Bf110ストライカーユニットの情報量
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ハイデマリーを書く 完成編 | shinhaisyoku #pixiv http://t.co/ZGEMgOfこれを見ながらだと話が分かりやすいかと思います。
↓実機の三面図↓
http://en.valka.cz/attachments/3588/Bf_110_G_3D_view.GIF
参考にどうぞ。
Pixiv上にフミカネ氏が投稿されている「ハイデマリーを書く」ですが、あの一枚から読み取れる双発ストライカーユニットに関する「約束事」は意外と情報量が多く、先日友人に説明する機会がありました。備忘録を兼ねて此処にてTLへの負荷をお許しください。
2011-07-05 20:00:52ここで例として挙げる事になるのは当然BF110になります。 元の機体が大型だと言う事もあって、全長は長めに設定されています。キャラクターの設定身長から推測して125~130cm程度だと思われます。
2011-07-05 20:01:02ストライカーユニットは単発機の場合、胴体(空冷エンジン機の殆どは胴体全体、液冷エンジン機は機首近辺)をイメージさせる意匠を採るのですが・・・
2011-07-05 20:01:28・・・双発機の場合、Do社の某戦闘機やフランスがWW2後に飛ばした機体の様な胴体にエンジンを2基積む場合を除いて主翼の途中に配置したナセルにエンジンを搭載する事になります。
2011-07-05 20:01:35その結果、ストライカーユニットの意匠をどこから持ってくるのか?と言う問題が生じるのですが、ここで明確な方針が提示されています。
2011-07-05 20:01:44ストライカーユニット本体は飽く迄も「エンジンを含むブロックである」として解釈し、エンジンを含まない胴体がナセル部に配されているのです。ナセル部の形状は若干ディフォルメしているものの可也忠実に胴体部の意匠を再現しており、尾翼は片側のみ再現しています。
2011-07-05 20:01:57BF110の場合、主翼は低翼であり、エンジンは主翼に貫通される位置関係(ナセルのほぼ中央を主翼が通る)となっています。ストライカーユニットはそれを反映しており、主翼は中翼配置=ストライカーユニット断面の中央近辺に配置されています。
2011-07-05 20:02:19但し殆ど全てのストライカーユニットと同様に下反角(飛行姿勢をとった時に斜め下に垂れた形状)を持ち、これはナセルユニットと本体の吸気口(又はオイルクーラー)のラインから読み取れます。ナセルユニットは主翼の下反角と平行に配置されています。
2011-07-05 20:02:38また、大型機である事を反映してか、主翼は大きな迎え角を持って取り付けられており、本体を見てもナセルを見ても、主翼の前縁とフラップ側は取り付け位置が大きくずれています。(前縁は上に、フラップ/補助翼側は下に)
2011-07-05 20:02:48こうした仕様の機体の場合、エンジンナセルは着陸脚の収納部位になる為にナセル下面が大型化しているものですが、ストライカーユニットのデザイン上の定義からもそれはあまり再現されない部分になります。
2011-07-05 20:03:09排気管の配置は在来型航空機のそれを踏襲しており、スピナー部(爪先側=後端)の水平面ラインより上か?下か?同一ラインかは合致しています。
2011-07-05 20:03:17以上の分析を元にkapitan_blackが描いた双発ストライカーAr240。
ラフ Ar240ストライカーユニット with 赤狐を使い魔に持つカールスラントウィッチ http://twitpic.com/5m03on
2011-07-06 20:33:37