カリオストロの城、横から見るか縦に見るか

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夜の新幹線がガード上を駆けていく元、『カリ城』の「怖いか？」「いいえ」の時にこそイマジナリー・ラインを越える演出をすべきだったのではないか、しかしどうコンテを切ったらいいのだろう…と無益の極みなことを考え続けたのですた。 画面の固有ベクトルが→が↑に代わるの。 pic.twitter.com/ip4mfgNkbW

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目線が下ですよね。つまり画面の固有ベクトルがすでに→から↑になっています。 pic.twitter.com/yb6ECRJpz3

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追っ手の皆さん。目線は上。そう、ベクトルは↑。（先の二人は下を向いていますが、↑のマイナスと考えれば画面ベクトルは↑なのです） pic.twitter.com/9wauNtJFmM

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映画全体では、画面のベクトルは「←」です。旧・大公邸より時計塔を経由してローマ水道を渡って、伯爵の城に向かう…これがルパンの潜入ベクトルだったし。 ← pic.twitter.com/L5qYiJ5a9P

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姫様の取ってローマ水道を駆けていくときは→に向かうわけですが、←のマイナス方向ですね。帰路だから。 しかし実際の画面は、どういうわけか←のプラス方向に走っています。イマジナリー・ラインを越えてしまっています。演出としてあまり好ましくない。

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制作スケジュールがどんどん厳しくなっていく状況下、現場を回しながらコンテを出していく。監督も焦っていたのだと思う。時計塔に潜入後、ふたりが↑に逃げることはすでに予定されていて、それでローマ水道を駆けていくとき頭のなかはすでに「↑」になっていて、イマジナリーライン越えを見落としたか

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