 16:16:59
奥山雄大(茨城県在住関西人) @yokuyama

@MasakiHoso @omatsscb 面白い議論で参加したいが時間が無いので1つだけ。「可能性」ってのはどうだろう。もちろん実際に生物が実現していること、という意味での可能性です。それは技術応用の可能性でもある。

2011-07-07 16:20:28
Hoso🐌 @MasakiHoso

@yokuyama @omatsscb それは資源あるいは技術という意味やな?つまり、生物多様性を扱う研究者は、必ずしも真理の探究者ではないということ。これはひとつの真でいいと思う。

2011-07-07 16:25:34
Osamu Matsuda @omatsscb

@MasakiHoso @yokuyama はるかに具体性を伴った言葉であると思います。私ももやもやしていたのですが、研究の意義を説明するには適切な気がします。多様性と言われると、権威ある言葉で相手を煙に巻こうとしている気がして、何となく警戒感を覚えてしまうのです。

2011-07-07 16:29:17
Jun Nishihiro / 西廣 淳 @jnishihiro

@MasakiHoso @yokuyama @omatsscb 横から失礼します。「私は多様性の研究をやってます」と言われたら、「なぜある場所は種数が多くてある場所は少ないか」みたいな研究をしているのかな、と感じます。多様性自体は科学の対象になるという意見として。

2011-07-07 16:32:31
Hoso🐌 @MasakiHoso

@omatsscb @yokuyama 「多様性と言われると、権威ある言葉で相手を煙に巻こうとしている気がして」というのは、まったくその通りと思います。 では、応用価値がある(かもしれない)から研究する、とみなが言うべきでしょうか。

2011-07-07 16:32:41
Hoso🐌 @MasakiHoso

@jnishihiro @yokuyama @omatsscb 種数の問題は科学の対象と思います。ですが、こういう場合、どうして私たち日本の生態学者は種数ではなく多様性と言ってしまうのでしょう?英語にはspecies richnessがあるのに。

2011-07-07 16:42:48
Jun Nishihiro / 西廣 淳 @jnishihiro

@MasakiHoso @yokuyama @omatsscb 推測ですが、単に種数だけでなく組成を含めたパターンも視野に入れているぞ、というニュアンスが込められるからではないですか?「個体数の研究」ではなく「個体群動態の研究」というのと同様に。ちなみに権威主義の問題は同感です。

2011-07-07 16:46:26
Jun Nishihiro / 西廣 淳 @jnishihiro

あ、さっきのツイート「組成」は「量」です。失礼。これから学生の研究相談なので離脱します。権威主義の問題あるからこそ、真摯に?多様性研究をしている人のことを考えてみたいと思いました。ご返信ありがとうございました。

2011-07-07 16:49:55