- kanata0954
- 2523
- 7
- 0
- 0
勝負に勝とうと思ったら、自分と相手を知ることと、ゲームのルールを熟知することが重要。「俺たちはすごい」と念仏のように唱えていれば勝てるというものでは無い。
2020-09-07 07:30:41中国漁業の泣き所は持続可能性であるのは事実だけれど、日本漁業も同じ問題を抱えているので、自国は棚に上げて他国を責める論法が通用するのは日本国内だけです。第三者から見れば、どっちもどっち。
2020-09-07 07:34:08日本がやるべき事は、国内問題で対応できるEEZ内の漁業の規制を導入し、持続可能な水産資源利用に切り替えることです。そうしておけば、欧米や他のアジア諸国と協力して、持続可能性という切り口で、中国を牽制していくことができます。
2020-09-07 07:36:55欧米の中国に対する風当たりが強くなってきているので、この機につけいりたいところですが、WCPFCにせよ、ワシントン条約にせよ、日本は漁獲規制に反対する抵抗勢力と見なされているのが、ネックですね。
2020-09-07 07:39:53今、世界ではブルーエコノミー(持続可能な海洋開発)が注目されています。持続可能な開発とはなんぞやという議論が行われているので、これをリードして自国に都合が良い方向に持っていきたいところですが、日本はほぼ関与しておらず、欧州やアフリカで議論が盛り上がっています。
2020-09-07 07:43:03日本のシンクタンクとなっている霞ヶ関が縦割りなので、外務省、国交省、農水省、環境省などの思惑が一致せず、海洋について包括的かつ一貫した国家戦略を持つのが難しくなっています。
2020-09-07 07:45:34水産に関して言うと、日本は負けるべくして負けてきたし、漁場を失うべくして、失ってきたと思っています。そして、現状を維持するかぎり、これからも負け続けて、失い続けるでしょう。
2020-09-07 07:47:21@katukawa アフリカもヨーロッパも戦略の概念が成長しているんですね。 日本人は戦略を哲学として捉える文化がないんですよ。 アフリカは植民地だったので西洋の哲学と接触した経験が大きいと思います。 戦略を考えられない日本の文化では今後の世界に追いつけないでしょうね。
2020-09-07 07:51:51欧州とアフリカは立ち位置が違っていて、欧州は先進国の理論で従来の産業を持続可能な様式に変えていこうとしている。アフリカは、平等な利用を前面に出して、先進国からの支援を引き出そうとしている。日本としては欧州の動きに上手に乗っかりつつ、アフリカにもいい顔をしたいところ。 twitter.com/aLtrh3IpQEnXKN…
2020-09-07 07:54:35内閣府総合海洋政策推進事務局というのもあるけど、内閣府は各省庁からの出向者で回しているし、政権が変われば連続性も失われるので、規制改革などの一時的なプロジェクトには良いけど、長期的な一貫性を持った海洋戦略を統括するのは、人の面でも難しいでしょうね。
2020-09-07 07:59:09海洋の利用は漁業に限らず、自然エネルギーや海底鉱物資源利用など、様々な領域で持続可能性を軸とした国際的な規範作りが進んでいます。日本も国としてどのような方向を目指すかというビジョンを固めた上で、議論に参加するべきなのですが、残念ながらその方向に動けていません。
2020-09-07 08:01:43日本は、海洋国家であり、広いEEZを持っていて、規範作りに積極的な欧米と価値観が共有できる点が多い。アジアを代表して、議論に加わって影響力を発揮しやすい立ち位置なのに、それを活かせていない現状が残念。
2020-09-07 08:11:32